3日目の青森市内。昨日はちとせホテルという安宿に泊まった。
備品は必要最小限だが、一泊2800円(税込み)の宿代は素晴らしい。
ただし、wifiは使えず、テレビはアナログテレビなので顔が歪んで
映る。それでも部屋は清潔で広いし、何より市街地のど真ん中で
駅まで5分とかからないのがうれしい。
翌朝6時すぐ近くが青森港なので、朝の散歩に出かけた。
この日は昼頃から日差しが期待できるということだったが、今のところは曇り空だ。
前方に見えてきたのは青函連絡船に使われていた八甲田丸。
現在は博物館として再生されている。
あわよくば珍しい鳥に会えないかと期待したのだが、
やっとウミアイサの番に会えただけだった。
左側は青森駅のホーム、右は八甲田丸とドック
少し引くとこんな感じ、昔は駅のホームからそのまま青函連絡船に乗れた。
さて今日は昼には新青森→古川の指定をとっているので4時間と少しだけ
時間が取れる。大湊へ行くか、青森県立美術館を見学するかと迷った末、
ちょうどよい特急列車があったので、弘前まで往復することにした。
40分足らずで弘前駅へ。弘前に下りたのは40年近く前になるだろうか
随分と昔のことだ。この銅像「りんごの風」というらしいが当時見た記憶はない。
弘前ねぶたの絵が描かれたショーウインドー
弘前公園までは1㎞余り、途中の道には結構雪が残っている。
みちのく銀行の建物
建物の風情がよかったのだが、「小野金商店 縄筵叺」の看板の最後の字が
読めなかった。後で調べると「かます」と呼ぶ。説明はめんどくさいのでここで。
クマの写真の下には「ウノ銃砲クラブ会員募集中」とあった。
中心部を少し離れると雪が結構深くなる。
昼のランチ700円、それより屋根の上にのぞいている建物は?
謎の逆円錐形の建物。ネットで調べたら弘前では老舗の中三百貨店と分かった。
弘前協会。1906年に建てられたもので県重要文化財とされている。
公園に近づいてきたら雪が一層深くなってきた。
東門にあった看板
500円で一瞬でもお殿様やお姫様になれるなら安いものだ。
公園内に設けられている植物園は現在冬季閉園中。
お濠も雪で覆われている。
あちこちにある雪吊り
駅を出て30分たったところで、やっと天守閣が見えてきた。
雪景色の中の朱色の門が目を引き付ける。
枝垂桜越しの本丸天守閣
本丸の石垣は100年ぶりの修理中とあった。
桜の時期とは違った美しさがある
もう駅を出てから40分ちかく経ったようだ。残り時間は30分足らず。
列車の本数が少ないので遅れたら予定が狂ってしまう。心惜しいが
本丸まで見られたのでこの辺で引き返すことにしよう。
古めかしい南内門を抜ける。
公園内に設けられた博物館を横目にひたすら急ぐ
追手門からはユーたちを追い抜いて、そそくさと退園
雪道を駆けて戻って、帰りの電車の時刻には何とか間に合った。が、
慌ただしいのはやっぱりよくない。今度はもっと時間に余裕をもって
歩きたいものだ。できれば桜満開の時期に……。
この辺で。