GABACHOP〜あがんにゃな日々〜

趣味について、日記がてら。

ナオチャイCODED音まかす

2019年10月27日 | POP & ROCK
昨夜は、音まかすへ。



CODEDから飛び込んで来る音は、普通に聴いても楽しいけれど、意を決して隙間に頭を突っ込むと、深さと濃さに頭クラクラ。その隙を見計った、攻めのロックにバシバシはたかれ、意識がふわふわ、吸い込まれて行く快感に声が出そうになる。

一見グチャグチャな爆音なのに、耳に入ってくる時は、音のひとつひとつが明確で心地良くて、音ってのは大きい小さいだけじゃないんだなと。創りこまれた音の味わいと、体をビリビリ震わせる爆音の競演。

隣で一緒に見てたファン仲間が「風神雷神みたい」とツイートしていたのが言い得て妙。

病みつくよ、そりゃ。

そして、ナオミ&チャイナタウンズ。

発売されたてホヤホヤの新譜から12曲、収録順通りに全曲プレイ。ああ、この感覚、予習内容がまんまテストに
出て来た時の「よっしゃ」感に似てる。笑

初めて最前被り付きで味わったナオチャイは、4人のうち誰に目をやっても、一挙手一投足から発散される華から目が離せなくなった。

特にバリンさんのギター捌き。好きな音は、耳からだけでなく、視覚とシンクロさせると10倍たまらんくなるのだ。

まだ出会えて間もないし、不慣れな分、ノるタイミングにぎこちなさを省みる事もしばし。でも、今後の楽しさの伸びしろと思えば、むしろワクワク。

新たな出逢いに感謝。今後ともよろしくお願いします。

鈴木純也さんとスキマノザラシの磔磔2マンライブの感想【後編】

2019年10月15日 | スキマノザラシ
『10/14スキマノザラシと鈴木純也さんの磔磔2マンライブの感想【後編・全曲感想文】』

※多分に個人的な妄想と勝手な見立てが混在します。予めご了承ください。

先行はスキマノザラシ。

1.サイレン
お馴染みのハウリングを利用した(?)イントロの溜めが、京都銀行のCMくらい長かったのは、この2マンに対する気持ちの溜まり具合に比例してたんじゃないかなあ。

2.トネリコ
この曲、歌詞が好き過ぎて、いつも目を閉じて噛みしめるように聴いてしまう。サイレンで入ったスイッチを、程よくニュートラルにして、次の展開に備える。

3.千人の神様(仮)
個人的には『千人の神様が死んで、三匹の獣が走る』としてタイトルを把握してるけど、音源化されてないし、ミズカミさんの胸先三寸でどうとでも変わりそうなので(仮)にしとく。ラストやアンコールで流れる事が多いこの曲が、この位置で。サプライズではあるけど、今夜に限っては腑に落ちた感。

4.MC~月光
ブロダさんのベースが、いつもより太くクリアに聞こえたので、ここぞとばかりに味わい尽くす。何かがいつもと違ったのか、それとも単に座った席が定位置じゃなかったからスピーカーの具合が違っただけか。おなじみのコール&レスポンスで、客席側がやや迫力足らずだった気がした時、数秒だけ魂が長崎に行ってる仲間達の方を向いてしまった。

5.ジェット
月光アウトロから、どの曲のイントロに繋がるのかは、スキマノザラシライブ定番の楽しみ方。2019年度非公式オッズは、『蒼白の子供』1.3倍、『スネークリバージャンプ』2.4倍、『F#』3.5倍、『ジェット』5.4倍、『低音』40.8倍となっているのだけど(個人の肌感覚調べ)、1番好きなのはこの曲への繋がり方。何度聴いてもたまらん。

6.レンズ
ミズカミさんがMCで純也さんを褒めちぎりプレッシャーを最大限に与えた流れから、ラストのこの曲。ユメノツヅキでもお馴染みの曲だし、セッションでやるかと思ったけど、それはそれ。三線弾き語りで、ほぼ毎日歌ってる曲。

あれ、長尺の曲が一度もなかったぞ?…皆まで言うな。総ては仕組まれているのだ。

転換

そして鈴木純也さんアコギ片手に登場。※以下、洋楽に疎いので、カバー曲タイトルの正確さに自信なし。

1.ハレルヤ(カバー)
洋楽にオリジナルの歌詞を乗せたカバー。夢野カブさんとのユメノツヅキでも何度か見た曲。関係ないけど、別のイベントで早川岳晴さんもこの曲を歌ってたな。今度原曲を聴いてみよう。確か映画『ウォッチメン』のサントラに入ってたはず。

2.くさりかけのパイン
個人的に好きな純也さんの歌の特徴は、クリアな部分と濃厚な部分が、パパッと変わるのでなく、じわじわ捻れるように行ったり来たりする、多分語彙力的に誰にも伝わらないだろう、あの感じ。この曲はそれがギュッと詰まってて、個人的には象徴的な曲に思う。

3.たらちね(カバー)
京都まで車で来たけど、新幹線をキャンセルし忘れて悲しかったという切な面白いMCから、流れるように、純也さんのお兄さんのバンド、フラワーカンパニーズのカバー。好きな曲。純也さんのソロ音源にも収録されてて、何度も聴き込んでる。これも原曲聞いてみたい。

4.けむり
スキマノザラシのPeeweeさんが、先日のライブでストラップがはずれてアワアワしてて目が離せなかった、的なMCから、この曲。切ないんだけど、あたたかい余韻が耳と胸にいつまでも残り、ふわっと心地良い。

5.カントリーロード(カバー)
映画『キングスマン・ゴールデンサークル』のイメージが強過ぎて、マーク・ストロングが歌うシーンがチラチラと眼前にサブリミナルされて鬱陶しかったこの曲、それでも純也さんの歌詞がすごく刺さって来るので、おかげでほぼ快癒。

あれ、1番聴きたかった『天命尽キタ』は?…皆まで言うな、総ては仕組まれて(以下略)

ここで、スキマノザラシのミズカミさん登場。2人で1曲。

6.ふるさとのない人達
サンハウスのカバー曲らしい。勉強不足ですいません。サンハウス好きだからか、純也さんとやれるからか、なんだか嬉しそうなミズカミさんが印象的で、こっちまで嬉しくなる。

ここでスキマノザラシの残りの4人が登場。アコギからエレキに持ち替えた純也さんいわく、この6人で「スズキノザラシ」。個人的には「スズキマノザラシ」の方がしっくり来るけど、決めれる立場にないので、胸の中に閉まっておく。笑

以下スズキノザラシ。

1. Knockin' on heaven's door(カバーのカバー)
カバー元のバンドが復活したため、封印されていたこの曲が、このタイミングで 。…今夜は泣かないと思ってたんだけどね。また会えると思ってなかったから。

2.ロー
OHIO101の曲。オリジナルは3人編成で強烈にカッコ良いのだけど、6人バージョンの、しかもオリジナルメンバーの次にOHIO101の事を知り尽くした5人が加わってのこの曲は、鼻血どころの騒ぎじゃなかった。

3.天命尽キタ
そりゃやるだろ。やってくれるよ。それでもジュンスケさんがスティックを振り上げた瞬間、鳥肌が総毛立った。全力で歌った。

4.キングスネークブルース
サンハウスカバー。勿論初めて聴いたけど、カッコいいなあ。スキマノザラシにはライブを通じて色んなバンドを教わってるけど、そろそろサンハウスにも手を出してみるかー。

5.ぬすっと
サンハウスカバー。これは過去のスキマノザラシライブで何度か聴いていたので、耳馴染みありだったけど、純也さんとのWボーカルは、また違った味わい。

6.ギターギター
この曲に純也さんのギターが加わった様は、事前にしっかり妄想して、その都度ニヤニヤが止まらなかったけど、本物はやっぱりそれ以上。やっぱり主義を曲げて、思わずアンボイさんの手元を、1枚だけパシャり(添付画像)。約1名、浮き足立って歌詞を間違えてたけど笑、そうなるのもやむなしな、幸せが支配した磔磔のステージだった。

7.風の歌
この曲を、この6人で見たくて、待ち続けた2年間。この時ばかりは、スズキノザラシだけでなく、JUNJUNもステージにいた。他の曲では譜面を広げていた純也さんが、この曲だけはそれをとじてた。それが総て。言葉はいらないし、相応しい言葉も見つからない。ただ、思い出す度に、ただただ嬉しくなる。

そして、時間ぴったりで終了。

アンコールはなかったけど、きっと想定してなかっただろうし、これ以上見たいシーンも思いつかない。

この1日前、42歳の誕生日だった。最高の誕生日プレゼントをもらった気分。これまでの2年間の総括として、10月14日、京都磔磔にいれたことは、俺の息の根が止まるその日まで忘れないと思います。

相変わらずの独りよがりの垂れ流し、御拝読ありがとうございました。



スキマノザラシと鈴木純也さんの磔磔2マンライブ(前編)

2019年10月14日 | スキマノザラシ
OHIO101とそのギターボーカルの鈴木純也さんを知ったのは、2016年4月1日の十三FANDANGO。

その日の出演は、そのOHIO101とスキマノザラシ。あ、ガルウイングス(当時)のンダさんも出てたな。

勿論、スキマノザラシ目当てで足を運んだ。

事前にスキマノザラシのイトイガワさんとジュンスケさんが「OHIO101、めっちゃカッコいいから観といた方がいいよ 」と教えてくれてたものの、初見ではそこまでピンと来ず、フワッとスルーしてしまう。←あの頃の見る目のなかった自分を殴りたい

その後はしばらく縁がなく、イトイガワさんが自身のアコギソロライブでOHIO101の曲をカバーしてたのを聴いていた程度。

その後、旅立ったイトさんと入れ替わりに、純也さんが夢野カブさんのバンド、NO ENDやユメノツヅキに加入した事で、切れかけていた縁に再び芯が通る。

イトさんが歌っていた『天命尽きた』が収録されていると聞き、OHIOのアルバムを購入した所、これが鼻血が出る程カッコ良くて。なぜもっと早く気付かなかった。俺のバカ、バカ。

それから少し後、スキマノザラシが動かなくなっていた頃、2017年10月29日に山本将弘さん主催イベント『ドラムト』が開催。その名の通りドラマーが主役のイベントに、スキマノザラシからはジュンスケさんが、久々にファンの前に登場。

そのイベントの最後に、夢野カブさん、鈴木純也さん、ジュンスケさん達で、スキマノザラシの『風の歌』をセッション。もう二度とライブで聴けないかもと覚悟していた曲が聴けて、涙が止まらなかった。

ただ、このセッション、決まったのがあまりに直前で、準備期間がなかったらしく、若干演奏や歌にぎこちなさが見受けられた。勿論その場のお客さんの誰一人、そこを気にする人はいなかったし、演奏してくれただけで感謝しかなかったのだけど、純也さんは少し悔しそうだった。

そして時は経ち。スキマノザラシは再び動き出した。OHIO101や純也さんのソロライブも幾度と見たし、その都度好きになっていた。

満を辞して迎えた2019年10月14日。鈴木純也さんとスキマノザラシの磔磔2マンライブ。

名前が並ぶのを見ただけで、この2年が、いや、3年と半年の事が、頭の中でグルグル回る。引き摺る気持ちにケリをつけたいと心が叫んだ。

この日、長崎では、俺が大好きなバンドが35周年を飾るビッグイベントを開催。何を差し置いてでも駆け付けたかった。でも、心の叫びに従った。この日ばかりは磔磔に行かないと先に進めないと思ったから。

万感の想いと、ロックンロールへの期待、そして覚悟を胸に、名古屋出張から無理やり磔磔に駆け付けた。

(後編、全曲レポートに続く)



ナオチャイと地獄の季節

2019年10月06日 | 地獄の季節
仕事を終え、行きつけの大阪四ツ橋の美容院Mens Hair Brand Goldへ向かう途上、今夜ナオミ&チャイナタウンズが心斎橋CRAPPERでライブをやるとの情報をキャッチ。

…予定はタイトだけど、間に合うかな。うん、なんだか行けそうだ。

相変わらずの業前にて忍さんに髪をカットしてもらい大満足。そこからダッシュ10分でCRAPPERに到着。ぴったり開演18:30。相変わらずやれば出来る子。

勿論予約は間に合わなかったので、当日券で入場。案の定知ってる顔だれもおらへ…、いや、居た。この後近所のキングコブラでライブをやる予定の地獄の季節メンバーが御来場。4人が見守る中、ナオチャイライブがスタート。

レコ発だけあってこれでもかと新曲ラッシュ。つまり知らない曲だらけなれど、やっぱりナオチャイ、歌や音の耳触りがとことん気持ち良くて幸せになれる。

ひとつひとつの音がシンプルにメロディアス、なのになんだろこの芯に深く響く重さは。まるで七色の変化球にマサカリの斬れ味。村田兆治かよ。ロッテオリオンズ。

最初は後方で様子を見ていた他バンドのファンらしき方々が、グイグイとステージに吸い寄せられて行く姿が爽快で痛快だった。

もちろん新譜もゲット。この後出番のバンドの皆様に、心の中でゴメンなさいを言いつつCRAPPERから途中退席して、ここから徒歩3分のキングコブラへと向かう。

移転後初めて来たキングコブラ。以前の建物の数件隣の1F。天井も壁も真っ赤っか。ステージは扇型。

ドラムは一段高く中々の存在感。ステージ真向かいには大きな柱、それを避けるように客席が左右に広がる、ステージを頂点とした「へ」の字形。これが意外に見やすい。音は相変わらずで、耳に優しくない感じ。終盤目眩。

そんな中、いよいよ地獄の季節登場。前述の通り、ステージを頂点にした「へ」の字形の客席なので、自然とマッチョさん側にひとつ、ヒロミチさん側にひとつ、それぞれ別の客席があるようにも見える。前寄りの真ん中らへんに陣取ったけど、扇型のステージはメンバー全員がばっちり見えて良い感じ。

セトリは定番型なれど、音やパフォーマンスがうねうねとトグロを巻いていた。12月のワンマンに向けて仕上がりは上々。

耳に優しくないキンコブ流ノイジーパラダイスの中、あらためてミズカミさんのボーカルの存在感が圧倒的だった。なんであの中で歌が掻き消えないんだろう。

あくまで個人的な感想だけど、ヒロミチさんはゴリゴリ感が増していて、マッチョさんは前回よりムーブがややハードに見えた。場内に残る対バンのWOLF & THE GOODFELLASの全編ミサイルみたいな余韻の影響も少しあったかも。※素人感想です

カミグチさんも、ドラムは勿論コーラスも走っていて、ファン約2名の間で囁かれているボーカルデビュー説も現実味を増して来たような気がする。

見える。ナオチャイとのセッションで、カミグチさんが『愛してダーリン』を歌う姿が。

※あくまで個人的な感想と見解による物です。予めご了承ください。