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GABACHOP〜あがんにゃな日々〜

趣味について、日記がてら。

GW映画3本の感想

2013年04月28日 | 映画
昨日~今朝見た映画まとめ。

●ジャッキー・コーガン
雰囲気や映像の見せ方は良い感じだったけど、若干古くささも。邦題のセンスのなさからも予想できるように、ストーリー性は全くなく、ブラピの魅力一本に特化した“どや俺ってワルやろ惚れんなよヘヘン”作品なので、そこをどう受け止められるかで好みが別れそう。45点(´・_・`)アメリカ人の好きそうなノリだなー。

●ラストスタンド
期待してなかったのもあるかもしれないけど、予想外の面白さ。変に背伸びせず、シュワちゃんの“今”をとてもうまく当てはめた役作りが魅力たっぷり。片田舎のちょっと頼りない保安官4人が、犯罪組織の傭兵集団相手に奮闘する昭和テイストがたまらんかったです。70点(^o^)

●アイアンマン3
「さらば●●」的な煽り予告の作品に傑作があった試しがないので、非常に不安だったけど、杞憂に終わる面白さ。『アベンジャーズ』でピークを迎えたテンションを、落とす事なくしっかりキープしてて一安心。終盤の色んな能力を持ったアイアンマンスーツ勢揃いのシーンは俺の中に眠る子供心をビンビン刺激してくれました。過去のマーヴェル作品を面白く見れた方なら、間違いなく楽しめるはず。エンドロール後にオマケと予告が流れるので最後まで席を立たないように。80点d(^_^o)



ライジングドラゴン

2013年04月23日 | 映画

ジャッキー・チェン主演映画『ライジングドラゴン』を見て来ました。

ストーリーがありがちな上無駄に長いし、CGがチープだし、ギャグは20年前のセンスだし、安っぽい合成多用、ひねりのない展開などなど、もうグダグダ!

思わず「邦画かよ!」と突っ込みたくなりました(´・_・`)←どういう意味だ

でも、だからこそ、少ないながらも時折挟まれるジャッキーの本物アクションが際立ったともいえるのかも。

往年のキレはないながらも、それでも他のアクション俳優に比べると雲泥の差の極上クオリティ。

そうだよ、俺はこれを見に来たんだ!(^o^)

その一挙動ごとに、「これが見納めなのかも」という惜別の念が胸を熱くするとともに、ラストシーンで倒れ込むジャッキーの姿に、「今までありがとう!」と心に呟く俺でした。

作品自体は35点。

でも思い出補正で120点(^o^)


キャビン

2013年03月21日 | 映画
映画『キャビン』を見て来たので感想をば。

いわゆるホラー映画です。

ただ、既存の物とはかなり毛色が違います。

昨今のホラー作品は、予定調和をぶち壊して驚きを導く手法が多いのですが、この作品は、そのぶち壊し感の一歩手前で色々し掛けて来るというか。

心地良い偏屈感と言いますか、とんでもない斜め上から振り下ろされるひねくれたシーンから、今時コントでもやらないようなド直球なシーンまで、こちらの予想をすんでの所でかわしつつ、振り幅の広いうさん臭さで楽しませてくれます。

序盤の、80年代ホラー映画を彷彿とさせるベタもっさりな進行も、所々に挟まれ並行に進行する別シーンとのギャップが楽しく、そしてそれらが布石となって、終盤のドリフのごとき無礼講クライマックスのお祭り感、爽快感、やり過ぎ感ったらないですよ~。

ただ、かなりひねた思考の監督(※ああ『クローバーフィールド』の監督さんか。納得)が作ってそうなので、マニアックなパロディなども多く、ホラー映画未経験者には面白所が見つけにくいと思われます。近くの席でポップコーンを音立てて食べてたバカップルは意味が分からないと憤慨してました。ざまあ見ろ。←一部私憤

そして、なんだかんだ言ってもB級映画には違いないので、今時の邦画ラブコメなどを見て心からキュンキュンできるスイートハーツをお持ちの方にはオススメできません。

しかし、昭和ホラー洋画を少しでもかじった事があり、エスプリの効いた悪趣味を笑い飛ばす冷ややかな余裕をお持ちの方なら、心行くまでツッコミを堪能でき、きっと楽しめると思いますよ。

ホラー嫌いを理由に見ないのはもったいないオススメ映画ですよー(^o^)80点

【注意!】公式サイトや予告編はネタバレまみれです。見ると面白さが半減するので、絶対予習せずに見に行きましょう!



映画の感想色々

2013年02月11日 | 映画
ここ最近に見た映画のおさらい。長いので、興味のない方は読み飛ばし推奨です。

『レ・ミゼラブル』
50点。原作大好きなんだけど、初期予告編に騙された。ミュージカル映画なら最初から言ってよ…。←苦手

『ライフ・オブ・パイ』
70点。虎のCGがとにかくリアルで、何度目を凝らしても本物にしか見えなかった。賛否両論の最後のどんでん返しも個人的には大好き。面白かった。ただ、3D映画にありがちな、青白い蛍光色の植物や海を多用して「どう?幻想的でしょ?」的なシーンが鼻について、いい加減辟易。←実はこれもラストシーンへの布石ではあったのだけど

『エンド・オブ・ザ・ワールド』
90点。久々に胸を撃ち抜かれた作品。嘘臭さと嫌味のない恋愛パートと、人類滅亡まであと三週間という緊迫感の、2つの相反する感情を同時に擬似体験でき、正直癖になる。死を直前に控えた主人公の行動は、男としてとても感情移入でき、ちょっと泣いてしまった(´・_・`)

『ロンドンゾンビ紀行』
50点。荒木飛呂彦先生が『ゾンビ映画は究極の癒やし』と語っているのには概ね同意する所。それはスプラッタシーンに快感を覚える性癖だという事ではなく(むしろ大の苦手)、劇場のシートという安全な場所からの恐怖体験と、また、劇中の人間が、現実世界のドロドロした人間関係や上下関係から解放され、平等に殺されて行く事への、潜在的な安心感によるものなんだと思う(そうかなあ)。そんなゾンビ映画だから、稀に『ゾンビランド』みたいな超絶面白作品も生まれるわけで、この作品も期待して見に行ったのだけど…。老人ホームのおじいちゃんとおばあちゃんがマシンガン片手にゾンビをバッタバッタ薙ぎ倒す、健全で安心なゾンビ映画に興味のある方はぜひ。あ、ハイセンス過ぎるオープニングだけは一見の価値あり!

『LOOPER』
70点。ジョセフ・ゴードン=レヴィットとブルース・ウィリスが二枚並んで、そうそう駄作が生まれるわけはなく、しっかり面白い。ただ子役の演技が怖過ぎて、全てを持って行ってしまった。タイムスリップSFアクションだと思ったら、サイキックチャイルドホラーだったという。ジョセフ・ゴードンの役作りによるブルース・ウィリスの仕草の完コピも、似過ぎてちょっと鼻についたかも。あとブルース・ウィリスが生身の癖にターミネーター並に強過ぎ。←笑い所としてはプラス要素

映画いろいろ

2012年11月10日 | 映画
今年見た映画で、レビューを書けてなかった作品についての簡易レビューです。

【4月】

『Black & White/ブラック & ホワイト』(65点)
天才スパイコンビが、程がありすぎる職権乱用を駆使して独りの女性を奪い合うコメディ。テンポも良いし、笑いの質も嫌らしくなく、面白いです。でも、イケメンのラブコメは全く感情移入ができないですね(キッパリ)。懐かしのカトケン『ごきげんテレビ』がハリウッド映画化されたらこんな感じでしょう。


【5月】

『メン・イン・ブラック3(3D)』(70点)
どっちかと言うと家族向けで、ベタでド真ん中な展開が若干物足りなかった前2作。他に見る映画もないし、谷間作品として期待せずに見に行きました。それが功を奏したのか、程よく面白くて(良い意味で)拍子抜け。何が素晴らしいというわけではありませんが、続編物にありがちな小さくまとまった感もなく、SFコメディとしては鉄板だと思います。


【7月】

『崖っぷちの男』(55点)
ホテルの21階から飛び降りようとする脱走犯を描くワンシチュエーションサスペンス。…と思いきや、もう一つの舞台との2元中継的な進行。同コンセプトの作品は、限定された空間でスペクタクルを生み出さなくてはいけないせいか、『126時間』や『リミット』など重い内容が多いのですが、これに関しては、ホテルの反対側で繰り広げられるチープなスパイアクションのおかげで気軽に見れますよ(褒め言葉のつもり)。秋冬の夜長にレンタルで見るのに最適な作品。


【9月】

『デンジャラス・ラン』(65点)
世界36カ国で指名手配されている元CIAの容疑者と、それを護送する新人工作員のシリアスなアクション逃走劇。テンポも良いし、二転三転するストーリーも面白いです。ただ、肝となる凶悪容疑者の素顔が早々と読めてしまうため、展開がこちらの予想を超えることはついぞありませんでした…。そういう勘ぐりをしない自信のある方ならプラス10点でも良いかと。


『ハンガー・ゲーム』(45点)
噂の『バトルロワイヤル』パクり映画。…かと思ってたら、似ても似つかない内容でした。未成年による殺し合いの残酷さや凄惨さは全くなく、知恵と勇気で淡々とゲームをこなしていく登場人物達。無力さの欠片も無い、得意の弓を颯爽と放つ主人公の姿には、シュワちゃんの『バトルランナー(1987)』の方が既視感を覚えました。このテーマでこの描き方になるのは、リアルタイムで戦争をしている国の発想だから已む無しなのかもしれません。ただ、面白くないわけではないので、製作が決定している続編の予習として押さえておくのはアリだと思います。恋愛パートが多用されてるので苦手な人は注意。


『ボーン・レガシー』(65点)
えーと、前3部作のうち見たのは『アイデンティティ』だけなので、参考になるかどうかわかりませんが。民放での放送にぴったりの1本道ド真ん中ハリウッドアクション映画です。ストーリー性は皆無ですが、激しく良質なアクションがこれでもかと詰め込まれてるので、好きな人には安心の面白さじゃないでしょうか。個人的にはラストの締め方にド肝を抜かれました。70年代の刑事ドラマかよ!…その頃の刑事ドラマなんざ見た事ないけど、なにかすごく一周回った感があるエンディングでした。そのインパクトが強くて、実は本編はあまり覚えてません。


『アイアン・スカイ』(70点)
この高得点は、制作者の勇気と愛に。なんせチープなので、見る人を選ぶと思いますが、まあこの映画の予告編に目が止まる方は基本的に変態だと思うので問題ないでしょう。なんにせよ、こんな作品作られたら見に行くしかないじゃん。


『エージェント・マロリー』(40点)
元ストライクフォースのジーナが初映画初主演というわけで見に行ったのですが。ケージファイトを彷彿させるアクションシーンは最高!(ここだけなら80点)…なのですが、10分くらいしかないので、あとはうたた寝タイム。オヤスミナサイzzzz…。


『バイオハザード ダムネーション(3D) 』(70点)
過去に見たいくつか3Dアニメ映画は、その違和感に正直どれも失笑物でしたが、この作品は、ゲームからのスピンオフと言う事もあり、すんなりその空気感に入り込めました。冒頭、すごく安っぽいCGアニメが展開されるのですが、実はこれ、本編でなく別ゲームの宣伝映像。最初にこれでハードルを下げられたのも一因かもしれません(笑)。何よりも、カメラワークが良かった。キャラ重視ではなく、お化け屋敷的目的(?)の構図が展開され、それだけでもバイオの世界観が引き立ってました。少なくとも実写版の3倍は面白かったなあ。原作は『1』『2』『3』『コードベロニカ』までしかやってないので、ストーリや伏線はちょっと把握しきれませんでしたが、マイナスにはならなかったです。


【11月】

『リンカーン/秘密の書(3D)』(70点)
ここに来ての米国映画界謎のリンカーンプッシュ。深く考える気もないので、気楽に見に行って来ました。うん、可もなく不可もない展開。王道ホラーアクションとして楽しく見れます。ただリンカーン自体に思い入れが全くないので、細かいポイントにピンと来ず(“ゲティスバーグ”とか“劇場”くらいには反応できたけど)面白さも3割減だったんじゃないかと。でも、主人公の師匠の正体について、これでもかと過剰に練り込まれた伏線に爆笑できたので、プラマイゼロってことで。誰かがツイってた「ジョジョ実写版の雰囲気」てのは、たしかに数シーンで感じられました。



…『エクスペンダブルズ2』については、またあらためて単品で書きます。