FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<レッスン日誌>ビッグロックスクール

2010-05-28 12:58:49 | クライミングレッスン報告
5月19日(水)

ビッグロックでのレッスン。
5月から新たに「ビッグロックちびっこクラブ」が誕生
小学1年生のタケ君が入会してくれた。

先々週の1回目の時は、始め「ひとりはいやだぁ~」と言っていたので、お兄ちゃん達との合同も考えないとかな~と思っていたのだが、レッスンが終わったら、しっかり見て教えてもらえることにすっかりご満悦の様子で、今日は始めからやる気満々だ

今日は様々な形状の壁にトライしてもらうことにする。が、あくまで自分の意思でトライしてもらうように仕向けなければならない。
向かって右側の新しく設置された壁はまだあまりトライしていないので、今日はそこの全制覇を目指すことに決定
先週習ったことを駆使して、なかなか良い調子 最後にルーフを超えていく、ちょっと1年生にはパワフルな壁が残った。
どうでも全制覇したいタケ君は諦めずに何度も頑張るが、なかなか登らせてもらえない
「これが、最後の1回ね」と声掛けをし、息を整えてチャレンジ 渾身のクライミングと抜群の集中力で見事トップに行った

君、なかなか良い物を持ってるね~
今月お誕生日を迎えたタケ君にちっちゃなプレゼントとお菓子でお誕生を祝って終了 仲間が増えると良いね

夕方からはルート館でスクール。
たくみとしゅん君がお休みだったが、その代わり体験の仲間を迎え今日も賑やかだ

今日はみんなモチベーションが高い。カエデは体験のリョウ君の面倒を良く見てくれて、基本練習もルートのチャレンジも頑張っていた
ユータは先日のキッズコンペで入賞を果たし、少し自信がついてきたようだ。早くリードクライミングに入りたいと、クライミングも技術の習得も意欲的に取り組み、今日はトップロープのビレイの仕方を合格した いつもはちょっと引っ込み思案のモトちゃんも、今日は限界グレードに取り組んだり、ボルダーの長ものを一生懸命トライしたり 8の字結びはあと一歩で合格には届かなかったが、あとは末端処理のみ。次回は大丈夫だろう

リョウ君はなかなかセンスのある動きをするが、一番光るのはモチベーションだ センスの良さも大事だけれど、最終的に子供を成長させて行くのは、何といってもモチベーションの質と高さ、これに尽きる。来月から入会してくれることになったから、がんばって上手くなろうね


<レッスン日誌>レベルアップレッスン@pump2

2010-05-27 12:02:23 | クライミングレッスン報告
5月18日(火)

夕方からの「ちびっこクラブ」は、かんちゃんと、かんちゃんのクラスのお友達が体験に来てくれた
先輩のかんちゃんは大張りきり いろいろと教えてあげたり、自分のクライミングも調子良い
今日は今まで行けなかったところが行けるようになった

お友達の女の子は、なかなかバランス感覚が良い 
高いところになると怖くなっちゃうのでトップまではなかなか行けなかったけれど、「怖い」という感覚はむしろ大切。
いつも言っていることだけれど、「頑張る」のと「無理をする」のは違うのだ。
トラバースなど、安全な場所でのチャレンジは、とても意欲的だったよ

ルートも、かんちゃんはギャラリー壁のトップまで行くことが出来るようになった
いろいろな刺激を受けると、子供たちはぐぐっと大きく伸びる
今のかんちゃんにとっての刺激剤は、この前のキッズコンペと今日のお友達の存在、だね

夜の2時間レッスンは、ユイちゃん、ユイト、りんちゃんの中学生トリオ。
3人とも先日の「オール神奈川」に出場したので、レッスン前に大会の反省と今後の展望レポートを書いて提出してもらう
レッスンは、ルートから。
ユイちゃんは私の指示でツナミの白×(11a)のオンサイトトライ。
ユイトは中学生自主練習会(「部活」)のときに登れたツナミの11c。完登時は私がビレイしていたのだが、レッスン時の完登でない場合はもう一度披露・確認してもらうことにしているのだ。
りんちゃんは100度壁の11aをトップロープで。前回怖がることなく良い集中を見せ、ムーブを自力解決しているので、今日は完登を狙っている
結果はユイちゃんは途中で力尽きてリタイヤ、ユイト1テン、りんちゃんも1テンだった
世の中、思う通りには行かないものだね

後半は、これからの中学生メンバーの自主練習である「部活」中にやってもらいたいトレーニングメニューを伝える。
みんなが集まれるのが6時。中学生の一人利用は8時までなので、2時間しかない。
効率良くトレーニングしてこそ強くなれるというものだ。わざわざ来て集まっても、ただだらだらと登っているだけでは時間がもったいない。学校生活も勉強も大切なのだから。
さて、実践は明後日の木曜だ 


<レッスン日誌>レベルアップレッスン@pump2

2010-05-26 15:21:11 | クライミングレッスン報告
5月15日(土)

朝10時からのちびっこタイムには、5歳になる元気な双子の兄弟が体験にやってきた。
5歳はレッスンを受け付けている最少年齢。一般的には5歳では話が伝わらないのではと思われるようだが、なかなかどうして、5歳児侮るべからず、なのだ
「うまく登る”コツ”」を伝えると、一生懸命理解し自分に取り入れようとする。そして一度出来たことはかなりの完成度で自分の中に取り込んでしまう。
学習する能力が格段に高いこの時期、いろいろな動きを体験するのはやはり良いことに違いない

午後はユイト。明日のコンペに出る上に、連日の体育祭の練習で上腕が筋肉痛だと言うので、今日は軽めのメニューで。
ツナミ壁の新しく出来た11aのオンサイトトライをやってもらったが、余裕でオンサイトした
先日の「部活(FCCの中学生の自主練習の集まりをそう呼んでいる)」では、ツナミの11c(青/)が登れていたユイト。
実力が良い調子で上がってきているぞ

夕方からの2時間レッスンはコーヘイ。2年生の時からきているコーヘイも今年5年生。東京の強化選手にもなり、少しづつトレーニングの意識が芽生え始めている 今がトレーニングの基礎を身につけるときだと思い、今日は2時間で15本を登る基礎練習をしよう、ともちかけるとかなりやる気に
メインはユイトと同様、ツナミの11a(白×)のオンサイト。コーヘイも危なげなくオンサイトした
少し前まで数本登るとへばっていたのだが、今日は11aのオンサイトも含め、15本をきっちりこなした。
意識が変わると、出来ることの幅がまた一段と広がるものだ


<レッスン日誌>レベルアップレッスン@pump2

2010-05-25 12:54:08 | クライミングレッスン報告
5月14日(金)

夕方からリナとちかちゃん。

リナは中学2年生。ずっとタイで育って少し前に日本に帰ってきた。通っている学校もインターナショナルスクールなため、日本語がちょっと苦手
クライミングは本当に始めたばかりだが、とても楽しそうにレッスンに参加してくれる
体を動かすことの喜び、課題が出来た時の達成感、クライミングが終わった後の爽快感を味わって、長くクライミングに親しんで行ってもらえたら嬉しい
もっと成長してからは、様々なクライミングエリアを訪れることによって旅の楽しさやアウトドアの気持ちよさを生活に取り入れて、さらに生活を充実したものにして行くことも可能なのだ。
競技に参加するばかりがクライミングではない。自分の生活を豊かにするツール、目標を持って楽しむことで、自分を成長させてくれるツールとしてクライミングを取り入れていくライフスタイルを知ることはとても有意義なことだと思う。

ちかちゃんは小学4年生になって、少し体力がついてきた。ちかちゃんはちょっと渋い趣味があって、お相撲が好き(私も子供のころ好きだったが。) 何でもお相撲を月に数回習い始めたらしい。そのせいか、最近足で踏む力を上半身に伝えられるようになってきた お母様は「何を目指すのか…」と困惑顔だが、ちかちゃんの体力はまぎれもなく向上していますよ

夜の保護者のためのビレイレッスンには、かんちゃんのパパとママが参加。
今日はトップロープのビレイ。一通りビレイシステムを学習・練習していざ本番。かんちゃんに実際に登ってもらってパパとママが練習する。
かんちゃんはたくさん登れて嬉しそう
パパはなかなか筋が良く、一発で合格 ママはかんちゃんが現実に自分のビレイで登るとなると、ちょっとパニックに。。。
とりあえず、パパのみ合格でした


<レッスン日誌>レベルアップレッスン@pump2

2010-05-21 11:56:47 | クライミングレッスン報告
5月12日(水)

6時半からコムちゃん。大会後初めて会うので、「どうだった?」と聞いたら「途中でみょ~に怖くなっちゃって。。。なんか、空気が。。。外だし。。。」
そういえば、大会の時は一定の高さになるとぴたりと動けなくなっていたね

まだ習い始めたばかりで室内の壁しか経験がないから、アウトドアにある山岳スポーツセンターのウォールは怖く感じたことだろう。
でも、コムちゃんももう中学1年生。体力もついてくる頃だから、レッスンはガンガン行くよ

ボルダーは正面のピンク課題を今日一日で全制覇 なかなか良いペースだよ ただ、足の起き方がぞんざいだから、もう少し繊細に クライミングは力だけでなくてコーディネーションとバランス感覚と知性が大事 体の隅々にまで神経を行き渡らせて登るように努力しようね。

ルートはショートウエーブの5.8。これも1度でクリアした 体力もあるし、センスも良いから伸びると思うよ
あとは、何があっても、「続ける」こと。