FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<レッスン日誌>レベルアップレッスン@pump2

2013-02-27 13:45:58 | クライミングレッスン報告
2月17日(日)
メンバー:かんちゃん(小3)、リューセイ(小3)、コーキ(小4)、ユイト(中3)

受験生のユイトがメールでレッスンを申し込んで来た。
第一志望の発表が15日と聞いていたのでドッキリして良く見ると、「えー、受かりました」と一言ポツリと添えてあった
おめでとう~っ 良かったね~

さて、小3と小4の軍団の中に中3が一人、というアンバランスなメンバー構成でレッスンスタート。
準備体操&ストレッチとそれに続く基本練習中は、ユイトは別メニューでゆっくりアップしてもらう。

今日、コーキはどうしても登りたい6級がある
なので少しだけボルダーの時間を取ってからルートへ移動することに。

4年生にはちょっと遠い手が続くこの課題。
しつこくトライを重ねて、一つ一つ動きを解決
ゴール取りが出来れば完登というところまでやっとこぎつけて来たのだ
前回ゴール取りのムーブも決まって、今日はつなげるのみ
気合いを入れて数回トライしたが、ゴール取りのところまでつなげるとバテてしまう
気持ちは十分 あとは体力アップと力のセーブの仕方を勉強すれば行けそうだ

リハビリのユイトは5級を何本かトライ。
登っていなかったので、すぐに手指の皮が痛くなってしまう
それでも受験期間中にも時々レッスンに来ていたから、何もしていなかった場合よりは戻るのも早いかもね

今日がレッスン2日目のかんちゃんも、手の皮が真っ赤になっていた

ルートに移動。
リードクライミングに入って間もないかんちゃんとコーキは登る前にクリップ動作の練習。

かんちゃんとリューセイはそれぞれパパとママがビレイをしてくださった
かんちゃんはパパのビレイで、昨日からトライを始めたダイヤモンド壁のオレンジ5.9に手足限定・リードでトライ
クリップ動作と足位置の確認に手間取って、上部の核心に行く頃には疲れてしまっているね
後もう少しのところで、今日は登れなかった

リューセイはママのビレイでギャラリー壁の赤(10a)を足自由・トップロープで
今日は途中であきらめずにとても良い頑張りを見せ、2回目で完登した

コーキはユイトのビレイで一反木綿壁の緑(10a)に手足限定・リードで
持ち前の粘り強さで中間部の核心も切り抜け、見事一撃した

リハビリのユイト。
リハビリにはやさしいルートを多数登りこむのが有効だが、今日は人数が多いし一緒に組んで登れる相手もいないので、10台後半を1本、集中してオンサイトトライしたらどうか、と言うと、「短い壁なら何とかなりそう…」と言うので、ショートウエーブ壁の赤(10d)をオンサイトトライすることに
ホールドは細かいけれど傾斜がないので、足に重心を逃がしてオンサイト
この1本で御馳走様 となった

<レッスン日誌>チームFCC合同練習会

2013-02-26 14:30:26 | クライミングレッスン報告
2月16日(土)
メンバー:たけくん(小3)、ユキちゃん(小4)、タクミ(中1)、コーヘイ(中1)

月に1度のチームの練習会では、実技の前にちょっとした座学タイムを設けている
しばらくは「メンタルの勉強」と称して、練習時や日常での心構えを少しずつ学び、身につけて行ってもらうつもりだ。
今日は先ず、各自の「夢」としての目標に対して、現在の自分の位置を確認

子どもたちは「ワールドカップに出る!」だとか「一番難しいグレードを登る!」とか、夢はでっかい
もちろん、「夢」のような目標を持つことはとても大切 
しかし、その「夢」を日常の行動に変換して行けるように指導して行く作業はとても難しい

子どもたちにとってクライミングを習い、上達を目指すことは人生におけるどんなことを掴み、何を身につけて行くことに通ずるのか…?
指導者と親たちは、それを真剣に悩まなければいけないと思う。
難しい課題が登れるようになっていく。コンペで勝つ…。
それらの「目に見える結果」は、人間性の成長を第一義に目指して「努力」をした、その後からついて来るものなのだ、と先ずは大人が理解し、それを子どもたちに伝えて行かねばならない。
「結果」が大事なのではなく、本当に大切なのはその努力の「過程」なのだ、と。
「過程」の大切さを理解した時、たとえ夢は叶えられなくとも、自分自身をしっかり成長させて行くことが出来る、そういう大人になるだろう


さて、次回からそれをどう伝えて行こうか・・・。

勉強会のレジュメは、子どもたちがところどころ私の問いに答えたり、理解を促す穴埋めをしながら輪読する形を取っている。
今日のレジュメを回収したら、中学生たちの用紙に、日常の努力や自己肯定を促す私の文章の中で各々の心に響いたらしい文言に強調の下線が引いてあったのが、ちょっぴり嬉しかった
ちょこーっとは、心に響いてくれたのかな~?

今日はボルダーエリアがとても混雑していたため、実技はルートのみとなった。
それぞれ今の自分の限界のルートに、果敢にトライを重ねていた






<レッスン日誌>レベルアップレッスン@pump2

2013-02-22 12:11:15 | クライミングレッスン報告
2月15日(金)
メンバー:ユイちゃん(高1)、ユキちゃん(小4)

ボルダーの「極」の壁が変わったので、久しぶりにボルダーからレッスンに入る。
この時間帯は、初・中級用なのだが、しばらく中級の子しかレッスンに入らなかったのだ。

ユキちゃんはもちろん基本練習・中級編をしっかりこなしてから。
チームのメンバーは、クライミングを活動の中心に据えている子どもたち。
将来人を指導する立場に立たされることになっても対応に困らないように、
今のうちにしっかりとした技術を身につけておきたいね

ムーブを起こす時に頭で考えてから体を動かすのでは、すでに対応が遅れている。
考えなくとも次のホールドを確認した瞬間、体が反応して動き出していなければならない。
これは日々練習を重ねて行かないと身につくものではない。
そして技術練習の積み重ねは、小学生の間が最も適しているのだ
子どもの頃にしっかり練習を重ねた子は、中学生以上になってレディネスが整った時に爆発的に力を発揮するのだと思っている


さて、「極」の壁の新しい5級を5本、ユキちゃんは全て完登した
パンプレッスンでの久しぶりのボルダーに、ユキちゃんは大ハッスルだった

高校生のユイちゃんは、単発レッスンで参加している。
中学生・中級以上の単発レッスンは、普段の練習は自分で責任をもってこなすことが前提だ。レッスンはそのチェック
今は1時間半のレッスン内で、11dのツナミ黄色?と11c2本(タワーのピンク?と黒?)の計3本を全完登出来る力をつけることを目標にしているのだが、どうしてもこなせない
そこで今回は1本グレードを落としてタワーの黒?11cをツナミの黒↑11bに替え、先ずはその3本の時間内完登を目指すことにした。
今日はユキちゃんが基本練習とボルダーをしている間にアップをし、この3本にトライ
11cと11bは、11dが1テンの2勝1敗だった
日常の練習をもう少し有効に力が上がるように、工夫して組み立てて行くと良いのだけどね

ユキちゃんは11cのリピート。
前回ボロボロだったタワーのピンク?を、今日は再レッドポイントした
久しぶりに再トライして悪く感じるということは、その悪さに体が慣れていない証拠。
体が受け容れるまで、しっかりリピートを重ねて行くようにしようかな






<レッスン日誌>レベルアップレッスン@FREEDOM

2013-02-15 11:53:54 | クライミングレッスン報告
2月12日(火)
メンバー:リューセイ(小3)

何日も前から準備をし、思いっきり楽しみにしていた城ガ崎合宿が
当日朝からのインフルエンザの発症で参加できなかったリューセイ。
治ってから初めてのレッスンだ。
クライミングも久しぶりになってしまったが、今日は他に受講生がいなかったのでリューセイのマンツーマン

そこで今日はお母様も加わり、母子レッスンとなった。
久しぶりでヘロヘロしているけれど、ママと一緒なら楽しめるね

子どもたちはお父さんやお母さんと一緒に登るのが大好き
子どもたち同士のレッスンの時とはまた違った、とても嬉しそうな表情を見せる
自分が「楽しい」と思っていることをパパやママも共感してくれて、
さらに認めてもらっている気がするのかもしれないな~


ママは「明日は筋肉痛で仕事にならないかもしれません。。。
でも、たまには親子で一緒に楽しんでみてくださいね~
もう少しすると、「親子」よりも「仲間」との時間を大事にする時期がやってきてしまうのだから

<レッスン日誌>レベルアップレッスン@pump2

2013-02-14 19:49:10 | クライミングレッスン報告
2月10日(日)
メンバー:コーキ(小4)、カツラ(小3)

3連休の中日。
コーキが3連休中の2日間、しかも2時間続きでレッスンを申し込んで来た 
しかも他には申し込みがなく、2日間、2時間ともマンツーマン
なので、その旨お母様に申し上げて、それでも良いかどうか伺ってみると「マンツーマンありがたいです」とのお返事
コーキのヤル気に脱帽
しかもクライミングに来られなかった日は、学校の授業と漢字検定テストだったとのこと。頑張るな~
こうやって頑張っている子には、きっと神様が目を掛けてくれて、クライミングが上手くなるに違いないよ

午前中のレッスンが終わってメールをチェックするとカツラのお家からメール
急ですがこれからレッスンお願いできますか?とのこと。

急遽カツラが加わって、午後のレッスンは二人となった。
ルートの続きから始めるつもりだったので、カツラもそれに合わせてもらう。

今日、コーキは奥壁左のピンク/5.9を2回目のトライでレッドポイントし、いよいよ初級の最終段階、「さる」レベルに取り組むことになった
ダイヤモンドの10aも1本登り、初級修了にリーチがかかって来たね

カツラはトップロープで5.9のグレードにトライ中
今日は100度壁の白/にチャレンジしたが、1回目は真ん中あたりでテンション
少し休んでリベンジし、2回目のトライで見事完登した

レッスン後、「すぐにあきらめることはないですか?普段は割とあきらめてしまうことが多くて。。。」とカツラのお父様。
クライミングでのカツラはあきらめが早いどころか、むしろかなり一つの課題にこだわって、しつこくトライするほうだ
そう言えば以前、コーキのお母様も、クライミングでのコーキの頑張りを見て、「意外と根性あるんですね・・・驚きました」とおっしゃっていたことも

「好きなこと」に取り組んでいる子どもたちは、いつもは見せない顔をのぞかせるようだ
たまには、子どもたちが顔を輝かせて何かに打ち込んでいる姿を見てあげて、我が子を見直し、褒めてあげることは良い親子関係を築く上でも重要かも知れませんね