GABACHOP〜あがんにゃな日々〜

趣味について、日記がてら。

横道坊主ライブin大阪

2007年05月28日 | 横道坊主

 今年で24年目のパンクロックバンド、横道坊主のライブに行ってきました。今年最初の大阪ライブ。



 朝から大阪に出張、夕方まで仕事をして、予約していたホテルに移動。私服(横道Tシャツにジーンズ、横道リストバンド)に着替えて腹ごしらえ。開演5分前くらいにゆっくり入場しました。

 ミーハーファン皆無(?)の客層のためか、そんだけゆっくりしてても前から3列目をゲット。周りを見渡せば、刺青姿の若者、スカジャン姿のレディース(死語?)、バンダナ姿のアキバ系、ほのぼのとした家族連れ、ストレートの黒髪に眼鏡のお嬢様風、といったバラエティに富んだ客層が。年齢幅も広そうでした。

 例年よりも2,3ヶ月遅いライブ始めのため、ファンの鬱憤も溜まりまくっていたわけで、入場テーマ(?)の「ブランクジェネレーション」が鳴り響くとそれだけで場内はアドレナリンにまみれ、1曲目の「Throw The Dice」(激ヤバにかっちょええ試聴ムービーはこちら)で最早爆発。「ミサイル」「がむしゃらのブルース」ではもうエライことに。アドレナリン通り越して、セブンセンシズまで行ってたね、実際。

 最後は「情熱」でシメ。バンド、音楽、会場と一体になって、自分の所在がおぼろげになったような、プチ幽体離脱したような、トリップ感。ああ、クセになるぜ。いや、けして爆音に三半規管をやられてフラフラ朦朧してたわけじゃないのです。・・・ああ、耳鳴りがまだ取れねえ。

 気になったのはボーカル中村義人のひとこと。「秋ごろにおもしろいことができそう。24年目になって追い風が吹いてきた」。普通に予想するなら、映画『CROWS(※)』がらみだろうけど、果たして。

 とりあえず、今年に起こったいくつかの嫌な事は、この日の1回のライブで全て吹き飛びました。現在製作中の新曲も、およそ18曲ほどあるみたいだし、もうノリにノリまくってる感を紛々に撒き散らす横道坊主に、今年も恐らく何度となく助けられるんだろうなあ。

※『CROWS』<単行本全26巻が計3200万部の売上を記録したヤンキー漫画。07年秋に実写映画化。作者の高橋ヒロシが横道の大ファンで、主人公・坊屋晴道の名前も横道からとった。

ツナとあさりのピザ

2007年05月28日 | 日記・コラム

 なんとなくピザが食べたくなったので焼いてみました。

 近所のスーパーで買ったピザ用の粉は、水とオリーブ油と混ぜたら、フライパンで調理可能な優れもの。

 生地をヘラで混ぜて手でこねること5分。ラップで包み、冷蔵庫で寝かせること10分。その間、あさりとツナを胡椒とオリーブ油であえておき、たまねぎを薄くスライス、チーズはちぎっておく。

 できあがった生地をフライパンの上で均一にのばし、じっくり焼き上げる。焦げ目がついてきたら、ひっくり返して、オリーブ油、サルサソース、ケチャップを塗り、ツナとあさりを並べ、チーズをのせて、フタをして7,8分。

 最後にもう一度オリーブ油をかけ、きざみバジルをまいて、なんとか完成。

 オーブンで焼いたのほどおいしくはないけれど、初挑戦&我流にしてはうまくできたかな、と。





ワールド・エンド

2007年05月26日 | 映画

 映画『パイレーツ・オブ・カリビアン~ワールド・エンド~』を見てきました。

 ディズニーランドのアトラクション『カリブの海賊』が映画化されて、今作で3話目。お金がかかっているだけあって、アクションシーンの迫力はさすがです。セットのちゃっちさも、いい意味でお金をかけた海賊ごっこ感を演出していて、肩の力を抜いて楽しく見ることができました。

 ジョニー・デップのキャラの濃さは、さすがに3作目にもなると見飽きて薄味加減。

 練れてないストーリー、後味の悪い結末も、ディズニーが作っていることの意味を考えれば、大人が目くじらたてて突っ込むもんじゃないなあ、と。

 ミーハーファンや子供連れバカ親の破壊的なまでのマナーの悪ささえ我慢できれば、きっと1,800円分は楽しめるはずですよ。

 とりあえず、やたら劇中に私語がうるさかった女性二人組みが、エンドロールが終わるのを待たずに退場したのを見て、思わず心の中で「ざまあ見ろ」とつぶやいたのは内緒です。たいした内容じゃないけど、おまけエンディングがあるので、最後まで大人しく見るべし。

 100点中65点。値段分はしっかり楽しめる。そんなあたりさわりのない佳作映画です。


夢幻紳士【迷宮篇】

2007年05月24日 | マンガ

 足掛け26年に渡る『夢幻紳士』シリーズも、この『迷宮篇』でついに完結・・・・、なのかどうかはわからないけど、ひと区切りつきそうな気配です。

 クールで女たらしな妖怪ハンター(?)夢幻魔実也(むげんまみや)が、自身の命を狙う“何者か”を突き止めていくストーリー。独特の絵柄と、幻想的なグロテスクさ(言うほどグロくはない)が絡み合って、他にはない読後感が味わえます。読み進めて行くと、前2作の『幻想篇』『逢魔篇』とじわじわ絶妙に絡んでいき、あー、そこでここにつながるのかー、と思わずにやり。なので、前作の予習は必須です。読んでると読んでないでは、おもしろさに20世紀ウォーズマンと21世紀ウォーズマンくらいの差がつく事必死。クーン。

 きっとおもしろいから読んでみて。









私家版魚類図譜

2007年05月23日 | マンガ

 諸星大二郎の『私家版魚類図譜』を購入。

 いやはや、諸星イズムにまみれた一冊でした。歴史物、ファンタジー、ギャグ、シュール、ホラーなどの各種諸星節が、なぜか『魚』をテーマに繰り広げられます。

 深海に住む人魚と潜水艇に乗った人間の出会いと顛末を描く『深海人魚姫』。宋国の武将が薄気味悪い集落に迷い込む『鮫人』。遠い未来、地底に住む少年達が「本物の魚」を探しに出かける『魚が来た!』。魚が教鞭を取る不思議な学校での不思議な物語『魚の学校』。自分が魚になった夢ばかりを見る男を描く『魚の夢を見る男』など、諸星にも程がある作品群だらけなのだけど、個人的には、巻末の書き下ろし短編漫画『ネタウナギ』がツボだったりします。

 霧の中を泳いでいるような、不思議で微妙な爽快感が味わえる一冊。

 少年ジャンプやマガジンは卒業したけど、『釣りバカ日誌』や『クッキングパパ』を読むにはまだ早い世代あたりにおすすめです(どんなだ)。

 ぜひ。