前回も書いたのだが、今年の年越し正月は7連休だった。一日おきに
探鳥に出かけ、間の三日はもっぱらテレビと読書で過ごした。
収穫は原田マハの「キネマの神様」と帚木蓬生の「水神」の2冊だった。どちらも
涙腺が緩みっぱなしの一気読みの本だった。それにしても老いたのだろうか、
ちょっとしたエピソードでウルっと来てしまう。電車やバスの中で読んでいると
恥ずかしくなる位で、窓外を流れる景色で紛らわす始末だ。
さて高尾山周辺は正月は込み合うので、バスで大垂水峠まで行き
そこから歩くことにした。
今回の狙いはシモバシラと富士山、運が良ければ冬鳥にも会えるかもしれない。
途中の休憩場所からの相模川と富士山の風景がこのコースの白眉。
標準レンズだとこんなに小さい富士だが、
望遠だと
眼下に見える相模川の流れも大河然として素晴らしい。
花は見られないが冬枯れの草花もまた見ていて飽きない。
これはセンニンソウの綿毛
?
コウヤボウキ
ヤマアジサイ
マメ科の植物か?
冬枯れの景色の中では一層ヤブコウジの赤やヤブランの青色が目立つ。
少し歩いたところでやっとシモバシラに出会えた。
シモバシラはシソ科の多年草の名だが、冬季にはこの植物が吸い上げた水分が
枯れた茎の周りに氷柱をつくる。それもまたシモバシラと呼んでいる。
茎の周りにシモバシラができている。
いろんな形のシモバシラを見てもらおう。
ハート形
穴あきドーナツ型も多い
カタツムリ
クラゲ?
ヤカン
便器
抱っこ
輪切りの玉ねぎ
帽子
ピアス
勾玉
この形何と言ったらいいのか、思いつかない。
名前を考えていたら頭が痛くなった。
この辺で。