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GABACHOP〜あがんにゃな日々〜

趣味について、日記がてら。

SADO TEMPEST

2015年05月25日 | 映画
夜更かしして、映画『SADO TEMPEST』のDVDを見る。

ロックバンド・ジルバが主演と劇中歌を担当しているこの作品は、シカゴ国際映画祭&音楽祭でグランプリを、ブルックリン国際映画祭で最優秀音楽賞をそれぞれ受賞した、映画力(ぢから)満点の仕上がり。

ほぼフルコーラスで挿入される、劇中歌『爆弾』と『スパークリングハリー』は贅沢なMVを見てるかのよう。

ストーリーに重要に関わってくる曲『山姥』。その御蔵入バージョンは未CD化のため、このDVDでしか聴けませんよ。

とりあえず作中でジルバの四人が結構大変な事になるので、ファンはヤキモキしながは見ると良いんじゃないでしょうか(^o^)←なにそれ

ジョン監督の粋な計らいもあり、一般発売に先駆け、ジルバのライブ会場で先行発売中!

…それにしても、10周年記念ライブの日のオープニングにこの作品の映像を流しつつ、その劇中歌をライブで1曲もやらなかったジルバ。

うん、嫌いじゃない(^o^)







2014年見た映画全部レビュー

2014年12月30日 | 映画
【2014映画の総括】

かなり私情が入ってるので、あくまで参考まで。

長文ご容赦です。

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『大脱出』70点
シュワちゃんとスタローンが難攻不落の監獄から脱走目論む。2人のファンならぜひ。

『ヌイグルマーZ』45点
主演中川翔子、原作大槻ケンヂ。内容はともかくオーケン節が轟く音楽が最高。

『ウルフ・オブ・ウォールストリート』70点
監督はマーティン・スコセッシ。ディカプリオの円熟味あふれる堕ち芸がこれでもかと味わえる。

『アメリカン・ハッスル』40点
途中で寝てしまった。

『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』60点
予想通りの展開、想定内の面白さ。日本人には既視感のない世界観だけに、新鮮な気持ちで見れる。数年後公開予定のアベンジャーズ2をより楽しむためには押さえときたい。

『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』65点
悪ノリ感が米国仕様なので、ちょっとウザい。面白いけど、前作が最高だっただけに、ちょっと弱火に感じた。

『ゲームセンターCX THE MOVIE 1986 マイティボンジャック』30点
作品としては間違いなくつまらないけど、ファミコン直撃世代は涙無しには見れないかと。70~80年代前半生まれのための『ALLWAYS』。

『ホビット 竜に奪われた王国』50点
世界観は素晴らしいし、アクションもすごい。でもいい加減ワンパターンで飽きた。『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズを一通り押さえて来た人はぜひ。

『LIFE!』65点
落ちぶれたサラリーマンが、旅で世界をめぐり、本当の自分を見つけ出すストーリー。ベン・ステイラーが良い味出してる。個人的に「自分探し」という概念が苦手なので、少し減点。ひとり旅をしたくなる映画。

『クローズEXPLODE』30点
なにもかもがスケールダウン。見る価値なし。

『アクト・オブ・キリング』90点
インドネシアで、過去政敵を大量に虐殺し、現在は英雄として生活している男達を追いかけたノンフィクション。最初のうちは自分が行った虐殺を嬉々として語る男だったけど、時とともに心境の変化が起きて行く。普通の人間が虐殺者になる事の簡単さ。明日は我が身と身震い。強烈。

『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』80点
面白かった。星条旗を背負った男が国の為に悪を倒す!と見せかけての、体制に対する皮肉たっぷりの展開も良い。船上での、UFCウェルター級絶対王者GSP(ジョルジュ・サン・ピエール)との対マンバトルは必見。

『アメイジング・スパイダーマン2』70点
可もなく不可もなく。このジャンルに抵抗がないなら、しっかりチケット代分は楽しませてくれる。事前に『1』は見とくべし。

『X-MEN: フューチャー&パスト』55点
シリーズは全部見ているけど、とってつけたような外伝的ストーリーにイマイチ乗れず。その設定、ハリウッドから見たら斬新なのかもしれないけど、我々は漫画やアニメでとっくの昔に見飽きてるんだよね。シリーズをあらかた見て来たなら見て損はないかと。

『300 〈スリーハンドレッド〉 ~帝国の進撃~』60点
二番煎じ。前作の絶望的な兵力差も感じられず、爽快感が弱い。マッチョが「オゥ!オゥ!」と吠えてるだけの映画。逆に言えば、そういう作品が好きなら見たらいいんじゃねーの。

『トランセンデンス』70点
ジョニデ演じる超天才科学者が、死後に記憶をコンピューターに移植されたことから、ネットワークを手中に収め人類を脅かす存在になって行く。ハデなアクションはないけど、面白い。そもそも人格ってなんだろう。

『オール・ユー・ニード・イズ・キル』70点
トム・クルーズ主演。原作は日本のライトノベル。死ぬ度に時間がリセットされるループ現象に陥った主人公が、その特性と近未来の装備を駆使して、人類を滅ぼそうとするモンスターと戦う。オチがアメリカンな感じに改変 されててアレだけど、設定の使い方が面白い。

『リアリティのダンス』?点
採点不可能。不条理かつシュール。「好き」か「嫌いか」まっぷたつに別れるかと。フィーリングが合った時のえぐられる感はヤバイ。ミニシアター系好きにはオススメ。

『GODZILLA』60点
ハリウッドもやればできるじゃん、と合格点を出してあげたい日本向け完成度。ツッコみ所は多いけど、それを含めて楽しめる。主人公の無力さ、存在感のなさは、狙ってるんだろうなあ。

『トランスフォーマー/ロストエイジ』75点
キャラの造形美やリアルさは文句無しにスゴイ。展開が大味なのも、逆に頭を空っぽにして見れて良い感じ。新三部作の初回なので、前作を見てなくてもなんとかなるかと(見とくに越した事はない)。

『イントゥ・ザ・ストーム』75点
竜巻の猛威と、それを追いかけて撮影しようとするハンター達を大迫力で描く。…劇場で見るべき作品だよな、これ。

『LUCY/ルーシー』65点
通常3割しか使えていない脳を、あるきっかけから覚醒し100%使用できるようになった女性。サイコキネシスなどの超能力を駆使して追っ手と対決。あまつさえは人間を超越し始める。人類未体験の領域を映像に落とし込んでるのは見てて面白い。…まあ「3割しか使えてない」てのはどうやら違うらしいと、最近発表されたばかりだけどね。

『フライト・ゲーム』70点
最近リーアム・ニーソンがセガール化して来てるような。飛行機の中で、罠にはまりハイジャック犯に仕立て上げられた刑事が、真犯人を探すべく奮闘するライトサスペンス。まあ、このテーマで面白くなくなる事はないよね。

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』65点
イケメンやエリートでなく、いわゆるオチコボレが大活躍するってのはとても好感が持てるのだけど、あんまり活かせてない。良い意味でユルいSFなので、肩の力を抜いて楽しく見れる。マーヴェル作品なので、アベンジャーズと世界観を共有してるシーンあり。

『ヘラクレス』50点
ロック様ことドゥエイン・ジョンソン主演。マッチョアクションファンタジー。画に迫力はあるし、キャラも立ってる。案外親子で見るのが良いかも。

『イコライザー』75点
もしもデンゼル・ワシントンがシティーハンターだったら。パっと見さえないオジサンが、悪人を圧倒的戦力差で追いつめて行く姿は爽快。ちょっと冗長気味だけど、面白い。

『ドラキュラZERO』70点
イケメンおやじが不幸になって行く様を傍観して楽しむ作品。女性ってこんなん好きやろ?(偏見)ダークファンタジーな世界観がよくできてる。見る作品がない時の谷間として重宝しそう。

『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』95点
ブルース・ウィリスが降板したのは残念。あと無名の若手が大量に起用されているので、前作程のゴージャス感はない。なのにこの点数。どうせ好きな人しか見ねーよ!メル・ギブソンとバンデラスが素敵。

『インターステラー』80点
少しでも宇宙に興味があるならオススメ。ブラックホールやワームホール、多次元世界などの人類未踏の空間を、現在解明されている姿に想像を加えて視覚化している。逆に、その手に全く疎いような人は、さっぱり意味がわかんないと思う。

『フューリー』75点
戦争を通して、悲劇、恐怖、痛快さ、友情、感動など、重厚な人間ドラマを楽しめる。特に戦車戦のリアルさは胸アツ。それでいて、しっかり「戦争はクソだ」と思える作品。確かに戦時中は色んなドラマが起こるけど、それは単に人間がそこにいるからで、けして戦争がドラマチックなわけではないよね。

『ゴーンガール』75点
二転三転するストーリーが面白い。伏線も絶妙に配置され、今後どうなるか想像するのがとても楽しい。巷の評価では「カップルや夫婦で見ると、女性は面白かったと言い、男性は絶望の底に落とされる」というのが主流だけど、これはある意味ひとつの結婚生活の完成形なのだと、個人的には思ってる。

『ホビット 決戦のゆくえ』55点
大作感はさすがだけど、なんかちぐはぐ。この手のハリウッドファンタジーって、合戦シーン大好きだよな…(しかもワンパターン)。前作『ロード・オブ・ザ・リング』に繋がる伏線が多々あるので、ファンならもっと楽しめるはず。


ガッズィーラ

2014年07月27日 | 映画
ゴジラ見て来ました。

鈍重な動き、人間臭い所作、失速する中盤、製作陣の趣味丸出しな演出。

それでこその『ゴジラ』!

ハリウッド、やればできるやん(^o^)

それにしても特筆すべきは、主人公の存在感のなさ。

普通は、家族のピンチを救うために、閃きと伏線回収で道を切り拓いて行くもんだけど、全て成り行きに流されるだけという。

これはきっと自然に翻弄される無力な人間を表していたに違いない!(そうかなあ)

そんな、まさに邦画のようなグダグダ感と、ハリウッドならではの迫力を両立させたエポックメイキング的な作品でした(^o^)←あとは面白けりゃパーフェクトだったな

65点。

私的映画ベスト30

2014年02月13日 | 映画
2014年2月14日現在の、映画マイベスト30。

ご存知の通り、性根がかなりひねている俺なので、中々皆様と嗜好が合致する事はないと思いますが、まあご参考までに。

順位は短期間でコロコロ変わりますので悪しからず…。



1位 ゾンビランド
>鑑賞後、とてもほっこりできるハートフルゾンビロードムービー。最高!

2位 レスラー
>女性には永遠に理解できないであろう男メルヘンの極地に震えろ!

3位 アンヴィル~夢をあきらめない男達~
>ロックバンドファンなら、そして夢を追いかけている人なら涙腺崩壊間違いなしの傑作ドキュメンタリー。ラストシーンは何度見ても泣ける。

4位 ウオッチメン
>冷戦時下の米国で暗躍するヒーロー達の葛藤と悲哀。ザック・スナイダー節炸裂のダークな世界観がガツン。正義とは一体何だ!

5位 パンズ・ラビリンス
>デルトロ監督渾身のダークファンタジー。現実と夢を行き来する少女の話。クリーチャーのゾワゾワ来る造形美が最高。トラウマシーン多数。

6位 スラム・ドッグ・ミリオネア
>インドで大ヒットしたクイズ番組で勝ち進む青年を通して、貧困とは、格差とは、本当の幸せとは何なのかを、見る者に問いかける。ショッキングなシーンも多いけど、最後はとても爽やかに胸に沁みる。

7位 スパルタンX
>終盤のジャッキーとユキーデの対マンバトルは、佐山サトルをして「限りなく実戦に近い殺陣」と言わしめた、まさに格闘芸術。

8位 キャビン
>ホラー映画に詳しければ詳しい程、ミスリードされる快感を味わえてたまらない。終盤の、血がトン単位でブチまけられる百鬼夜行は胸アツ。

9位 ミスト
>スティーブン・キング原作のホラー。謎の霧に囲まれた人々の恐怖を描く。映画オリジナルのラストは、原作者が悔しがる程の強烈さ。

10位 エンド・オブ・ザ・ワールド
>世界滅亡まであと一週間という時に出会った男女の恋愛ロードムービー。滅亡間近に自分だったらどう行動するか思い浮かべながら見ると面白さ倍増。

11位 スコット・ピルグリムvs邪悪な元カレ軍団
>ロックとファミコンに限りないリスペクトを捧げた、ファイティングラブコメ。センス抜群の劇中歌が最高。冒頭のユニバーサル映画のロゴの8bit感は必見。

12位 世界最速のインディアン
>こういうカッコ良すぎる年寄りが一人いるだけで、我々はどれだけ勇気付けられるだろうか。年齢を重ねることが辛くなくなる感動作。

13位 パシフィック・リム
>日本の少年達の熱狂で育て上げられたロボット特撮文化が、愛と尊敬とハリウッド
マジックで昇華。しかも監督はデルトロ。間違いがあるはずがない。

14位 マッハ弐
>人間離れした神アクションシーンのクオリティがヤバくて、身震い間違いのないレベル。

15位 キック・アス
>特殊能力のかけらもない少年が、自作コスチュームでヒーローを目指す。まもなく続編が劇場で公開予定。

16位 ゼロ・グラヴィティ
>宇宙空間の荘厳さと恐怖感をあますことなく再現。劇場3D以外の視聴は価値無し!

17位 スーパー!
>妻に逃げられた中年男が、神の啓示を受け、自作コスチュームを見にまとい、不意打ちとモンキースパナによる殴打で、悪党どもを半殺しにしていく。行き着く先は正義か、それとも…。

18位 シューテム・アップ
>クライヴ・オーウェンの熟男フェロモン大爆発のハードボイルドガンアクション。爽快で男臭いアクションと、エンドロールで流れるモトリー・クルーの『キック スタート マイハート』は鼻血なしには見れない。

19位 トゥモロー・ワールド
>なぜか世界中で子供が産まれる事が途絶えた中、十数年ぶりに産まれた赤ん坊を守るべく、命がけで護衛する男を描く。8分間カットなしで撮影された伝説の戦場シーンを見るだけでも価値ある作品。

20位 パーフェクト・センス
>原因不明の病気で、全世界の人々の五感がひとつずつ失われて行く。嗅覚、味覚、聴覚、声、そして視覚。全ての感覚が閉ざされた人類に待ち受けるのは絶望か、それとも…。

21位 パッセンジャーズ
>飛行機墜落事故の被害者のカウンセリングを担当していた主人公に、次々と降り掛かる怪現象。そこに隠された真実とは。極力深読みをせずに見た方が、最後のドンデン返しが最高に楽しめる。

22位 50/50(フィフティフィフティ)
>若くしてガンを煩い、それでもくじけず精一杯頑張る青年を、必要以上のお涙頂戴を見せつけるでもなく、淡々ととらえている。元気をもらえる作品。

23位 リアル・スティール
>人間大のロボットを操縦してバトルする競技の、落ち目プレーヤーの男が、我が子との出会いによって変わって行く姿を映す。男の父性を揺さぶり、かすかに残る少年心を震わせてくれる、たまらない作品。

24位 少林サッカー
>往年の少年ジャンプから飛び出したような、個性的にも程があるキャラクター達が、持ち前の少林寺拳法を駆使して、サッカー界に旋風を巻き起こす。

25位 【リミット】
>男が目覚めると、そこは地中深くの木箱の中。身動きもほとんどできない中、ポケットにあったわずかな道具を元に脱出を試みるが…。閉所恐怖症の人と、心が沈んでいる人は絶対見ちゃダメ。

26位 チョコレート・ファイター
>主人公を演じる少女ジージャーの超絶アクションがスゴすぎる。ジャッキーやトニー・ジャー並の生傷スタントを、アイドル並みのルックスの少女が立ち回る衝撃。カンフー映画ファンは必見。

27位 ナビィの恋
>傑作揃いの沖縄映画の中でも、個人的にこれがマスト。妻を愛するが故に恵達オジーが取ったあり得ない行動に、思わず自問自答を繰り返してしまう。

28位 300(スリーハンドレッド)
>ヒゲマッチョなムキムキ戦士300人が、圧倒的な大群を相手に、誇りと腕力と戦略でブチかます!負けると知っていてもタチムカウ、それこそが人間である事の証明。

29位 カンフーハッスル
>80年代の少年ジャンプ臭がプンプンするカンフー映画。続編でないかなあ。

30位 武器人間
>ナチスの科学者が作り出した、武器と人間を縫い合わせて作った兵器「武器人間」が、研究所に迷い込んだソ連兵と殺戮バトル。ガチな怖さと、悪趣味大爆発!


きっと、うまくいく

2013年05月18日 | 映画
噂のインド映画『きっと、うまくいく』を鑑賞して来ました。

ストーリーを手短に説明すると、才能があって機転がきいてユーモアがある努力家の主人公が、エリート大学にて学歴社会を笑い飛ばしながら、本当の学問とは、勉強とは何かを模索して見つけて行きます。

冷静に考えれば、迷惑この上ない奴ですね。

そのくせサラッと学年で首席を取ったり、彼女は美人で医者だし、果ては田舎で子供達に慕われながらスローライフ&スマートライフ。

どこのFacebook向けファンタジーやねん!(O_o)

…でも、なぜか面白くてちゃんと泣けるってんだからタチが悪い(´・_・`)

日本映画の作られたベタさと、インド映画のありのままのベタさの違いだろうな。

しっかり笑えて、しっかり感動できて、どこか懐かしさが感じられる内容は、3時間の上映時間を全く長く感じさせません。すっげえ面白い!

80点。一見の価値ありですよ!(^o^)

しっかし、主人公ランチョー役の役者さん、実際は40代半ばなんだとか。学生役が全く違和感無くてスゲー。