野に還る

ペンタックスをザックに
野山に花や鳥、虫たちを追う。
身を土に返すまでのほんの一時
さあ野遊びの時間の始まりだ。

緑の博物館から多摩湖外周路をあるく

2016-12-08 07:03:20 | 散歩

 そろそろ冬鳥が見られるかと、埼玉県入間市狭山丘陵にある緑の博物館を訪ねた。

 

 すっかり枯葉で覆われた案内所の建物

 

 この辺は西久保湿地と呼ばれ、田んぼもあり今なお里山の風情が残されている。

 

季節が進み、背の高い葦も枯れて倒れ始めている。

 

 裏山を抜け多摩湖外周路に出る。一時道路状況が悪く、通行禁止にされていた箇所が

通れるようになっていたので入ることにした。

 

 厳重に有刺鉄線のある高い柵の中を行く。以前はこんな感じでなかったのだが

余りに道に迷う人が多いので、このようにされたのだと地元の人が言っていた。

 

 湖の傍まで降りてきたら狸の番と遭遇。暫らくにらめっこしてくれたので

ゆっくりと写真が撮れた。

 もう少し大きく撮ろうと欲張ったら、すぐに逃げられてしまった。

 

柵の向こうにレンズを突き出して撮った写真。

 

 楓の紅葉

 

 雑木林の紅葉も心にしみる。

 

 狭山湖の水源は一部の湧水を除き殆んどが多摩川からのもの。羽村堰から導水されて東京の水瓶となっている。

手前が導水口、向こうが狭山湖。

 

 

 再び多摩湖外周路に出る。暫らく歩くと六道山の公園が見えてきた。

 

一帯は野山北・六道山公園

 

この日は鳥見が目的だったのに、声だけでなかなか姿にはお目にかかれなかったが、

やっとモズに出会えた。

 小型猛禽類のモズだが、ちょっと優しげなので♀なのだろうか。

 

スズメもたくさん群れを見ることができた。

 

 

ここで暫らく休憩、昼食とした。

 

 向こうに見える煉瓦でできた建物は展望塔

 

 ここは秋の鷹のわたりの観察所としても知られるところ。因みに関東の富士見百景にも

選ばれている。蛇足だが、百景なのに128景選ばれているのは、水面下の政治家の泥仕合を

想像できて面白い。

 

登ってみた上からの風景。

 

 この日は薄曇り、遠くは霞んで展望がきかなかった。澄み切った日には富士山から都心まで

よく見渡せるのだが……。

 

ここからは再び多摩湖外周路に出て、約1kmほど歩いて緑の博物館まで戻った。