彼岸を過ぎてめっきり凌ぎやすくなった。今回は撮りためたヒガンバナをご覧頂こう。
まずは大船フラワーセンターで咲いていたさまざまな色の園芸品種。
ヒガンバナはヒガンバナ科ヒガンバナ属の花で昔中国から渡来したものらしい。
彼岸のころ鱗茎から30~50cmの茎をだして真紅の花を輪状に付ける。
土手や道端、畦道、お寺の境内などに群生して咲くが、不吉さを嫌うからか
個人の庭ではあまり見かけない。
久しぶりにヒガンバナの名所高麗川の巾着田を訪ねた。
狭い通路を行列を作ってゆっくりと歩く。
それでもすぐ脇に河原があるので休憩する場所には事欠かない。
曲がった木の幹に着生した紅白のヒガンバナ
ヒガンバナは異名の多い花だ。有毒なせいか、墓地に多いからかそのほとんどが不吉な呼び名となっている。
幽霊花、死人花、地獄花、仏花等など。 もっとも此岸にはない花ということで、極楽花とか天蓋花という名もあり
こちらは縁起が良さそうだ。一番よくつかわれる曼珠沙華は梵語で赤い花を意味するのだとか。
最近は白色のヒガンバナもよく見かけるようになったが、白色のヒガンバナはコヒガンバナ(2倍体)とショウキズイセンを
掛け合わせて作られたものだそうだ。
このヒガンバナにも花言葉がある。
「情熱」「独立」「再会」「あきらめ」 「悲しい思い出」「想うはあなた一人」「また会う日を楽しみに」 など。
これだけで一編のストーリーが出来上がるくらい多岐にわたっているのが面白い。
お終いは春のツツジで有名な塩船観音で咲いていたヒガンバナ。
残念ながらここはちょっと時期が早かったようだ。
ヒガンバナで火照った眼の熱を鎮めるためにのおまけ。萩とツルボ。
この辺で。