GABACHOP〜あがんにゃな日々〜

趣味について、日記がてら。

アダルトな悩み

2006年10月29日 | 日記・コラム
 男には、毎日かかすことができないひとつの儀式があります。個人差はあれど、おおよそ各人中学生頃から起こる体の異変に伴い、だいたい1日に1~2回、多い人は3回以上することも少なくありません。僕なんかは、それを1日行わなかっただけで、もうイライラして悶々としてしまい、どうにも我慢できなくなってしまいます。また、それを行ったとしても、時には一度では足りない場合もあり、時間とともにムクムクと起き上がってくるそれを、丁寧に抜き続ける必要があります。まっこと、めんどくさいったらありゃしない。一番気持ちがいいのは、プロに処理してもらえれば最高なのだけど、一度にかかる費用も、安月給のサラリーマンにはバカにならず、仕方なく、家でもっぱら自己流で解決を試みる事がほとんど。

 前振りが長くなりました。まあ、どこをどう見てもヒゲ剃りの事なのだけど、これが本当に厄介なのであります。

 僕はもっぱら安全カミソリ派で、シェーバー(電気式)のものは使用しません。人よりヒゲが太いのだけど、量が少ないので、全体を一気に処理できるシェーバーより、1回1回を集中してできる安全カミソリの方が都合がいいのです。

 また、ヒゲの量が少ないということで、逆に、1,2本だけの剃り残しや、中途半端な剃り跡が非常に気になってしまうため(見た目ではなく、触わり心地が)、深剃りが必須ということもあります。

 僕のヒゲは、厄介なことに、少量のくせに太く、またそれに反比例するかのごとく、顔面の肌が弱い。そのため、処理前に蒸しタオルなどでじっくり蒸らす必要があるのですが、正直そんな時間も根気もないので、朝風呂をちょっとだけ長めに入り、肌とヒゲを柔らかくすることにしています。そしてシェービングフォーム。いわゆる泡。

 予断ですが、このフォーム、だいたいがスチール製の缶に入っています。これが、印刷面以外の部分がとても錆びやすく、風呂に置きっぱなしだと、そのサビがお湯に溶け流れ出し、タイルに染み付いてしまって、かなり難儀です。風呂に置かなきゃいいじゃん、と言われたらそれまでですが、このブログを見られたメーカー各社は、ぜひ御一考をお願いしたいしだいであります(絶対見ねえ)。

 じっくり蒸らした肌にシェービングフォームを刷り込み、いよいよ髭剃り開始。最近使っているのは4枚刃の「キレテナーイ」のやつ。他社のを使用したことがないので比較はできないが、まあ、ぼちぼちの使用感。基本的には、いわゆる逆剃りをします。ヒゲの方向に逆らって剃るのです。実際にはこの剃り方、かなり肌を傷つけているらしいけど、深剃りには変えられない。そのほかにも、肌をつまんだり、ひっぱったりしてヒゲを起き上がらせ、ザクザク処理していきます。

 剃り終わったら、薬用炭入りの洗顔フォームでゴシゴシ洗い(髭剃り後より前にしたほうがいいのかなあ)、すすぎます。風呂上り後に、すぐに保湿クリームを塗り、鏡に向かってポーズ&スマイルで完成。

 文章にすると、どうってことなさそうですが、これが本当に厄介なのです。どんなに丁寧に剃ったつもりでも、血がにじんだり、最悪の場合ニキビになったりします。また、傷がふさがるときに、ヒゲまで一緒に皮膚の下に閉じ込められてしまうことがあります。気にならない人もいるだろうが、僕にはこれが非常に気持ち悪く、発見するや、すぐさま針やハサミ、ピンセットで、少々荒療治をしながら取り除きます。結構血が出て、痛い。

 また、髭剃りの性能がいくら良くても、使用している人間の視覚などに限界があるため、どうしても剃り残しは出てきます。そのため、日に3度は鏡でチェック、常日ごろ持ち歩いているピンセット(毛抜き)でまめに処理をします。アゴやほっぺたなどの、比較的痛みの少ない部位は、ピンセット使用の処理を多用します。

 もうひとつ。安全カミソリ最大の難点は、替刃が高いことです。お徳用の8個セットで約2,000円。僕の場合、おおよそ1週間ごとに刃をチェンジするので、約2ヶ月分。1年だと12,000円にもなってしまいます。ああ、貧乏が恨めしい。

 女性にも、化粧という、とても大変な、見ていて頭の下がる作業があるのだが、これは自分にプラスとなる作業なので、まだ我慢しやすいかもしれない。実際、化粧が趣味の人もいるでしょう。しかし髭剃りは、して当たり前、しなきゃマイナスという、モチベーションの高めにくい作業なのです。髭剃りを趣味にしている人ってのは、あまりいないだろうなあ。

●大人の男のシェービング術
http://allabout.co.jp/mensstyle/midashinami/closeup/CU20050529A/


ELLEGARDEN

2006年10月28日 | POP & ROCK

 本日のおすすめはELLEGARDEN(エルレガーデン)のシングル『Salamander』

 インディーズバンドって奴あ、日本人のくせに英語詞で歌いたがる輩が多い。ロックやパンクってのは舶来ものなわけで、じゃあ演歌を外人が英語やフランス語で歌うっつったら…、いや、それはそれで見たいけれど、まあ演歌は日本語、ロックは英語と、それぞれのジャンルの母国語で歌うのが、そりゃしっくりくるわけで。

 やはり、どれだけ研鑽しても所詮は日本人が操る英語、どうしても違和感にまみれて耳に届くのは仕方のないところ。おかげで同じ日本人の僕にでも聞き取りやすく、歌いやすく、カラオケなんかでは重宝するのですが。

 そこでELLEGARDENです。いや、実際英語圏の人たちが聞いたらどうかわからんよ。わからんのだけど、少なくとも、素人耳には、このバンドの英語発音は、かなりのレベルに聞こえました。実際アメリカでもCD出したみたいだし、一度や二度聞いたくらいじゃ口ずさめねーもん(基準変?)。その存在感ある歌唱が効果的に説得力を生み出し、また、それが、愛だの夢だの並び立てたありがちなものとは一線を画すイカした歌詞と相乗効果を生み出し、三十路前のハートの若い部分にズビズバ突き刺さりました。

 世間的な人気も、恐らくはそこそこありそうで、たとえばカラオケなどでも、英語詞中心のくせして(日本語詞曲もあるよ)、数少ない「全曲配信アーティスト」の仲間入りを果たしています。オリコンのインディーズチャートでも結構すごい記録を出したみたいです。

 …こういう、世間的にも売れてるからおすすめですよ、という説明は、正直反吐が出そうで、我が身を削る思いで書き込んでいるのですが、これは、少しでもご来場の皆さんにわかりやすく伝えてやろうという、筆者の温情がにじみ出ている結果なのだけど、そういうことは自分から口に出すことではないと思うので、ここで言うのは控えます。

 ひとつ前のシングル『Space Sonic』も、恐ろしくキャッチーで、一度聞けばヘビーローテ入り間違いなし、かどうかは聞く人の好みにもよるのだろうけど、英語詞嫌い、ロック嫌いでない限り、けっこうな確率だと思うのですよ。

 だいたい僕のオススメするバンドっつーのは、世間的には中途半端な、うまくいってオリコン20位くらいを行ったり来たりに落ち着くバンドの場合が多いのだけど、エルレの今後は、間違いなくガッツンガッツンブイブイブイである、と断言します。未見の方は公式サイトのディスコグラフィーでPV公開されているので、ぜひ。







【公式サイト】
http://www.ellegarden.jp/

【公式サイト内のディスコグラフィー(試聴可)】
http://www.ellegarden.jp/discography.html




OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND

2006年10月27日 | POP & ROCK

 OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND。長い。

 オーバーグラウンドアコースティックアンダーグラウンド。カタカナにしたら、なおさら長い。

 でも、すんげえ、いい曲を奏でるバンドなのです。

 ジャパニーズロックシーンのカリスマ、BRAHMAN(ブラフマン)のTOSHI-LOWらメンバー4人と、スコットランド系アメリカ人MARTIN、パーカッションのKAKUEIの、計6人からなるアコースティックバンド。ラウドロック中心のBRAHMANと違い、繊細で穏やかな曲が中心で、使用する楽器もギター、ヴァイオリン、マンドリン、コンガ、ボンゴ、スティールドラム、ティンバレス、パチカなど振幅が広く、それが世界観の広がりとなって感じられます。ボーカルのMARTHINの歌声も、迫力と透明感が同居する、不思議な魅力で、じんわり響いてきます。



 写真はファーストアルバムの『OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND』。ひねくれマニアな僕が、深く考えずに誰にでもおすすめできる、希少な一品なり。

 2曲目『Dissonant Melody』は、かんなりカッチョええですよ。下のリンク先で試聴できるので、ぜひ。

【公式サイト】
http://www.tc-tc.com/o_a_u.html

【試聴できるサイト】
エキサイトミュージック
TOY'S FACTORY




日ハム優勝

2006年10月26日 | 日記・コラム

 いやあ、日本ハムファイターズ、素晴らしかった。なにが素晴らしいって、別に優勝したことや、新庄の流した涙なんかはどうでもよくって、ヒーローインタビューでの稲葉の発言に、「そうですね」という相槌が一度も出てこなかったことです。正直感動しました。

 以前のブログでも少し触れたが、僕がプロ野球ファンだった20年前から、そうでなくなった現在に至るまで、プロ野球選手は決まってインタビューのときに「そうですね」という相槌を打っていました。

インタビュアー「素晴らしいホームランでした」
選手「そうですね。ファンの皆さんの後押しのおかげです。」

インタビュアー「沈んでいたチームが浮上するきっかけの一打でしたね。」
選手「そうですね。最近貢献できずに歯がゆかったので、よかったです。」

インタビュアー「今後もこの勢いでの連勝、期待しています。」
選手「そうですね。このままの勢いで頑張ります。」

 インタビューを受ける選手の90%くらいが、ことごとく同様に繰り返す様は、小学生心にも、正直寒かったのを覚えています。

 しかし、そんな寒風吹きすさぶプロ野球界に、一人の男が現れました。新庄剛です。彼もやはり、そんな現状に危機感を覚えたのでしょう、テレビのインタビューで「俺は絶対“そうですね”を使わない」、と宣言、同時にチーム内でも罰金制度をもうけるなど、改革に乗り出しました。結果、最近ネットでの噂によると、日ハムの選手のインタビューが洗練されてきているといいます。そして今日、ついに、その“証拠”を、テレビを通じてこの目で確認することができました。ビバ稲葉、ビバ新庄。

 ここはひとつ、新庄が引退してしまった後も、このままの勢いで、プロ野球会から「そうですね」が完全に撲滅されることを、切に願う次第であります。





ヒトカラ

2006年10月25日 | 日記・コラム

 最近一人でカラオケに行く「ヒトカラ」なるものの話をよく耳に(というかネット上なので“目に”)するようになりました。たしかに、多人数で行くカラオケは、順番待ちがイライラするし、他人に気を使わなくてはいけないし、隣でタバコなんざ吸われた日には、そいつの髪をつかんで、目の前のテーブルに、頭蓋が元の形を成さなくなるまで叩きつけなくてはならなくて、精神的にかなり不衛生であり、そういう意味ではこの「ヒトカラ」は理にかなっています。好きな曲を繰り返して歌ったり、高いキーの曲の練習をしたりと、多人数ではできない自由さが魅力かと。

 だいたい、最近は、何をするにも、どこへ行くのも友人と行動したがる輩が多い気がします。そういう人間が、孤独力を鍛えるのにもいいんじゃないでようか。よけいなお世話か。

 で、僕はというと、誘う友達も、ひとりで行く度胸もなく、じゃあ車の中で、と思ったところで、車も持ってないので、携帯電話のカラオケを見ながら、ひとり寂しく口パクする毎日であります。

 あー、カラオケ行きたい。