只見の夜は寒かった。6時半ごろ起きて朝食をいただく。今日の予定はさしあたり
9時25分の会津川口行きの代行バスに乗ること。それまでは2時間近くあるので
街中をぶらぶらと散歩することにした。
天気は快晴とまではいかないが、何とか青空は拝めた。
川沿いの桜並木
朝靄にかすんでいる山は柴倉山(871m)。
雪に埋もれた畑にキャベツが顔を出している。
鄙にはちょっと派手な写真屋さん
その車庫の車の下で子猫が遊んでいた。
化粧品の「粧」がとれ、薬が楽となった看板。こういう建物にはよくある
聖書看板がやはり貼られてあった。
朝靄の上にちょっとだけ顔をのぞかせた柴倉山。
冬休みに入っていた小学校は雪に埋もれている。
年輪を感じさせる消火栓。こちらの只見町HPによると12月28日現在では、
交通死亡事故ゼロ: 222日継続中 火災発生ゼロ: 7日継続中とある。
ということは一週間ほど前に火災が起きたということか。うーん。
もう8時を回ったというのに通りに人の姿はほとんど見られない。
5年前の新潟・福島豪雨の時の浸水水位とあった。この豪雨で只見線は一部不通となり
現在も只見ー会津川口間は開通してない。
また雪がちらつくようになってきた。
雪は周囲の音を消してしまうようで、無音の世界の中、自分の足音だけが付いてくる。
再び川べりに出た。
この辺りは只見川(右)と伊南川(左)との合流地点になる。この景色には寒さを忘れて
しばらく見入ってしまった。
遠いのでわかりにくいが、川の中の大石にはカワガラスが止まっていた。
雪の激しくなった上空を眺めると トビが悠々と飛んで行った。
対岸には静かな水墨画の世界が広がる。
川の傍に立つ建物は町営の温泉保養センター。営業はお昼から、料金は500円とある。HPによると
5年前の豪雨災害で源泉施設が故障したままで、現在は普通のお風呂のようだ。
常磐橋付近の交差点
駐在所を兼ねた交番
火の見やぐらの鉄塔の下には、昔只見線で活躍したSLが展示されていた。
駅の付近まで戻ってきた。
5年以上も汽車が通っていない踏切。標識だけが随分と新しい。
踏切から眺めた只見駅のホーム
反対側の会津方面
歩いている間に朝靄が凝結して、随分下まで降りてきたようだ。
そろそろ代行バスの出発する時間が来る。
この辺で。