FOURDOGS磔磔ライブ感想文(その5)
スキマノザラシ、THE COFFEE & CIGARETTES、Ohio101、首振りDolls。
最強4バンドによる最高な宴もいよいよ最終章。
首振りファンの娘さん方の先導で「最初っから!最初っから!」という独自路線のアンコール。嫌いではない。
万雷の拍手に迎えられて登場した首振りDolls。一曲くらいピンでやるかと思いきや、早々に他バンドを呼び込んだ。しかも、なんと全員。
5人+4人+3人+3人の、計15人が磔磔のステージに上がる。よくそれだけ乗ったなあ。しかもそれで演奏までやるってんだから、磔磔のステージはロック的な意味だけじゃなく、物理的な意味でも器(うつわ)が広いのだ。
そして、鳴り出したのは首振りDollsの十八番『ロックンロール』。
待て待て、本編でもやった曲じゃないか。同じ曲を2度やるなんて物好き、『rebellion』ツアーの時の某バンド位(以下関係のないバンドの話なので割愛)
でもでも、この日のこの時だけは、演者もお客も満場一致でこう思ったはず。「この曲しかない」って。
(そう言えば、首振りさん過去にもこの曲2度やったような記憶があるけど…今更言えない)
一度聞けば誰もが歌えるキラーフレーズを、naoさん、ミズカミさん、 JUNさん、純也さんの順番で歌い上げる。
ギターソロも、アンボイさんから始まり、純也さん、上田さん、ジョニーさんの順番にて。どちらのパートも四者四様、それぞれの持ち味が爆発して見応え十分。
途中、THE COFFEE & CIGARETTESのJUNさんが、FIREBIRDを少しの間だけ拝借して弾いた(フリだったとはご本人の談)シーンも見られた。真の意味での「全員集合」が見れた気がして嬉しかったな。
4バンドが入り乱れたステージの、前後左右色んな場所で、夢の2ショットや3ショットなどが実現。目移りが甚だしく、追っかけるのが大変だった。
そんな大変な賑やかセッションの中、なぜかドラムは最初から最後までジュンスケさん独り…。なんだかはたから見て大変そうで、ちょっと笑ってしまった😆(※そこは百戦錬磨、全く問題ないのはわかってるけど、何かしらこじつけて面白がりたいのがファン心理😝)
最後は、首振りDollsライブではお馴染み、退場時にKISSの『ゴッド・ゲイブ・ロックンロール・トウー・ユー II』に合わせて、客席に背を向け両手を高く突き上げるポーズを、全員で敢行。
15人が、いやさ16人全員での決めポーズは、磔磔史に残る大団円なワンカットだったかと。
そもそもなぜこのイベントが『FOURDOGS』と名付けられたのか。いや、まあ、「犬」になぞらえたバンドが「4匹」出演したから、であるのだろうけど、考案したミズカミさんに直接聞く…のは野暮なので、実際の深い所については解らず終い。
でも、満場にあふれていた笑顔や余韻を見るにつけて、我々のような、真夜中を彷徨い徘徊する野良犬のためのイベントだったな、つまりFOURDOGSならぬ「for Dogs」だったのだと、今でも時折り思い出しては、独りごちるのです。
出演した4バンドとそのお客さん、磔磔スタッフ、そして4時間に及ぶ長丁場イベントを最後まで楽しめた自分の体力に、心から感謝。
第二弾の開催を心からお待ちしております😊