FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

しばらく岩場にこもります

2012-09-26 11:33:47 | 日記
明日から一週間ほどお休みをいただき、今夜から鳳来というエリアへ向かいます
明日、明後日と鳳来で登り、小川山へ移動。
「クリーンクライミングin 小川山」に顔を出したいな、と考えています。

そのまま来週の木曜くらいまで小川山に居残り、ボルダーをしようかと思います。

ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。

<レッスン日誌>レベルアップレッスン@pump2

2012-09-26 11:26:31 | クライミングレッスン報告
9月16日(日)
メンバー:リュウセイ(小3)、コーキ(小4)、タクミ(中1)

午後の早い時間帯はリュウセイのマンツーマン。
夏のサマーキャンプに参加して以来、「漲るやる気」の彼は、今日は2コマ続きでレッスンを受けるのだ


ホームジムはフリーダムのリュウセイ。
フリーダムでのボルダリングレッスンでは、その「漲るやる気」が登る技術に結びつかずに空回りしがち。
落ち着いて動き方をよく考えてからトライすればよいのにな~
ところが、ルートのレッスンでは落ち着いて技術の習得が出来ているので少しびっくり
今日はロープ装着を合格してトップロープクライミングを安全に楽しむための注意点を確認。
きちんと理解できていることにまたびっくり
ロープクライミングを始めてまだそれほど経っていないのにね。
やはり、「漲るやる気」は大事だね~
次回のレッスン時に口頭&実践でチェックし、きちんと出来ていれば合格だ

登るほうも5.8までオールクリア
次から5.9だね

午後の遅い時間帯ではリュウセイに加えてコーキとタクミが参加。
コーキは今、初級の最終段階に取り組んでいる。
トップロープでジム内の10bを全て登り、さらにリードで10aまでを全て登らなければならないが、これがなかなか手ごわい
今日はトップロープで10bにトライしたが、登りきることは出来なかった
誰でも壁にぶち当たる。これは大切な経験だ。頑張って乗り越えて行こうね

タクミは11aにトライするようになってきた
レッスンの受講ペースに波があるタクミは、少しテクニックがついてきてもう少しでステップアップ出来るかな~、と思うとどーんとしばらくレッスンに来なくなる。
そしてまた一からやりなおし、の積み木崩し状態が続いていた
どうやら勉強態度などの生活態度の問題から、ご家庭でクライミング行く許可が下りなくなるかららしい(本人は良いモチベーションを持っている)から、好きなことをコンスタントに続けたいのなら生活もきちんとしようね
でも、9月に入ってからは生活態度も頑張っているようで、クライミングの実力も上がって来たぞ

<レッスン日誌>チームFCC合同練習会

2012-09-25 12:04:57 | クライミングレッスン報告
9月15日(土)
メンバー:たけくん(小3)、ユキちゃん(小4)、しいちゃん(小6)、タクミ(中1)、コーヘイ(中1)

すっかり若返ってしまったチームFCC。
ユイトやりんちゃんは受験でクライミングを中断し、
高校に上がったユイちゃんは「高校生らしい生活をしたい」ということで
高校のクラブ活動をするようになり、チームの活動は両立できないとのこと。。。

そんなわけで、今まで一番年下だったコーヘイがいきなり一番上に。。。
上から下への継承事項も途絶え、一番上の学年になったらどういうことをして行けばよいか、
という知識も心構えもないまま、いつの間にかリーダー的立場にならざるを得なくなってしまった。
彼にとっても気の毒だし、私にとっても上がいない分指導しにくいのが現状だ

そんな問題を抱えてはいるが、現在のメンバーはみんな良いモチベーションで臨んでいる
これからクライミングがもっと社会に受け入れられれば、
一般の学校生活の中でもクライミング活動を評価をしてもらえるようになり、状況も変わって行くだろう。
いや、変わって行ってほしい。

当面はチームのメンバーが仲間としてお互いの理解を深めて認め合い、
何でも話し合える環境を作って行きたい。
そのためもあって、ミーティングでは定期的にしていることがある。
それは自己分析とそれへのコメントを全員でまわして書き入れるもので、
「仲間作りシート」と呼んでいる。
なかなか自己分析が出来ない子が多いが、普段から自分のことをよく観察してみる習慣をつけようね。
本を読んだりすることも大切だ

「登る」ことだけではなくて、普段の生活態度や知的活動など、
人生に向き合うあらゆることが、その人のクライミングににじみ出て来るものだよ。


次に、11月のはじめに開かれるキッズコンペを目指している子が多い(これもコーヘイ以外は全員)ので、
そろそろこのコンペに向けて前向きに取り組む姿勢を喚起すべく、大会の目標とそれへの努力目標を考えてもらう。
自分が立てた目標に向かって、前向きに取り組んで行こうね

実技はボルダーでアップしてからルート。

先週の御岳で絶好調だったたけくんはそこではじけ過ぎて体調を崩し、今日は復帰のレッスン。
でも、なんだかボーッとしていて不調だったね
どれもトップアウト出来なかった

メンタル的に調子の波があまりないしいちゃんは、淡々と力を伸ばしている。
今日は10dを1本オンサイト
次にトライした11aは1テンだったけれど、次は行けそう

ユキちゃんとタクミは今ちょうど実力的に競り合っている状態
お互いにも意識し合っていて、どちらかが11aを登ると必ずどちらかも次に登る。

今日、タクミは10dを1本オンサイトして、次にトライした11aはボロボロ。1回のトライでへとへとに
ユキちゃんは10dを1本レッドポイントして11aも2回トライ。1回目2テン、2回目1テンと迫っていた

一人力が突出してしまっているコーヘイ。
JOCが終わってからあまり登っていなかったので、今日は今のレベルのチェック。
以前登れている12c、12bとトライしてみるが、今日はどちらも2~3回テンションが入った
終わってから「腕がつった~
難しい課題のレッドポイントも大事だけれど、怪我をしないため、そして底力を上げるための地道なトレーニングも大事。
両方前向きに取り組んで行けるメンタルがほしいね




<レッスン日誌>レベルアップレッスン@pump2

2012-09-24 12:25:48 | クライミングレッスン報告
9月15日(土)
メンバー:ショータ(小5)、りょーた(小5)、コーキ(小4)

土曜午前のレッスン。
ショータとコーキはこの時間帯の常連さんになりつつあり、気も合うようだ
レベル的にも2人とも F段階の「こあら」レベルでリードクライミングに入り始めている。

F段階の「こあら」レベルはリードクライミングの基本技術を身につけるのが目的だ。
なので、子どもたちはこの段階からそろそろ本格的にクライミングの世界に足を踏み入れることになる。
今までスイスイ進級してきた子も壁にぶちあたったり、課題が難しくなってきたりしてなかなか思うように行かなくなるのもこのレベルからだ。


そして、このレベルに達した子どもたちにはそろそろ一通りの自分の道具を揃えてもらいたいと考えている。
必要な道具とはシューズやチョークバック、ハーネス、そしてクライミングロープなどだ。
シューズやチョークバック、ハーネスなどはE段階の「ぱんだ」レベルまでに少しずつ揃えて頂き、
この「こあら」レベルに達したら、自分のクライミングロープを持つことを考えて頂けるとありがたい。
自分の道具を持てばそのスポーツに対する愛着を高め、自然と気持ちも向くようになる。


さて、そんなわけで今日から自分のロープを持ってくることになったショータ。
ロープの重さにめげそうになり少し遅刻してよれよれと到着した
でも、レッスンに入ったら気合いを入れて頑張れていたね

基本練習はみんな結構動ける子たちなのでスムーズに進み、学習コーナーでは「レイバック」と「キョン」と言う名前のムーブを学習
ボルダーのチャレンジタイムでは全員6級にトライ
ちょうどレベルが揃っているのでお互いに刺激も受けたようで、各自2~3本ずつ完登

ルートはショータとコーキはクリップ練習から。
クリップ練習の後、リードクライミングをする際の注意点である逆クリップとZクリップの実際とその危険性を説明。
2人は分からない点を質問しながらしっかりと聞き、理解していた
説明の後、各自真新しい自分のロープをクリップしながら「トップリード」(トップロープで確保されながらリードクライミングの形をとって登る練習方法)で登った。

りょーたはずっとボルダリングジムでレッスンを受けていたので、ルートの技術は2人を追いかける形だ。
今日はトップロープで5.8のグレードを登り、トップロープクライミングの安全性の理解と実践の項目をクリアした



<レッスン日誌>DOM KIDS SCHOOL

2012-09-21 11:45:00 | クライミングレッスン報告
9月11日(火)
メンバー:ユーキ(小2)、かつくん(小3)、かずくん(小3)、ハヤト(小4)、りょーた(小5)、コータ(小6)

夏休みも終わり、久しぶりに全員がそろった。
今日のみんなの目標は「世界一周リレー」をつなげることで一致。
これはジム内の端から端までの壁全てを、一度もマットに下りずにクライミングのリレーでつなげるゲーム。
自分の持ち場の壁の中のどこを通ってもOKだし、どのホールドを使ってもOK

全員参加型のゲームであることと、自分の持ち場をしっかりこなさなければならないので責任感が育つ点が良い。
クライミング能力の育成としては、持久力とムーブ形成眼を育てるのに良い練習となる。
ムーブ形成眼とは今私が勝手に造語したものだが、
自分が行くべきラインを選び、どういうムーブ(動き方)を使い、かつそれぞれをどう組み合わせてつなげればよいかを考えることにより、動き(ムーブ)を組み立てる目を養うことができる


やりたいことがあっても、基本練習はしっかりやるよ。
これは身につけてほしい基本的な動きのテクニックの練習だから、疲れてしまわないうちにきちんと練習しておく必要がある。
ホールドの種類の学習は「ポケット」を、ムーブの種類の学習では「バックステップ」を学んだ

そしていよいよ「世界一周リレー」にトライ
10分間ほど自分の持ち場の練習時間。
この時間に壁のどこを通り、どういうホールドをどういう動きでつなげれば落ちずに、より楽に行けるかを工夫しつつ、体力的・技術的にもこなせるように練習する。
次の人へのバトンタッチの仕方も研究課題の一つ。
手でも足でも、体の一部同士が触れればOKなので、より楽にタッチできる方法を良く話し合いながら考えていた。

練習時間が終わり、チャレンジ~
一番辛いパートの赤壁担当のコータが一度落ちてしまったが、だいぶ形になって来た
一度も落ちずにつなげられる日も近いかな~