男には、毎日かかすことができないひとつの儀式があります。個人差はあれど、おおよそ各人中学生頃から起こる体の異変に伴い、だいたい1日に1~2回、多い人は3回以上することも少なくありません。僕なんかは、それを1日行わなかっただけで、もうイライラして悶々としてしまい、どうにも我慢できなくなってしまいます。また、それを行ったとしても、時には一度では足りない場合もあり、時間とともにムクムクと起き上がってくるそれを、丁寧に抜き続ける必要があります。まっこと、めんどくさいったらありゃしない。一番気持ちがいいのは、プロに処理してもらえれば最高なのだけど、一度にかかる費用も、安月給のサラリーマンにはバカにならず、仕方なく、家でもっぱら自己流で解決を試みる事がほとんど。
前振りが長くなりました。まあ、どこをどう見てもヒゲ剃りの事なのだけど、これが本当に厄介なのであります。
僕はもっぱら安全カミソリ派で、シェーバー(電気式)のものは使用しません。人よりヒゲが太いのだけど、量が少ないので、全体を一気に処理できるシェーバーより、1回1回を集中してできる安全カミソリの方が都合がいいのです。
また、ヒゲの量が少ないということで、逆に、1,2本だけの剃り残しや、中途半端な剃り跡が非常に気になってしまうため(見た目ではなく、触わり心地が)、深剃りが必須ということもあります。
僕のヒゲは、厄介なことに、少量のくせに太く、またそれに反比例するかのごとく、顔面の肌が弱い。そのため、処理前に蒸しタオルなどでじっくり蒸らす必要があるのですが、正直そんな時間も根気もないので、朝風呂をちょっとだけ長めに入り、肌とヒゲを柔らかくすることにしています。そしてシェービングフォーム。いわゆる泡。
予断ですが、このフォーム、だいたいがスチール製の缶に入っています。これが、印刷面以外の部分がとても錆びやすく、風呂に置きっぱなしだと、そのサビがお湯に溶け流れ出し、タイルに染み付いてしまって、かなり難儀です。風呂に置かなきゃいいじゃん、と言われたらそれまでですが、このブログを見られたメーカー各社は、ぜひ御一考をお願いしたいしだいであります(絶対見ねえ)。
じっくり蒸らした肌にシェービングフォームを刷り込み、いよいよ髭剃り開始。最近使っているのは4枚刃の「キレテナーイ」のやつ。他社のを使用したことがないので比較はできないが、まあ、ぼちぼちの使用感。基本的には、いわゆる逆剃りをします。ヒゲの方向に逆らって剃るのです。実際にはこの剃り方、かなり肌を傷つけているらしいけど、深剃りには変えられない。そのほかにも、肌をつまんだり、ひっぱったりしてヒゲを起き上がらせ、ザクザク処理していきます。
剃り終わったら、薬用炭入りの洗顔フォームでゴシゴシ洗い(髭剃り後より前にしたほうがいいのかなあ)、すすぎます。風呂上り後に、すぐに保湿クリームを塗り、鏡に向かってポーズ&スマイルで完成。
文章にすると、どうってことなさそうですが、これが本当に厄介なのです。どんなに丁寧に剃ったつもりでも、血がにじんだり、最悪の場合ニキビになったりします。また、傷がふさがるときに、ヒゲまで一緒に皮膚の下に閉じ込められてしまうことがあります。気にならない人もいるだろうが、僕にはこれが非常に気持ち悪く、発見するや、すぐさま針やハサミ、ピンセットで、少々荒療治をしながら取り除きます。結構血が出て、痛い。
また、髭剃りの性能がいくら良くても、使用している人間の視覚などに限界があるため、どうしても剃り残しは出てきます。そのため、日に3度は鏡でチェック、常日ごろ持ち歩いているピンセット(毛抜き)でまめに処理をします。アゴやほっぺたなどの、比較的痛みの少ない部位は、ピンセット使用の処理を多用します。
もうひとつ。安全カミソリ最大の難点は、替刃が高いことです。お徳用の8個セットで約2,000円。僕の場合、おおよそ1週間ごとに刃をチェンジするので、約2ヶ月分。1年だと12,000円にもなってしまいます。ああ、貧乏が恨めしい。
女性にも、化粧という、とても大変な、見ていて頭の下がる作業があるのだが、これは自分にプラスとなる作業なので、まだ我慢しやすいかもしれない。実際、化粧が趣味の人もいるでしょう。しかし髭剃りは、して当たり前、しなきゃマイナスという、モチベーションの高めにくい作業なのです。髭剃りを趣味にしている人ってのは、あまりいないだろうなあ。
●大人の男のシェービング術
http://allabout.co.jp/mensstyle/midashinami/closeup/CU20050529A/
前振りが長くなりました。まあ、どこをどう見てもヒゲ剃りの事なのだけど、これが本当に厄介なのであります。
僕はもっぱら安全カミソリ派で、シェーバー(電気式)のものは使用しません。人よりヒゲが太いのだけど、量が少ないので、全体を一気に処理できるシェーバーより、1回1回を集中してできる安全カミソリの方が都合がいいのです。
また、ヒゲの量が少ないということで、逆に、1,2本だけの剃り残しや、中途半端な剃り跡が非常に気になってしまうため(見た目ではなく、触わり心地が)、深剃りが必須ということもあります。
僕のヒゲは、厄介なことに、少量のくせに太く、またそれに反比例するかのごとく、顔面の肌が弱い。そのため、処理前に蒸しタオルなどでじっくり蒸らす必要があるのですが、正直そんな時間も根気もないので、朝風呂をちょっとだけ長めに入り、肌とヒゲを柔らかくすることにしています。そしてシェービングフォーム。いわゆる泡。
予断ですが、このフォーム、だいたいがスチール製の缶に入っています。これが、印刷面以外の部分がとても錆びやすく、風呂に置きっぱなしだと、そのサビがお湯に溶け流れ出し、タイルに染み付いてしまって、かなり難儀です。風呂に置かなきゃいいじゃん、と言われたらそれまでですが、このブログを見られたメーカー各社は、ぜひ御一考をお願いしたいしだいであります(絶対見ねえ)。
じっくり蒸らした肌にシェービングフォームを刷り込み、いよいよ髭剃り開始。最近使っているのは4枚刃の「キレテナーイ」のやつ。他社のを使用したことがないので比較はできないが、まあ、ぼちぼちの使用感。基本的には、いわゆる逆剃りをします。ヒゲの方向に逆らって剃るのです。実際にはこの剃り方、かなり肌を傷つけているらしいけど、深剃りには変えられない。そのほかにも、肌をつまんだり、ひっぱったりしてヒゲを起き上がらせ、ザクザク処理していきます。
剃り終わったら、薬用炭入りの洗顔フォームでゴシゴシ洗い(髭剃り後より前にしたほうがいいのかなあ)、すすぎます。風呂上り後に、すぐに保湿クリームを塗り、鏡に向かってポーズ&スマイルで完成。
文章にすると、どうってことなさそうですが、これが本当に厄介なのです。どんなに丁寧に剃ったつもりでも、血がにじんだり、最悪の場合ニキビになったりします。また、傷がふさがるときに、ヒゲまで一緒に皮膚の下に閉じ込められてしまうことがあります。気にならない人もいるだろうが、僕にはこれが非常に気持ち悪く、発見するや、すぐさま針やハサミ、ピンセットで、少々荒療治をしながら取り除きます。結構血が出て、痛い。
また、髭剃りの性能がいくら良くても、使用している人間の視覚などに限界があるため、どうしても剃り残しは出てきます。そのため、日に3度は鏡でチェック、常日ごろ持ち歩いているピンセット(毛抜き)でまめに処理をします。アゴやほっぺたなどの、比較的痛みの少ない部位は、ピンセット使用の処理を多用します。
もうひとつ。安全カミソリ最大の難点は、替刃が高いことです。お徳用の8個セットで約2,000円。僕の場合、おおよそ1週間ごとに刃をチェンジするので、約2ヶ月分。1年だと12,000円にもなってしまいます。ああ、貧乏が恨めしい。
女性にも、化粧という、とても大変な、見ていて頭の下がる作業があるのだが、これは自分にプラスとなる作業なので、まだ我慢しやすいかもしれない。実際、化粧が趣味の人もいるでしょう。しかし髭剃りは、して当たり前、しなきゃマイナスという、モチベーションの高めにくい作業なのです。髭剃りを趣味にしている人ってのは、あまりいないだろうなあ。
●大人の男のシェービング術
http://allabout.co.jp/mensstyle/midashinami/closeup/CU20050529A/