野に還る

ペンタックスをザックに
野山に花や鳥、虫たちを追う。
身を土に返すまでのほんの一時
さあ野遊びの時間の始まりだ。

新潟下越地方を歩く②-佐潟

2015-11-10 06:58:33 | 探鳥

 翌未明、越後線に乗って30分越後赤塚で降りた。時刻は5時半周囲はまだ暗い。

目指す佐潟までは歩いて40分かかる。コミュニティバスもあるのだが、

7時45分まで待たなければならない。歩いているうちに空は白んできた。

 

 

 湿地センター前から観察舎に向かって歩き始めた。 奥に見える山は角田山、春先カタクリで知られる山だ。

 

 

 佐潟は海の傍の砂丘地帯の低地にできた砂丘湖。奥の畑の向こうが日本海となっている。

 

 登ったばかりの太陽が湖畔に立つ校舎に映っている。

 

 

水鳥たちのほとんどはまだ眠っていた。

 

 

 それでも気の早い白鳥のグループは朝の挨拶を交わし始めている。

 

ダイサギの姿も見える。

 

 カワウも数は少ないがいる。

 

カモ類はマガモとコガモ、そしてホシハジロなどが目立つ。

 

 直方体の無骨な建物が観察舎。

 

 早朝にもかかわらず、車も2台止められていた。

 

 暫らくすると白鳥たちにも動きが見え始めた。

 

 盛んに集まっては長い首を振って鳴き交わしている。「おい出かけるよ!」とでも言っているのだろうか。

 

そうこうしているうちに突然、すぐ近くにいた3羽の白鳥が滑走を始めた。

 

 

 朝日を浴びてピンク色に染まっている体を懸命に空へと持ち上げている。

 上の2羽の幼鳥をかばうように飛んでいる姿が微笑ましい。

 

 こちらも中に挟まれて飛んでいるのが幼鳥。

 

 翼の先を触れ合わせんばかりに飛んでいる。まるで空中に浮かんだ組体操のようだ。

 

 

 

  白鳥たちの飛び立った後は閑散としている。

 

カワウたちのどこか所在なさげだ。

 

 枯れ蓮の上にちょこんとカワセミが乗っている。

 

 カイツブリの番

 

 木の上で悠々と毛づくろいをしているのはアオサギ

 

こちらは渡ってきたばかりのツグミ

 

 セイタカシギだろうか、かなり離れた水際でじっとしたまま水面を見つめていた。

 

 この辺で。