FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<レッスン日誌>ファミリーレッスン@pump2

2011-07-31 09:34:59 | クライミングレッスン報告
7月13日(水)
メンバー:コーヘイ(小6)、ユイト(中2)、ミサキ(中2)

コーヘイとユイトは2コマ続きでレッスンを受けているので、その続きから。
2人ともツナミの12台をトライ中だ。特に中学生のユイトはツナミのような長い壁で心肺機能が高まるようなクライミングを数多くこなしてもらいたい。一方、神経系統の発育が盛んな年代のコーヘイは、多様な形状の壁の課題を練習して対応能力を高めておくべき時期だろう。コーヘイは前傾した壁に苦手意識を持っているので、その克服の意味でツナミをトライしてもらっている。

ユイトは地道な努力を厭わず出来る子で、今日もレッスン時間前に来てボルダーでアップ済み。レッスンではすぐに本題に入ることが出来た なかなか良い心がけだよ
ただ、近頃調子に波があるのはなぜだろう?今日はあまり調子が良くなく、ツナミのリピート練習はどれも登れず
コーヘイは前の時間ロープをぐしゃぐしゃにしたままボックスに突っ込んで帰ったらしく、ロープがこんがらがりまくりだ
その整理に大幅なタイムロス トライ中の黄色/12aは上部が遠く、小さいコーヘイには少々辛い。テンションした後ロープを掴んで次のムーブを起こしやすいポジションから始めてしまうから、これだとムーブがつながらないよ。

ミサキは初級の卒業テストを行うことに。本来は毎回レッスン時にクリアしてもらうのだが、お父さんと登る時間が圧倒的に多く、レッスンは補助的なのでテスト形式に変更した。
トップロープのビレイ、ルートとボルダーの指定課題を登って見せるなど、いくつかの項目をチェックし、見事合格
次回からは中級の内容をチェックしていくことにしようね あと、中級になったことで中学生の部活にも参加資格が出来た。良い仲間関係を作ってお互いに切磋琢磨してほしいな
あ、一つ忘れてた。ホールドの種類とムーブのパターンの理解度チェック これは次回レッスンに来た時にね


<レッスン日誌>レベルアップレッスン@pump2

2011-07-29 10:54:00 | クライミングレッスン報告
7月1日
メンバー:タクミ(小6)、ちかちゃん(小5)

タクミが初めてレッスンの見学に来た時、レッスンを受けていたのがちかちゃんだった。
当初タクミはきれいに上手に登るちかちゃんを見て入会を決めたと言っても過言ではないだろう。

それから9カ月。
上を目指したいという気持ちが強く、熱心に吸収しようとするタクミは、遊びの感覚で楽しんでクライミングをしたいちかちゃんを追い抜いてしまった

お友達と遊びの約束が入らないときに急遽レッスンに来るちかちゃんと、毎月レッスンの日程を予め組んで、それに向けて生活を組み立てているタクミとでは、その心構えに違いがあり、上達の速度に関連してくるのは当然である

今日、タクミは以前トップロープでも全く歯が立たなかったツナミの白/10aをリードで完登した
初級コースを修了するためにクリアすべきチェック項目のほとんどを終了し、あとはルートを数本残すばかりだ。
一方ちかちゃんはクライミングの間隔が空くので、いつも「思い出す」ことや「なれる」ことの繰り返しが多い。今日は以前にクリアしているルートを足自由で復習した。でも何本か登れたので、ちかちゃんとしては結構満足

上達を目指したい子と遊びの延長に位置付けている子。
どちらのスタンスもあり、だと思う。
ただ、そこから何かを得て行ってもらいたい。そのためには楽しいことばかりではなく、苦しいこと、いやなことも乗り越えて行ってもらわなければならない。そしてその耐性を支えるのは、クライミングに対する情熱なのであり、情熱を培う一助としてアウトドアでのレッスンやサマーキャンプなどの合宿を行っている。クライマーとしてのスタンスを持った仲間と交流を持って刺激を受け、自分もクライマーの仲間入りを果たしたい、と思うことが情熱につながると考えるからである。

段階を踏んで、「遊び」から「訓練」へ移行してくれると嬉しいのだが。。。


<レッスン日誌>DOM KIDS SCHOOL

2011-07-27 14:41:48 | クライミングレッスン報告
6月28日
メンバー:ハヤト(小3)、たっくん(小3)、アオイ(小6)、ナナちゃん(小6)、コータ(小5)、カイ(小6)

6月2回目のスクール。
新入生のコータとカイは10分間でピンクテープ(8級)を何本登れるか、のタイムトライアル
さすが小学校も上級生となると体力もup 2人とも10~15本くらいを完登した。

そのあとカイは緑テープ(6級)にトライ。緑テープは以前からスクールに来ている子たちがようやく到達したレベル。しかもルーフを登るラインで緑の中では難しい課題だ。
チャレンジタイムの過ごし方で、その子のパーソナリティがおおよそ分かるものだが、カイはなかなか真面目でアスリート気質のようだ出来ない課題にじっくりと向き合い、どうしたら攻略できるかを試行錯誤して自分に不足している能力を客観的に探ろうとする。今日はこの課題は登れなかったけれど、この頑張りはナイスだったよ

同様の性質を持つアオイ。彼女は体格にも恵まれ、近頃実力をつけてきている。今日は緑(6級)から黄緑(5級)を数本完登した

ハヤトはまだ小3ながら、動き方の意識においてなかなか良い理解力を持っている。自主練習に来るなどしてもう少し登るチャンスが増え、またここのスクール以外の交流の場を経験して刺激を受ければ、将来なかなか楽しみな感じなのだが いつか彼のクライミングの世界が広がる日は来るのだろうか?

ナナちゃんは今年受験生。でも、このスクールの時間だけは「私の趣味の時間」として確保している。「月2回の趣味の時間が作れないようでは、受験勉強だってきちんと出来ない、と塾の先生が言ってたから、私頑張るんだもん」とのこと。その塾の先生、そう言えるあなたは立派です
以上は皆チャレンジタイムで課題を攻略することに楽しみを見出しているメンバー。

さて、一人チャレンジタイムが嫌いなたっくん。この時間になると「いつ終わるの?」
自分が出来ることと出来ないことを認識し、出来ないことを出来るようにしていくことに喜びを見出してほしいのだが。。。
これはクライミングに限らず、何をして行くにしても物事の習得には必要な心の持ち方だ。
自由に自分のやりたいことだけをする。。。それはそれで大切な段階かもしれないが、それだけでは進歩にはつながらない 心の成長とも大きくかかわる点かもしれないが、どうしたらそれに気づいてもらえるのだろう。。。?


関東ブロック大会 その2

2011-07-24 23:10:40 | クライミングレッスン報告
今回の関東ブロック大会、神奈川チームにユイちゃんが補欠として参加しました。
彼女が初めて私のところに来たのが小学校2年生の時。
アウトドアのクライミングに出かけると、お昼ごはんの時には一人で高い岩の上に上がり、とても嬉しそうにおにぎりをほおばっている姿が印象的でした。一人であることを楽しめる子なんだな、と思ったものです。
中学3年までの長い間、ずっと熱心にレッスンに通い続けてくれ、そして何よりクライミングが大好きな少女に成長してくれました 他の人に流されることなく、小さい頃他の子から離れて幸せそうに一人で自然の中での食事を楽しんでいたように、自分の好きなことを自分の信念に基づいて続けている…それが私は何よりうれしい

今回は選手のチャンスを逃し、悔しい思いもしたと思います。
でも、ムードメーカーとして良く働いていたように思うよ 
少女と少年は、今回は関東ブロックの通過は出来なかったけれど、いつか必ずユイちゃんも選手としてこの予選を勝ち抜いてね
追記:私が選手として参加した成年女子に関するブログは「上を向いて☆登ろう」のほうにアップしました。


国体関東ブロック大会

2011-07-22 10:34:08 | クライミングレッスン報告
今日から国体関東予選であるブロック大会に行ってきます!
従いまして、週末のレッスンはお休みとなります。
ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。

なお、私の個人的な日記は別のブログ「上を向いて☆登ろう」(トップページからも入れます)に移すことにし、この日記は子どもたちのことに限定するようにいたしました。

よろしくお願いいたします。