野に還る

ペンタックスをザックに
野山に花や鳥、虫たちを追う。
身を土に返すまでのほんの一時
さあ野遊びの時間の始まりだ。

赤木自然園

2015-11-03 08:24:14 | 植物園

 晩秋の開園を迎えた赤木自然園を訪ねた。一部の木を除いて紅葉はこれからといったところ(10月下旬)。

 

 秋の終わりに咲くヤマラッキョウは好きな花のひとつだ。

 

 

キバナアキギリ

 

 シロヨメナでいいのだろうか

 

 林を抜け、日当たりのよい傾斜地ではリンドウが咲いていた。

 

 

 

 

 この時期には珍しいマツムシソウ

 

 ヤマトリカブトの花

 

 ハバヤマボクチ

 

セキヤノアキチョウジは花を落とし始めていた。

 

 

花は少ないこの時期だが、木の実を楽しむことはできる。

ツリバナの実

 

橙色の実と紅葉した葉もきれいなニシキギ

 

 

リンドウに沿って見られたのはユキザサの実、寒さで身を凋ませている。

 

 

 藪の中でひっそりと小さな実をつけているツルリンドウ

 

 マムシグサの実は枯葉の多い野原で、ひときわ異彩を放っている。

 

朝日を浴びて煌めいているガマズミ

 

 やや色を落としたムラサキシキブの実

 

 酸漿の実が袋(萼の変形したものだそうな)の破れた部分から顔をのぞかせている。

 

見上げると一部の木では紅葉が始まっていた。

 

これは日本にのみ自生するカエデ科のメグスリノキ

 

 

 

 

お終いはミズスマシの池。色づいた木が水面に影を投じている。

 まるでモネの池を見ているようで、しばらく見入ってしまった。

 

 水面で輪を描いているのは、最近見ることの少なくなったミズズマシ。もう少しアップで撮ろうと何度か試みたのだが、

対象が暗く、小さく、素早いので私の腕ではこれ以上は無理だった。

 

 なお晩秋の開園は11月15日まで。これ以降は来年4月まで待たなければならない。

この辺で。