野に還る

ペンタックスをザックに
野山に花や鳥、虫たちを追う。
身を土に返すまでのほんの一時
さあ野遊びの時間の始まりだ。

18切符福島紀行2

2016-12-29 07:58:40 | 旅行

  只見の夜は寒かった。6時半ごろ起きて朝食をいただく。今日の予定はさしあたり

9時25分の会津川口行きの代行バスに乗ること。それまでは2時間近くあるので

街中をぶらぶらと散歩することにした。

 

 天気は快晴とまではいかないが、何とか青空は拝めた。

 

 川沿いの桜並木

 

 朝靄にかすんでいる山は柴倉山(871m)。

 

 雪に埋もれた畑にキャベツが顔を出している。

 

 鄙にはちょっと派手な写真屋さん

 

 その車庫の車の下で子猫が遊んでいた。

 

 化粧品の「粧」がとれ、薬が楽となった看板。こういう建物にはよくある

聖書看板がやはり貼られてあった。

 

 朝靄の上にちょっとだけ顔をのぞかせた柴倉山。

 

 冬休みに入っていた小学校は雪に埋もれている。

 

 年輪を感じさせる消火栓。こちらの只見町HPによると12月28日現在では、

交通死亡事故ゼロ: 222日継続中 火災発生ゼロ: 7日継続中とある。

ということは一週間ほど前に火災が起きたということか。うーん。

 

 

 もう8時を回ったというのに通りに人の姿はほとんど見られない。

 

 5年前の新潟・福島豪雨の時の浸水水位とあった。この豪雨で只見線は一部不通となり

現在も只見ー会津川口間は開通してない。

 

また雪がちらつくようになってきた。

 

 雪は周囲の音を消してしまうようで、無音の世界の中、自分の足音だけが付いてくる。

 

 

 再び川べりに出た。

 

 この辺りは只見川(右)と伊南川(左)との合流地点になる。この景色には寒さを忘れて

しばらく見入ってしまった。

 

 遠いのでわかりにくいが、川の中の大石にはカワガラスが止まっていた。

 

 雪の激しくなった上空を眺めると トビが悠々と飛んで行った。

 

 対岸には静かな水墨画の世界が広がる。

 

 川の傍に立つ建物は町営の温泉保養センター。営業はお昼から、料金は500円とある。HPによると

5年前の豪雨災害で源泉施設が故障したままで、現在は普通のお風呂のようだ。

 

常磐橋付近の交差点

 

駐在所を兼ねた交番

 

火の見やぐらの鉄塔の下には、昔只見線で活躍したSLが展示されていた。

 

 

 駅の付近まで戻ってきた。

 

 5年以上も汽車が通っていない踏切。標識だけが随分と新しい。

 

 踏切から眺めた只見駅のホーム

 

 反対側の会津方面

 

 歩いている間に朝靄が凝結して、随分下まで降りてきたようだ。

 そろそろ代行バスの出発する時間が来る。

 

この辺で。