for today 科学に目を向けよう

短文


我是三四六岁 
(旅の相棒募っています 乙女)

錬金術   吉田光邦

2014年09月10日 16時39分37秒 | 

錬金術あるいは錬金・練丹製法の歴史。

絵本の「錬金術」で部屋に水があふれる作品を思いだし、錬金術は、子供のための教訓的なお話と受け止めていた。

が、侮るわけにはいかない。 確かに私たちは錬金術に挑んでいたのが、本著からうかがえる。

「シ」で知ったtheriacは、本著でテリアカと表され, 解毒を意味していた。翻訳当時、げっぷとしか意味がなかった。それではまずいと、別の言葉を当てた。

今でもAbu Mansur Muwaffaqという人がわからないのに、原作者はどのような

経過でこの人に行き当たったのだろうかと、練丹を読みながら好奇心がわき起こった。

エメラルド タブレットはエメラルド表 だろうと、改めて関心がわく。J.Ruskaという人より知る。時間が経つと、情報も上がってくるだろう。

 「医心方」(日本の医書)他を初め、古今東西の錬金・練丹・使用にまつわる人の話。

著者 <地球は、宇宙から見ればほんの星クズでしかない。科学をとてつもない巨視的な、あるいは微視的な世界が開発され始めた時、

科学は再び神秘を備えた門外漢の理解をこえたものとなってきた。>と、1963年に記している。

スペースロケットの中では生物の実験もなされ、宇宙にも予約して飛行できるようになっている。

が、医科学で、 未だ、全ての症例・病の薬はできていない。

癌が発生し、このタブレットをどうぞ、と処方され、完治される日はいつだろうか。今のところ、日常のメインテナンスが処方なのかもしれない。

航空宇宙工学と、医学、果たして双方が関連し、どのように役に立ち、発展するのだろう。