FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<レッスン日誌>DOM KIDS SCHOOL

2012-04-06 13:29:27 | クライミングレッスン報告
3月27日  メンバー : かずくん(小2)、ハヤト(小3)、コータ(小5)、アオイちゃん(小6)、カイ(小6)

DOM KIDS SCHOOLは小学生までのスクール。
4月から中学生になるアオイちゃんとカイは、今日が最後のスクールだ

今日は最後なので、ゲーム「どんじゃんけん」から。
結構盛り上がっていたね
基本練習は一通り全種目を。
入ったばかりのかずくんはまだ苦労しているが、前からいるメンバーは大分スムーズになってきた

基本の後はムーブの学習。
今日は「乗り込み」のワン・ムーブの課題を各自で考えてもらう
面白いことに、クライミング能力とムーブを自分で考察して表現する能力とはリンクする場合が多い。
自分で課題を考えて表現することもまた、大事な練習の一つなのだなぁ
いつも子どもたちの様々な反応を見ながら感じている。


さて、入門クラスという位置づけのこのスクール。
長く在籍している子も多いのだが、ある程度のレベル以上のことはあまり望まないケースがほとんどだ。
クライミングをちょっとしたイベントととして捉えておられるご家庭が多いのかな、と思う。
私としては、レベルアップレッスンや他のルートのあるジムなどでのレッスンも受けて、
クライミングの世界を広げ、「努力」を知って行ってくれる子がもっと出てくれると嬉しいのだが
クライミングは登るか落ちるか、という非常にシンプルなスポーツ。
結果がはっきりと出てしまうだけに、とてもシビアな一面を持つ厳しいスポーツなのだ。。。


なにはともあれ、当面の間このスクールでは、クライミングの上達に焦点を当てるよりも
楽しんでクライミングの動きを入れた運動をする、くらいの気持ちでレッスンをすることにしている。
今みんなで取り組んでいるのは、ジムの壁を端から端まで、一度も落ちずに往復すること。
子どもたちは「世界一周」と呼んでいる。
とは言っても一人で往復出来るレベルの子はいないので、リレー形式にしてみんなでつなぐことにした。
ここ数回練習してきて、このメンバーでは今日がラストチャレンジだ
片道はOK 
帰り、「赤壁」と呼んでいる少し前傾した個所で順番が回ってきたアオイちゃんが惜しくもフォール
ものすごく頑張ったのに、うーん、残念
一度落ちてしまったけれど、気を取り直してそこからやり直してゴールまでつないだ

レッスンの最後、今日で最後の二人に感想を聞くと「楽しかった」と答えてくれた
クライミングの入り口を経験してもらう。それもまた大事なことなのかな、と思った瞬間だった
クライミングを通じて楽しい思いをした子ども達が将来クライミングのファン層となって
この世界を盛り上げてくれることもまた、素敵なことではないか