青森から宮城県の北部にある蕪栗沼にやってきたのは午後4時過ぎ。
晴れてはいたが、この日は風が強かった。大きい雲だ。
マガンの越冬地として知られる蕪栗沼。こんなサイトがここに。
遮るもののない風景が目の前に広がる。心が自然と伸びやかになる。
陽が落ちてしまう前に沼を回ることにする。
吹き過ぐ風はかなり冷たい。また例年に比べると
雪はかなり少ないようだ。
氷の張っていないところで、白鳥たちは寛いでいる。
オナガガモ、マガモ、カルガモ、ヒドリガモなどの群れが見える。
少し大きいのはヒシクイのようだ。
番の白鳥が帰ってきた。
羽繕いをしながら夜を迎える
薄暮の中で既に眠りに入っている鳥もいる。夢など見るのだろうか。
ハシビロガモが葦の中に現れた。
ハクチョウたちも次第に帰ってきた。
帰ってきたハクチョウたちに挨拶するかのように伸びをした。
泥の中に顔を突っ込んでエサを探していた白鳥
沼の近くの田んぼが輝きだした。
ここをえさ場としたマガンたちもいる
上空を飛び回っているのはノスリだろうか
空が茜色に染まる頃やっとマガンたちも帰ってきた。
次第に数を増やしていく
沼まで来ると整列を崩し、落雁となって水面に下りていく
種を問わず鳥たちは一塊となって冬の夜を迎えるだろうのか
ゆっくりと熱と光を失っていく蕪栗沼に暫く見入っていた。
この辺で。