FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<アウトドア定期便>御岳ボルダー・・・のはずが雨でノーズへ

2008-10-27 00:19:59 | クライミングレッスン報告
予報ではのはずだったので行く予定にしていたのだが、朝出がけに。。。
あわてて中止に
せっかくも作ったのに・・・と言うことで、今日は別のジムに行ってみることに。
メンバーの地の利も考慮して、ノーズに決定。

お昼頃に行く。
今日のメンバーはこうへい君、ミツキ、ゴロー君、りんちゃんの4人。
ついてすぐにお弁当のはずが、みんな「おなか空いてない
の中ではあんなに「ハラへった~」なんて言ってたくせに。

で、とりあえず登ることに。
準備運動の後簡単なボルダー課題でアップ。
次にトップロープで簡単なルートから。


一人2本ずつ登ったところでお弁当

昼食後はしばらくルート。
5.8~10c位を各々取りつく。
コウヘイ君は以前来たときに登った10cをナンチャッテリードで練習したいと言うので、やってみる。
苦戦したがなんとか完登
でも、いっぱいいっぱいでクリップを飛ばしちゃった。
あの高さでクリップを飛ばしたら危険だね。トップロープで確保されてたから良かったけれど、今度から気をつけよう。
でも、良く頑張れた。
奥のリード壁の5.9はスムーズにリードでオンサイトできたね。

ゴロー君はルートも大好き。
今日は沢山登れてうれしそう
「コワイ~」と言いながらも外岩チックなルートをみんなより1本多く登っていた。

りんちゃんは今日クライミング3日目で少々お疲れ気味。
でも、結構たくさん登った。
リード壁の5.9もリードで頑張った。1テン入ったけれど、上まで抜けられたね。
リードを始めて初めてのテンションかな?

ミツキは1本目でやられて凹み気味。
2本目のスラブも大苦戦。
「もう、ルートやらない。」
せっかくこの前のコンペで一歩進んだのに、ここで停滞したらまだ後退してしまう、と思い強制的にもう1本やらせる。
選んだ5.7、下部から「持てない、悪い」を連発。
「動けない」「もうだめ」というのを叱りながら続けさせる。みんなも応援
頑張って、粘って、テンションせずに登り切れた

最後はみんなの大好きなボルダー。
課題を作ってセッションしたり、結構高度なことをして遊んでいた。


5時半に終了。すっかり暗くなっていた。それでも「終わるよ」と言ったらみんなで「え~っ
最後にみんなで記念撮影


<レッスン日誌>pump2キッズ

2008-10-22 11:46:18 | クライミングレッスン報告
16:30からと18:30からの2回のレッスン。
それぞれ二人ずつ来るはずだったのが、病欠と負傷で一人ずつになった。

16:30からはしょう君。
彼は先週発熱で休んでいる。
季節の変わり目だから、ちょっと体調を崩しやすい時期だね。

せっかくのマンツーマンなので、アップの基本ではあたらしいテクニックを一つ加える。
その後自分の課題にチャレンジだ。
今、彼は白テープ全制覇に取り組んでいるのだが、久々のクライミングで指が痛い、と訴えるので指にやさしい課題をチョイス。
「ピンクテープ課題の復習でもいいよ」と言ったのだが、「どうせなら白にチャレンジしたい」としょう君。
結局白を6個くらい登った。

ルートクライミングはクリップの練習から。
センスの良い登りをするのだが少々非力なので、リードクライミングに入ってからもトップロープで確保して登ることが多かった。
今日は一人なので、少し丁寧に教えられる。
リードで5.7と5.8の2本を登った
なかなか冷静で良いよ。この調子でリードクライミングに慣れていこうね。
中学生になったら、少し筋力アップも取り入れても良いかもね。

18:30からはミツキ。
ユイトが学校で怪我をしたので、今日は一人。
ただ、今日はどうも元気がない
いつも元気があふれて困るくらいだから、このギャップはかなり心配だ

本人はマラソンで疲れた、と言っているのだが・・・。様子を見ながら進めることにする。

それでもクライミングが大好きなミツキはアップも基本の練習を全部こなし、
白課題もパノラマで4本登った。
これでギブアップかな?と思いきや、
「次、ハングに行く。」
ハングで1本オンサイト
次に少々難しめの白にトライ。
ハングを越えていくので、体力も要る。
6~7回トライして、これがラストと決めたトライであと一手で落ちた。

もう、これでやめさせた方がいいかな、と思っていたら、
「あと1本ルートを登って今日は終わる」と本人から申し出た。

ルートはミツキの登りたいルートを選んでもらう。
易しめのを登りたがるかと思ったが、「10aにチャレンジしようかな?」と言う。
先日のコンペで少々自信を得たミツキ。ここで波に乗りたいのだろう。
彼の気持ちを尊重することにした。
ショートウェーブの10aを見事オンサイト。嬉しそうだった

疲れているのに頑張ったミツキは今日たくさん進級した

お母さんも迎えに来てくれてよかったね。
その後大丈夫だったかな?

子どもたちは体調が悪くても、好きなことだと頑張ってしまう。
彼らの気持ちも受け入れつつ、どうレッスンをすすめるか。
全く休ませるか、少しはやらせるか。やらせた場合、どこまででストップするか。
その見極めがとても難しい



御岳

2008-10-21 14:41:40 | クライミングレッスン報告
国体がらみでずっと外岩に行けなかった。
良い天気だったので、今週末のアウトドアの下見も兼ねて、御岳へ。

子どもたちも楽しめて、かつ日曜でも比較的空いていそうなエリアを探す。
既成の課題以外にも課題が設定できそうな・・・とウロウロしていたら、あっと言う間に時間が経ってしまった。

写真は「デラシネボルダー」と言う岩。
最近人気のようだが、高グレードがないから子供たちも一緒に遊ばせてもらえるかな~?


陽も傾いて来たころ、「せっかく来たのだから」と忍者返しの岩場へ向かう。
「忍者返し」は1級なのだが、昔触って登れなかった課題。
昔は下に大きな岩があって怖かった今みたいに良いマットもなかった。

・・・と向こうから見慣れた集団が。
パンプのバイト集団だ。
「あれ~、福山さんもボルダーやるんですか~?」てなことで、
皆と一緒に「とけたソフトクリーム岩」へ。
昔登った課題をあれこれやってみる。
久々に楽しかったが怖かった。
昔登れたのに、今日何回かトライしても登れなかった課題もあった。・・・あはは。

結局暗くなって見えなくなるまで登った。

<コンペに行こう!>習志野クライミングコンペ

2008-10-19 23:42:05 | クライミングレッスン報告
キッズとビギナーのためのコンペがある、とナオト君から聞いて、子供たちに声をかけてみた。
名乗りをあげたのはコウヘイ君、ミツキ、ユイト、さと君、たいちゃんの男の子5人。
さと君以外はコンペ初体験だ

朝8時20分に実籾駅改札集合、会場に向かう。

体育館の中はすでに人がいっぱい。
みんな集まって注意事項を確認し、準備運動。
クライミングでアップが出来ないので、開会式が始まるまでなるべく走り回って遊ぶように指示。

さて、開会式に続いて競技開始。
キッズはみんなコールゾーンに集合して出番を待つ。


FCCの一番手はユイト。
前半はなかなか良い登りだったけれど、上部のハング帯に入って行き詰まった
振り返って思わず「テンション
そう、登るときやロープにぶら下がるときはコールをはっきり言うこと、って教わったんだよね
でもコンペでは一手でも上に行った方が成績が良くなるから、
頑張るだけ頑張って、黙って落ちて良かったんだ。
ごめん、そう言ってあげるの忘れてたよ


次はさと君。
体が小さいからところどころ遠そうだったけれど、デッドポイントをうまく使って見事完登

3番手のミツキ。
彼は少々ルートが苦手。パンプでのレッスンでも、ルートだと動きが止まる。
気持ちの問題が大きいようなので、コンペで気合いを入れて集中することによって一歩踏み出せれば良いのだが。
なので、なるべく大きな声で声援を送る。
FCCの仲間もみんなで大声援
その声に背中を押されて頑張った。そして完登
とても嬉しそうだ

4番目はコウヘイ君。
研究熱心な彼は順番を待つ間も終始ルート攻略法を研究。
あまりに研究熱心なので、私がコンペのときに使っている双眼鏡を貸してあげた
声援も大きな声でしてくれたね。
そして自分も危なげなく完登した

ラストはたいちゃん。待ち時間が長かったね。待ちくたびれちゃった。
普段の練習では、被った壁をまだあまり登っていないこともあって体力がもたなかったかな。
まだ1年生だもんね、よく頑張ったよ


お昼をはさんで2時半ごろから2本目開始。
友達も増えてみんなでよく遊んでたね。


2本目は1本目より難しそう。お手本で登る人も少し悪そうにしていた。

ユイトは限界まで頑張って落ちた。1本目より内容が良かったよ。コンペは慣れが要るからね。
さと君は最後の一手で少し焦った。不用意に手を出して完登を逃した今度は最後までしっかり決めるように気をつけて登ろうね。
ミツキも限界まで頑張れた。これでルートにも少し自信を得てくれると良いなぁ。
コウヘイ君は中間部で少し焦ったようだったが無事完登。本人的にはコンペのメンタルな部分を感じたようで、「登っている途中少し自信がなくなった」と述べていた。
たいちゃんは粘った。進みたいけれど動けなくなって力尽きた。頑張って練習して、またコンペに来ようね。

結果はコウヘイ君キッズB男子1位、さと君2位、ミツキキッズ男子A3位。
表彰された子も残念ながら今回は表彰されなかった子もいたけれど、みんな何かを感じてくれたかな?

コンペって、終わった後、強くなっている自分に気づく。みんなこれからが楽しみだ





<レッスン日誌>リードクラスアウトドアレッスン・10月

2008-10-14 14:00:13 | クライミングレッスン報告
10月12日

リードクラス久々のアウトドア

本当は河又の予定だったが、近頃少々気味だったので
乾きの早い幕岩に変更した。

エリアは桃源郷。
結構人がいて、懐かしい人もちらほら。

先ずはサンセット10aにトップロープを張り、アップ。
核心を逃げて右にまわりこめば5.9くらいだ。

みぽりんはついでにサンセットも触るが「無理っ
早々に降りてきた。
ユイちゃんは「サンセットはやりたくなーい。前触って超怖かった」と全くの拒絶。
そっか、二人とも外岩は久しぶりなんだよね。

で、隣の「シルクロード」をやることにする。
1本目はトップロープでリハーサルし、2本目はリードで登った。
「ボルトの間隔が遠いからちょっと怖い」と言いながらも、二人とも安定して登れた

お昼を食べて、「アボリジニ」10a。
微妙な岩の凹凸にハイステップで立ちこんでいく課題。
人工壁にはないタイプのクライミングを強いられる。

先ずはみぽりんがトライ。
「どうやるの~どこに立つの~」と言いながらもなんとなく行ってしまった。
降りてきて、「ロープに引っ張られた感じで納得できない」と言う。

次にユイちゃん。
足を高くあげて立ちこむのが苦手な様子。
落ちそうになると「あぼぼぼぼ・・・・」(危ない、と言いたかった?)
でも、何とか上まで抜けた。

次に先ほど納得できなかったみぽりんが再トライ。
今度は核心でテンションが入った。

「そんなに悪かったかな?」
みぽりんのママにビレイをしていただいて、私がやってみることに。
確かに悪い私も割と必死だった。
でも、体の使い方がイメージしてもらえたかな?

二人に「はい、もう一度」と言うと、二人とも口をそろえて「やりたくなーい」「二度とやらなーい

で、「こういうのをやらないと上手くならないよ。クライミングが上手くなりたいんだったら、ああいう立ちこみが出来なきゃ」
と言ったら、二人の目つきが変わった。

「ホンチャン、行ってきます」と先ずみぽりん。
核心でちらりと私の顔を見たが、その後上手く体を使い、足に力を連動させて立ちこんで行った。
見事ノーテンションで登れたではないか

見ていたユイちゃん。「えーっ行っちゃったじゃん。良いな~私、絶対にできないよ
ところが取りついたらすーっと行ってしまった。
終了点について「あれ?どうやって行ったんだろう?」と言うので、
ロワーダウンしてもう一度復習。
体に入ったらしく安定してムーヴをこなせた。

子供たちの上手くなりたい気持ちが課題を登らせたんだね。
あと、お手本を見せてイメージを持たせることの重要性も痛感した。

これに満足した二人。
「今日は、もうおしまいっ
まだ2時過ぎだと言うのにとっととハーネスを脱いじゃった。
ま、良いか。
いろいろやってせっかく覚えたことが抜けちゃっても困るもんね。

↓岩場にいたカッチーちゃん。すっかりお友達になったね


バスに乗るまで下の河原に行ったり、アスレチックで遊んで帰った