for today 科学に目を向けよう

短文


我是三四六岁 
(旅の相棒募っています 乙女)

名訳(誤訳指摘)募集中

2018年01月19日 16時51分18秒 | はて~

 黛玉は即座に立ち上がる。すると、贾母は笑いながら黛玉に話した。「彼女は、有名な凤辣子で、贾琏,2番目に生まれた兄(贾赦)の義理の姉妹の奥さん、あなたの伯母(贾敏)の姪、義理の姉妹あるいは、凤姐とよばれます。」

 この王熙凤が黛玉の手を引いて、くまなく目で見てから推し量り、笑って言った。「この世にこれほどかわいらしい人がいるなんて、今日認めたわ。本当に美しい。この体全体が醸し出す特有の気風は、祖先の娘の孫娘というよりは、息子の孫娘のようです。

彼女に言い終わると、黛玉の手を取って、尋ねた。

「娘さん、お年はおいくつ?習いに出かけて行っているの?ここに住んでいればホームシックとは無縁で、何を食べたいとか、どうして遊ぶとか、とにかく私が対応します。また下女たちが気に入らないなら、私にお話しなさいね。」

下女たちの方に体を向けて言った。「できるだけ早く部屋を掃除して、下女たちを手配しなさい。」

話しているうちに、下女が茶菓を持ってきた。王熙凤が、自ら黛玉に茶を持ち、茶菓を手渡した。お茶を飲み終わった後、叔父の母にあたる邢夫人は、黛玉が叔父の贾赦に拝謁するよう促した。 

その後、黛玉は二番目の叔父である贾政のもとへも行った。 

贾政の妻王夫人は黛玉に言う。「あなたの三人のお姉さんたちは、皆優秀です。これからあなたたちは一緒に本を読み、字を学び、お裁縫を覚え、一緒に笑って遊びなさい。でも、とりわけ気をつけなければならないのがひとりいて、面倒をかけるいたずらっ子で、家の皆があの子のことを「混世魔王」とよんでいるわ。あなたを含めた姉妹たち皆が敢えてあの子を怒らせようとはしないわ。 あの子にあまり構わないでね、張り合ったりしないでね。」 

 黛玉もかつて母親から聞いたことがある。二番目の伯父さんの家にはいとこがいて、玉を持って生まれ、その所以で宝玉と名付けられ、特に腕白で読書はいやがり、一番楽しいのが女の子と一緒に遊ぶことだそうだ。祖母が大変可愛がり、そんな経緯で誰も構わなくなった。 

黛玉はこうした状況を知っていたので、叔母の話にすぐに同意した。 

 ちょうどその時、一人の下女が伝言を渡し、「おば様が夕食だと言っております。」と放った。

 


名訳募集中

2018年01月08日 14時42分02秒 | はて~

 

 黛玉が部屋に入ると、髪誂えからして、年齢のいっただろう婦人がふたりの下女に引き入られながらやってくるのを見た。

黛玉は祖母であるとわかり、ちょうど頭を下げて挨拶をすると、腕に抱きしめられた。「可愛い娘よ」と、叫び、口づけをし、大きな涙をこぼした。黛玉もまた涙を流し続け、とまらなかった。

 すべての人がゆっくり慰め、黛玉はこれに応じて祖母に深々と挨拶をした。祖母は黛玉のために、皆をひとりずつ紹介した。

 ちょうど、黛玉の母のことを話そうとしていた時、祖母―贾母もまた、悲しみが沸き起こってきた。

黛玉の年齢が若いにもかかわらず、話しや身のこなしが優雅で、しかも非常に行儀が良く愛されているようだ。ただ体が虚弱でか弱そうだと、誰もの目にも映っていた。

 その中のある人が尋ねた。「黛玉お嬢さん、失礼ですが、どんなお薬を服用していますか?」

黛玉は答えて、「生まれた時からこのような様子でして、薬を飲むのはやめたことがないのです。沢山の名医といわれる医師が処方しましたが、どれも効果がないのです。今は、高麗人参の丸薬を飲んでいます。」

 贾母·は言った。「丸薬を処方しますが、いかがですか?たくさんあるから皆で少しばかり分けましょう。」

ちょうどこの時、裏庭から甲高い笑い声が届き、こう言った。「遅くなりました。遠方からの客人を出迎えて、お目にかかれませんでした。!」

 話しが終わるとすぐに、屋内の老婆の下女たちは、ひとりひとりが恭しく厳粛になり、列を乱さずに立ち並び、その場にいて息が押し留まるくらいだった。

黛玉はこの場に遭遇し、驚き、困惑した。

ひとりの女の人が、従えた下女に囲まれて導かれるようにして部屋の裏の戸から入ってきた。その人は頭からつま先まであでやかに輝き、面をつけた神様か、女神のように美しい。二つの目は切れ長の眼で、眉は柳の葉のように流れ、目尻は上がり、体は細身で、立ち姿は艶っぽい。顔面は春の勢いがあるかのように生き生きとし、唇には笑みがこぼれている。

(自分自身のために)


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2017年12月27日 14時19分43秒 | はて~

贾雨村は林如海の手紙を贾政に手渡し、贾政は妹の夫の推薦文を読み、朝廷に奏上を興し、金陵应天府知府の地位に就けるように働きかけた。

贾雨村は贾政に暇乞いをし、就任する吉日を選び、去った。

 更に付け加え、林黛玉が邓岸で船に降りてから前もって荣国府の輿や篭を待たせていた。

黛玉はかつて母親が話したのを聞いていた。

外戚の祖母の家は人が本当に多くいて、しきたりもたくさんあり、複雑で全てにおいて神経を使い、ずっと気が抜けないそうだ。

 

駕籠や輿が繁華街を通ろうとすると、進むのに長い時間がかかり、町の北側の家の大きな門にある三つの頭を持った獣が、黛玉の眼中に予期せず入った。正面の上には大きな飾り板があり、板の上には「宇国府建造」と五つの大きな文字が書かれ、門の両側には大きな石の獅子が座っている。

三、四人の下僕が輿から降りる黛玉を支え、腕を引き寄せて居間の座るべき場所に通し、贾母の部屋にやってきた。



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2017年12月13日 08時16分00秒 | はて~

贾雨村と冷子兴が飲み屋を去るころ、贾雨村とたまたま一緒に出合った男がいて、罷免された张如圭だった。张如圭の話によると、贾雨村は、旧官吏に再び任命される朝廷の許可が降りたそうだ。

 二日目の日、雨村は林如海に会い、朝廷の旧官吏の登用のことについて話した。

 林如海は言う「黛玉に誰も教育をつけなかったので、私の祖母が特別な人を私の娘黛玉のために合わせようと考えている。私もちょうど都に送ろうと考え、しばらく前に贾雨村殿に娘のことをお願いしようとしていたが、まだかつての報酬も滞り、(次の機会に手紙を書いて、)私はその恩に報いようと努めているところです。手紙を書いて用意し、あなたの復職を贾政に頼みます。」

 雨村は聞くと、心中大喜びで、何度も礼を述べた。

 次の日、林黛玉と贾雨村は、一同が同じ都入りの船に乗り、都に着いた後、荣国府に到着した。


名訳募集中

2017年12月01日 13時20分06秒 | はて~

宝玉(王夫人―母)が5歳頃になった時、贾政は将来の野望を試そうと、本を持ってきて、押印し、金銀財宝等高価な品々を数限りなく並べ、宝玉につかみ取らせた。全く予期せず、宝玉は手を伸ばし、なんと白粉や髪飾りのピンに手を伸ばした。父の贾政は激怒して言った。「将来は酒と女の放蕩に終わるだろう」

心中はあまりにも不快になり、だが年を経た御母(贾母=老太君)でさえ、宝玉を見て宝物にするのと同じだ。 今、この宝玉はすでに7,8歳になり、いたずら盛りで、がしかし、極めて聡明で、あの子が男子と女子の見解を評したりするのは、多いに興味を引く。宝玉は言う。「「女の子の肉体は水から生じ、見るからに清々しいけれど、男の子の肉体は土から生じ、濁って臭う。」」これを滑稽だと言えるだろうか。将来は多いに女たらしになりうるかもしれない。

 

贾雨村は、首を傾げ、止めて言う。「そうとはかぎらないじゃないか!たぶん、贾政殿があの子を見誤っているのかもしれない。」

 

冷子兴もまた、「荣国府の贾政大御父の長女で元春(王夫人が母)は、城内の宮使えに選ばれたじゃないか:二番目の娘は贾赦の妾の生まれで、迎春(贾赦-同父異母)という名で、三番目の娘は贾政の妾の出自で、名を探春といい、四番目は宁国府の贾珍の姉妹で、名前を惜春(父―贾敬)という。皆都にいて、祖母を傍らにして読書をし、それぞれが皆極めて上位だと人が称している。」


 

二人(贾雨村/冷子兴)は付け加えてまたしばらく話し、空の色を見るとすでに暮れているので、身を起こした。酒を酌み交わすのを止め、お代を払い町へと去っていった。