FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<レッスン日誌>レベルアップレッスン@pump2

2012-02-29 11:57:21 | クライミングレッスン報告
2月18日(土) メンバー:ショータ(小4)

定期的にレッスンに通い始めたショータ。
今日は一緒にレッスンする人の予約が入らず、マンツーマンとなった

本人も上達への意欲が高いため、私もついつい熱が入ってしまう
基本練習のフォームも結構細かく注意した。
基本の練習課題としていつもルーティーンで練習している課題のみならず、
今日は他にも課題を作ってやってみたり。
ちょーっと難しかったかな~
でも、良くついてきたね

その後のムーブの学習。
今日ショータが引いたカードは「マントリング」。
一度でもアウトドアのボルダリングを経験したことのある子なら
説明だけで「あ~」とピンと来るのだが、
インドアでの経験だけだとなかなか理解が難しい。
それでも今回pumpのボルダーにはマントルらしき動きを練習できる張りぼてがついたので、
それを中心に練習。
この課題もちょっと難しかったかも。。。

でも、ショータは、精神的に結構成長してきていて
出来ないことを出来るようにして行くことに喜びを感じることが出来るようになって来ているみたいだから
一人でもへこたれずに頑張れたね

出来ること、出来ないこと、の事実をきちんと受け入れることも出来るようだ。

ルートでは10aを足自由で。
5年生になったら、少しずつ手足限定で出来るようにして行こうね。
1本登れたところでビレイの仕方の学習。
私は割と早い段階で
子どもたちにビレイシステムを理解してもらうようにしている。
自分がどういう仕組みで確保してもらっているのか、
そして近い将来、自分も仲間の安全を自分が確保する自覚を
徐々に身につけて行ってほしいから


一通りビレイシステムを学習したら、ボルダーの時間がなくなっちゃったね。
でも、命を守るための大事な説明だから、マンツーマンの時に一度しっかりしておきたかったんだよ。

<レッスン日誌>DOM KIDS SCHOOL

2012-02-28 12:07:15 | クライミングレッスン報告
2月14日  メンバー:ハヤト(小3)、アオイ(小6)、カイ(小6)、コータ(小5)、かずくん(小2)

たっくんがお休み お休みする時は連絡くださいね~

さて、DOM KIDS SCHOOLでは、今全員で取り組むゲームにチャレンジ中だ
幸いジム自体がすいている時間帯なので、
全部の壁を一度も落ちずに、端から端まで全員リレーで往復するというもの。
個人競技のクライミング。
スクールの仲間全員で一丸となって何かに取り組んだ、という思い出を持ってほしい。

6年生の2人は3月いっぱいでこのスクールを卒業する。。。

さて、基本練習と基本的なムーブ(クライミングの動き方のパターン)の学習を終えて、
全員リレーの準備。
たっくんがお休みなので、今日は5人でつながなければならない。

スクールに通い始めたばかりで一番年下のかずくんはスラブから垂壁の担当。
でも、今日はもう少し頑張って隣の壁の真ん中まで行くという。
次、赤壁までがコータ。結構長いね。
赤壁からハシラまでがアオイ。
ハシラをまわりこんで道路に面した側までをハヤト、
そしてアンカーはカイ。彼の担当は赤壁の道路側を横切りツライチの端まで。
これも結構辛い
特に復路は一人で落ちずに他の人より倍の距離をトラバースしなければならないのだ。

交代の仕方などを話し合い(体の一部が触れれば手でも足でも構わないこととした)、
何度も練習。

ラスト10分でGO
往路でコータが1回落ちた
でも、そのあと頑張って1テンで片道終了。
…が、今回復路はボロボロ。。。
でも、いつの間にか全員でつなげる意識が出てきて、
登っている仲間をみんなで応援し出した。


ちょっとハードルが高いけど、3月の終わりまでにみんなで達成できると良いね

<レッスン日誌>レベルアップレッスン@pump2

2012-02-24 11:04:58 | クライミングレッスン報告
2月11日(土) 13:00~ メンバー:タクミ(小6)、たけくん(小2)

タクミとたけくんは気の合う者同士
今日も顔を合わせるなり、「タクミくーん」「たけくーん」と
お互い名前を呼び合い、嬉しそう
スポーツを続けて行く上で、心でつながる仲間、友達の確保はとても重要な要素の一つ。

今日はルート中心のレッスン内容。
ボルダーエリアで基本的なムーブ練習を済ませて、ルートエリアへ。

先ずは自分たちの目標課題を登る。
たけくんは5.8を2本、手足限定、リードで登る。かなり楽勝
タクミは「久しぶりなので」と、限界グレードから少し下の10cをトライしたいと言う。
「10cにトライするなら、オンサイトを狙ってね」ということで、
ショートウエーブの新しい10cを2本。
安定してオンサイトした

タクミはリードのビレイの練習を始めているが、なかなか練習をするチャンスがない
今日はたけくんに登る役を頼むと快く引き受けてくれた
で、たけくんに手伝ってもらってリードのビレイの練習。
私がトップロープでたけくんを確保しているので、安心して練習させられる。
ロープの繰り出し、少し慣れてきたかな~?

最後はボルダー。
タクミはスラブの赤(5級)~紺(4級)テープ課題にトライ。
赤はほぼ問題なく登るようになってきたね
たけくんはタクミと同じ課題をやりたがる。
少し難し目の課題に臆せずチャレンジするのは大歓迎なので、どんどんやってもらうことに。
赤(5級)が1本登れたぞ

タクミは放っておくと被っていない壁ばかりを選ぶ傾向にあるので、
まんべんなく、様々な形状の壁を登るように気をつけようね。
壁の形状が違うとそこにある課題やルートの質も異なってくるので、登るときに使うテクニックも違ってくるんだよー

<レッスン日誌>レベルアップレッスン@pump2

2012-02-23 11:28:21 | クライミングレッスン報告
2月11日(土) 10:00~ メンバー:ショウタ(小4)、コウキ(小3)、わたる(小4)、ことちゃん(小2)

2月から毎週通い出したショウタと月2回ペースのコウキ、
そして前回の体験を経て今日で2回目のわたるとことちゃんの4人。

ショウタはクライミングと本格的に関わり始めてやる気も倍増
以前、中級の子と一緒にレッスンをした時、
「ぼくもああいうふうになれるかなぁ」と言っていたショウタ。
「なれるよ」という私の答えを聞いて、顔がパッと明るくなったのを覚えている。
上手くなりたいショウタはちょっとした注意事項も聞き洩らさないようにと、
その表情は真剣そのもの。
でも、楽しんでいるようで、私も嬉しい
本人の希望通り、上達してくれると良いなぁ
いや、この真剣さなら、絶対に上達するよ

コウキはクライミングセンスが結構良い。
でも、なにせたまにしかレッスンに来ないから、
ムーブの繊細な使い方がなかなか体に入らないね

基本練習は初心者のわたるとことちゃんも参加できるところは一緒に。
わたるは頭で理解して動くタイプのようだ。
注意事項にきちんと意識を払うので、上達が早いかも
妹のことちゃんは2年生の割に体格に恵まれているので、
パフォーマンス的には兄に肉迫している。
女の子の割に度胸と集中力が良い

学習コーナーはホールドの勉強。
今日はことちゃんが「ピンチ」のカードを引いたので、
ピンチを使った課題を登ってもらい、どうやって持つホールドなのかを体感してもらう。

ルートエリアに移動。
ショウタは100度壁の10a、赤■をトップロープ、足自由で一撃
最後辛そうだったけれど力を出し切って良いクライミングをしたよ

コウキも負けじと粘り強く頑張って
ショートウエーブの5.9茶色↑をやはりトップロープ、足自由で一撃した

わたるとことちゃんはギャラリー壁のトップまでを手足何でもありで。
先にトライしたわたるは上部小ハングの少し前で怖さに負けてギブアップ
もう少しで「ひよこ」が合格できる高さだったのにな~

それを聞いていたことちゃん。
小ハングを越えるまで気合いのクライミングで頑張りきった



<レッスン日誌>レベルアップレッスン@pump2

2012-02-20 19:47:37 | クライミングレッスン報告
2月10日(金) メンバー:ヒカリ(中3)

たまたまいつも金曜に来ている子どもたちの都合がつかず、マンツーマンとなった。
「今日は高校受験だった」とのことでかなりお疲れの様子
今日は本人の「やる気」に従って内容を決めて行くことにしよう。

運動嫌いのヒカリが唯一続ける気になっているのが、このクライミング。

クライミングは実に不思議なスポーツで、
体育会系の雰囲気が嫌いな子どもたちにも受け入れられることが多々ある。
全体主義的な雰囲気がなく、クライミングという行為そのものに知的要素や繊細な部分を感じ取れるからかもしれない。
また、クライミングが好きな子の中で、絵を描くことが好きな子の割合がとても高いことも面白い特徴の一つだ。
そう言えば、このヒカリも絵を描くことが好きな一人であるが…。

さて、ヒカリにはこのクライミング活動を通じて体を動かす楽しさを感じてもらうとともに、
自己決定と自己責任を徹底して身につけてもらいたいと考えている。
この2つは、まさにクライミングの根本であり、ひいては人生の規定となることであると
私は考えている。

自己決定と自己責任。
この2つが人生の心構えとしてしっかりと身についていれば、
将来どの道を選んだところで
困難に立ち向かいながら自分の足で歩いて行けることだろう。


今日は彼が自分で「これをやります」と決めたルートを3本登った。
ボルダー課題も自分の体の状態と相談しながら、自分で選んで決めてトライしていた