FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

2013年スペインツアー ②

2013-09-28 21:59:25 | 日記
その日の午後は、ここ Rodellar の人気エリア、Las Ventanas へ。




長さ30メートル以上、8a(13a~b)以上の高グレードもズラリ!と揃っている上に見晴らしの良い高台にあり、居心地も最高
今日は一番奥の方の短い6c+(11b~c)を1本オンサイトしたあと、すぐ隣にある El Delfin の 6a+(10a~b)を登って〆にしようと思ったものの、
帰りに Criminal Tango というエリアに寄りたいと Y-jiraが言うので、そこで6c+を1本登り、ツアー1日目終了。

~つづく~

2013年スペインツアー ①

2013-09-27 12:53:25 | 日記
8月28日~20日間の予定で、スペインの "Rodellar" というエリアへ行ってきました。

自分のクライミングツアーに出るのは約15年ぶり

32歳でフリークライミングを本格的に始めてから、私の人生は一変しました。
「本当にやりたいことをする」ことが人生の目的となり、「一」から出直したのです。
とは言え、30代も半ばになってからの「一」からの出直しは生半可なものではなく、食べるために「やりたいこと」が出来ないことが多々ありました。

仕事も少し軌道に乗ってきて、どうにか生活のメドが立って来たのが今年になってから。
仕事とクライミングに自分の時間の全てを費やす生活なので、ことさらに切り詰めなくとも、どうにかツアーに出る最低限の費用が出来ました
昨年まで毎年ツアーのお誘いを友人から受けても、生存するのが精いっぱいで結局は参加出来なかったのですが、今年は何としても行きたい
・・・と言うワケで実現したツアーでした

せっかくツアーに出るからには、ある程度強くなって行きたいと思うものの、夏は私にとって最も忙しい時期なので、最も練習の時間が確保しにくい時期。
でも、子どもたちの大会シーズンなどとの兼ね合いを勘案すると、夏の終わりから9月にかけてしか、留守に出来る時期はなさそう。。。
結果、かなり弱った状態でツアーに出る羽目になりました。。。が、ツアーは自分のクライミングだけに時間を費やせる時間 
逆に向こうに行って調子を上げ、帰国後につなげようと気持ちを切り替えました。

早朝に家を出て、成田へ。
空港で一緒に行くM女王と待ち合わせ。
11:00am、飛行機は私たちを乗せ、定刻通りに成田を出発
ヘルシンキを経由して、時差があるので同じ8月28日の夜20:25、やはり定刻通りスペインはバルセロナに到着
空港には8月の中旬から9月末までずっと滞在している y-jira が迎えに来てくれていました
y-jira の運転で夜道をひた走ること約4時間 
これから仮の我が家となる宿「Albrgue Las Almunias」に到着
Y-jira、運転ありがとうね
シャワーを浴びて即就寝

翌朝、早速クライミングへ。
今日のエリアはアプローチの短い「EL CAMINO」から。
このエリアは陽向きの関係で午前中に良く登られるエリア。
ルートの長さも15~25メートル、と日本並みです。
スペインはルートが長いため、80メートルロープを用意して行ったのでした。

ここで6a(5.9~10a)~6c(11a~b)までを4本。
Rodellar は石灰岩のエリア。
人気のこのエリアは所謂「百万人スタンス」でツルツルに磨きあげられており、スリップが怖い
現に6a のルートの出だしでスリップしてビビりました

  ↓ El Camino 全景

~つづく~

<イベント報告>チーム夏合宿&サマーキャンプ2013⑥

2013-09-25 11:40:31 | 活動報告
サマーキャンプ2日目。

チームの合宿は早朝に起きてランニングをするけれど、サマーキャンプは7時起床と少しのんびり
自分たちで準備をして朝食を食べ、後片付けをしたら荷物をまとめてチェックアウト。
  ↓スクランブルエッグの卵に殻がはいっちゃった

  ↓無事朝ごはんも出来ました


予定は10時からクライミングだったけれど、早めに準備が出来たので、9時半にはクライミング開始。

  ↓今日は涼しい日陰で準備体操

  ↓今日も中学生2人がタープを設営。暑かったらここにどうぞ


今日はレベルチェックだ
昨日の練習をもとに登るルートを決め、登る前に「レベルチェックお願いします」と申請してもらう。
途中で落ちたりテンションせずに完登できたら、そのルートのグレード(難しさレベル)が今年のサマーキャンプでの、その子のクライミングレベルとなる。
ちょっとしたテストのようなものだ。
みんな始めは手堅く、登れる可能性が高いものから。
それがクリアできると限界への挑戦となる
屋外の壁は高さをを感じる。
怖がるかと思いきや、子どもたちは臆することなくチャレンジし、いつもの練習時よりグレードを伸ばした子もいた
ちょっと緊張。でも、その緊張感が頑張らせてくれるんだよね

  ↓緊張しながらロープのチェック


思い切り頑張った後は、今日も今日とて川遊び。
盛りだくさんにいろいろと企画するよりは、シンプルな中で子どもたち自身の創造性で遊ぶのが一番、と考えている。
みんなの希望で今日もスイカ割りをすることになったので、移動の途中でスイカ割り用の棒も物色
今日はスイカも割れることなく無事移動完了 川の中で冷やされた。

子どもたちはダムづくりをする者、水かけっこをする者などいくつかのグループに分かれて思い思いに楽しんでいた

   ↓ダム造りに励む面々

   ↓男子軍団悪ガキ4人組vsのんちゃん

   ↓今日のスイカはのんちゃんが仕留めた

   ↓見事にパッカリ割れました


午後4時解散。
まだ遊び足りない子どもたちは、お母さんにお願いしてちょっとだけ川遊びを延長してもらっていた。

今回、クライミングも生活面も、子どもたちは一人一人、実に良く頑張ったと思う。
クライミングではギリギリのチャレンジをし、生活では協力的でない子は一人もいなかった。
またチームメンバーもしっかり役割を果たし、初参加の子もいる一般メンバーをまとめてくれた。
少しずつリーダーシップ・・・と言うか、やってほしいことや協力してほしいことを「決め」て「伝える」ことが出来るようになって来たように思われる。

初参加の男の子のお母さんから、「サマーキャンプに行ってからビックリ!毎日キッチンまわりの手伝いをしてくれるようになりました」という嬉しいお便りも頂いた
毎回参加しているチームメンバーには、この時の食事作りがきっかけとなって家で料理当番をするようになった子も多い。

子どもたちはチャンスさえあれば、人の役に立つことを喜んでするようになっていくんだね


<イベント報告>チーム夏合宿&サマーキャンプ2013⑤

2013-09-24 12:06:34 | 活動報告
みんなが一生懸命に作ったカレー、なかなかおいしかったですよ
お代わりもたくさんして、子どもたちはモリモリ食べていた。
夕食が終わったら、片付けも自分たちで。
食器を下げてテーブルを拭いたり床にこぼしたごみを拾ったりする係、
食器を洗ってすすぐ係、ふきんで拭いてしまう係・・・。
事前に決めた役割分担に従って、せっせと動く



「家ではこんな姿見たことない」とママたちもびっくり
なかなかテキパキと仕事がこなせて、時間通りに片付けが終了
あとは本日最後のイベント、花火大会だ
ここの宿舎は、打ち上げ花火以外ならば花火も楽しむことができる。
イベント係が管理の方から花火用のバケツを借りて来た。
ろうそくも用意して、準備完了

ガキ大将のコーヘイがその場を仕切り、子どもたちは花火に夢中になっていた。


花火の途中でそっと抜けて、シャワーを浴びさせてもらう。
戻って来ると、消灯時間の9時になっていた。
子どもたちは、と言うとチーフリーダーのタクミの指示のもと、みんなきちんと花火を片付け、掃除もして待っていた
「全部片付けておきました。では、おやすみなさい」と代表してタクミが挨拶し、みんな各自の部屋へ。

あれ~出来すぎじゃな~い

なんだかキツネにつままれたような。。。
その後、保護者の方と軽く懇親会
子ども部屋は、割と静かだった

<イベント報告>チーム夏合宿&サマーキャンプ2013④

2013-09-23 21:47:58 | 活動報告
午後3時半に川遊び終了。
宿舎に帰って、子どもたちは先ずシャワー。

さっぱりしたところで、ミーティング開始。
今年のチーフリーダーはタクミなので、タクミが司会進行を務める。
上手くみんなの意見をまとめてね


話し合いによって、食事作りと片付けの子どもたちの役割分担が決まった。
さて、夕食の予定時間は6時半。
それまでに間に合うように、早速みんなで動け動け
FCCの合宿でのモットーは、働かざる者食うべからず、なのだ

チームの子どもたちの指示に従い、みんな良く動いていた
さぼったり、フラフラしている子が誰もいなかったのは、なかなかえらかったぞ


サマーキャンプの夕食の定番は、カレー
ちょっと水の分量を間違えてシャバシャバな感じのカレーになったけど、味付け係の評価はまずまず
盛り付ける頃にお父さんやお母さんたちを呼ぶ。


さて、食事の準備が出来ました
では、いただきまーす


~つづく~