野に還る

ペンタックスをザックに
野山に花や鳥、虫たちを追う。
身を土に返すまでのほんの一時
さあ野遊びの時間の始まりだ。

雨の中、都民の森を歩く

2018-10-26 08:34:18 | ハイキング

 最近、不正、違法、インチキが日本の社会をまかり通っているようだ。

免振装置のデータ改ざんをしたKYB、なんとこの会社は日本のトップ

メーカーで、しかも創業以来100年にもなるという老舗なのだという。

 不正は車業界でも、燃費データを改ざんしていた三菱自動車とスズキ

今年になってからはSUBARUも不正をしていたことが発覚した。

 どうしてこんなに不正事件のニュースがどうにも止まらないのか。日本社会は、

日本人は(勿論ごく一部だと信じたいが)、豊かさの代償として魂を腐らせてし

まったのだろうか。ジャーナリスト嶌信彦が去年書いたこんな記事をあった。

 

 尤も不正事件の多発には日本人ひいては日本社会の劣化だけではなく、

2006年に施行された公益通報者保護法さらにはネットやSNS等の影響も

多分にあるのかもしれない。

 因みにネットを漁っていたら内部告発者の誇りと悔いというこんな記事もあった。

三者三様の生きざまを軽々と批判は出来ないのだが、どうやら知らず知らず生きにくい

世の中になってきているようで何ともやりきれない。

 

 さて天気は思わしくないのだが、森の精気を吸いたくなり都民の森を訪ねた。

駐車場は8時開場なのだが、私が着いた8時5分には既に20台ぐらい

車が止められていた。平日でしかも雨降りなのにだ。

 

 雨は花や植物を美しくする。花芯をピンクに染めたコウヤボウキの花が迎えてくれた。

 

 大きな葉っぱに身を寄せたセキヤノアキチョウジ

 

 このアキノキリンソウは花丈が随分と大きかった。

 

 駐車場からは少しの間、急な登りが続く。そんな登りも山道脇の野花に

眼を止めていると全く苦にはならない。

 少し時期を過ぎたシラヤマギク

 

 30分ほどで三頭大滝に着いた。

 

 滝を見た後はブナの路を登っていく。途中には今年最後の花たちが

顔を見せてくれた。 カメバヒキオコシ

 

 ヤマトリカブト

 

 マムシグサの実が赤く染まり始めていた。

 

 

 一時間ほどでガスの中、ムシカリ峠に着いた。

 

 右に行くと三頭山だが、左に折れて大沢山方面に向かう。

すぐに避難小屋が見えてくる。ここで昼食。

 

 避難小屋の傍に咲いていた。オヤマボクチの花

 

 この日(十月中旬)、1000mを超える山では少しずつ紅葉が始まっていた。

 

 足元には見た目だけは美味しそうなキノコが生えている。

 

 大沢山はまだ都民の森公園の中。

 

 ひとしきり雨が強くなってきた。

 

 

 下だけ合羽に履き替えて、傘をさして人気の全くない稜線を歩く。

 もうすぐ西原峠だ。

 

続きはこの次。

 

 


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