FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<レッスン日誌>レベルアップレッスン@pump2

2010-06-30 16:39:16 | クライミングレッスン報告
6月9日(水)

16:45からは骨折から復帰のふうくん(小3)。久々のレッスンだ。
一人だとちょっと大変かな?
でも、ボルダーはなかなか調子が良い スラブと垂壁の白課題をかなりたくさん登った
ルートは「ショートウエーブ」壁の紺■5.7にトライしたが、ボルダーを頑張ったために体力が消耗していて途中でリタイヤ 残念だけれど、また今度トライしてね。
久しぶりの割に結構登れていたのが印象的だった。金曜のキッズタイムは欠かさず出ているみたいだから、それでクライミングのための体力がついているんだね

次、18:30からはゴローちゃん(小6)とユイト(中1)。こちらの2人はすでに中級なので、準備体操は自己責任で各自。大会の時など、いつも面倒を見て上げられるわけではないから、アップの仕方や体のメンテナンスなど、自分でも管理できるようにシフトしている。
この時間は受講生同士で話し合い、ルートメインの内容とすることになった。
今日の2人の課題は、ユイトが苦労している100度壁の11bで、ゴローちゃんは10dのオンサイトトライ。
ユイトは100度壁の11bをここ数回トライし続けているが、どうしてもテンションが入ってしまう。ムーブの組み立てに問題があるのだが、本人はなかなかそのことが認識しにくい様子。だが、前回のレッスン時くらいから、レッスン時に登ったルートの記録用紙にムーブについてのコメントを残すようになった。さて、少し意識に進歩が見えてきたところで今日のトライ。やはり意識の差は大きい。ムーブの組み立てを考えながら、よどみない確実な動きで完登することが出来た 今日の記録には「足、目線のせんこう」とメモがあった 「せんこう」は「先行」のことなんだよね、きっと。。Good Job
ゴローちゃんは自主練習をする時間が増えたことや、東京の強化選手になれたこともあって、快進撃を続けている。今日も10dを2本オンサイト 気持ちに勢いがついたところでグレードアップを図ろう。そろそろ11aに手をつけても良さそうだ


小川山ルートクライミング

2010-06-29 00:44:30 | クライミングレッスン報告
前回はボルダリングだったが、今回はルートクライミングをしに小川山へ行ってきた
天気予報がずっと微妙でかなり悩ましかったが、思い切ってGO
結果、行って正解だった
一時的に小雨がぱらついたりしたものの、終日先ず先ずの晴天に恵まれ結構充実した一日を過ごすことが出来た。

これまた久々のプライベートでの小川山ルートクライミング。
最後に触ったのはいつだっけ?というルーとの再登を中心に、今日は5年以上行っていないエリアの10台を中心にまわる。兄岩下部への渡渉は川の水かさが増していて必死だった 帰路は川へはまるよりは、と靴を脱ぎ、裸足で渡渉。水が冷たかった

今日登った懐かしのルートは
①兄岩下部スラブ:タジヤンⅣ(10a)、三日月のピンクリップ(10b)、ピクニクラ(10b) ②八幡沢左岸スラブ:トムといっしょ(10a)、ブラックア&ホワイト(10b)

ピクニクラはやはり楽しい!ナチュラルプロテクシンとボルトのミックスルートで、30メートルのスケールがあり、廻り目平を吹き抜ける風を感じながらのクライミングは絶品だ。
ブラック&ホワイトは何度やっても難しいルート。核心は数歩なので10bがついているが、核心の悪さは11級だ。でも、なかなか勉強になる好ルート。
トムといっしょは子供たちのスクールに良さそうだ。

今日の小川山は実に静かだった。テント場にはテント1張のみ。駐車場は私たちの車を含めて2台のみ…。グレードは低いながら、なかなか楽しめた一日でした。


<レッスン日誌>ダムキッズスクール

2010-06-25 12:21:42 | クライミングレッスン報告
6月8日(火)

6月第1回目。ウォームアップを兼ねたゲームはずっと「どんじゃんけん」ばかりなので、他のゲームも試してみることに。
今日は「伝言ゲーム」。トラバースして行って次の人の背中に書いた文字をリレーで伝え、正確に伝わったらOK、というものだが、なかなかうまく伝わらない。
何だか間延びしてしまって盛り上がりに欠ける結果となってしまった しかも伝わった言葉は私が伝えたものとは全く別のものに。。。

さて、気を取り直して基本練習。
ほとんどの人が大分ある程度の形が作れるようになってきた まだまだ、と注意された人は自主練習してくださいね~
次はムーブの学習。今日引いたカードは「キョン」。あらら、まだ初心者のクラスなのに、ちょっと難しい動きが出てしまったぞ・・・
でも、大体の形を覚えるだけでも役に立つ。
ジムオーナーの「兄ぃ」にも手伝ってもらってキョンの動きのある課題を作りやってもらう。みんな楽しそうだね~
習った動きを各自に配ってあるファイルの「メモ」欄に記録 「キョンキョン」なんて書いている人もいたけど、大丈夫かな?

チャレンジタイムは自分の課題にトライ たっくんは今日からマイ・クライミングシューズ 上履きの時は土踏まずでスタンスに乗ってしまうのでムーブが起こせなかったけど、今日は大分乗れるようになった。本人も「足に乗りやすい」と気に入った様子。良かったね
ナナちゃんとアオイちゃんはずっと奥の微前傾壁の課題に打ち込んでいる 正確な重心の位置が分かるようになると登れると思うよ。でも、2人とも劇的に上達している 基本練習は男の子の中では最も正確にこなすはやと君も、地味だけど着実に上達している 自主練習の量の多いユキちゃんとケンタはひとつ上のランクの緑テープ課題にもチャレンジし、たくさん登れていた

最後は長もの・どこまで行けるか大会で終了。


<アウトドア日誌>中級&チームFCC アウトドア

2010-06-23 15:43:21 | クライミングレッスン報告
6月6日(日)

先月に引き続き、エリアは秋川の天王岩。
メンバーはユイちゃん(中2)、りんちゃん(中1)、ユイト(中1)、ゴローちゃん(小6)、コーヘイ(小5)の5人。
いつもは下の岩場でアップするのだが、今日は上で。下のエリアと違って上は下地が良いのでビレイもしやすい。
そこで、エリアのほぼ中央部にある簡単なルートをメンバー同士で組んで登る。
先ずはトップロープ、次にトップロープでの補助輪付き(通称トップリード)、そして最後にリードの順で練習。だいぶ慣れて来たようだ

次にクラックジョイ。こちらは全員がリードした。男の子は全員マスタースタイルで。なので、一人が登ったら、ヌンチャクも自分で回収だ
今まで「怖い~」と尻込みをしていたりんちゃんも初リード。少しずつだけれど怖い気持ちをコントロールして、やるべきことは出来るようになってきた 確実に成長しているよ。

次に、以前から必ずトライしている「涅槃の風」10b。今日は全員がトップロープで完登 りんちゃんも粘りに粘ってついに完登 でかしたぞ 怖がりのりんちゃんはこの段階で大満足 他のメンバーはさらにリードでのレッドポイントをもくろみ、見事達成 実力がついてきている証拠だ。残りの時間で隣の「蝉時雨」10bもトライ。男子は全員がトップロープで完登し、コーヘイはリードでも登った

私は、リードでトライするルートは初登のスタイルは守ってほしいと思っている。なのでむやみなプリクリップ(事前にクリップして確保しておくこと)はなるべく控えたい。そのためにトップロープでのリハーサルを行っているのだから。そのパートがこなせないのであれば、「そのルートはまだ実力が届かない」ということなのだから取りつくべきではない。それがたとえ子供であっても、クライマーとして看做すのであれば守るべきだろう。今日子供たちは、始めは「1本目まで怖い」と言っていたが、プリクリップすることなしに冷静にこなしていた

 

最後に少しだけみんなの大好きなボルダー。ところがバスの時刻表が変わっていて、バスは行ってしまった うわ~、済まない~ 仕方がないので十里木までみんなで歩く 子供たちも最後のほうはバテたようだが、よく頑張った。でも、体力作りにはこれもありだな~。バス停に着いたら、さっそく「始めの一歩」で盛り上がっていた子供たち。・・・結構元気じゃん


<レッスン日誌>レベルアップレッスン@pump2

2010-06-21 12:31:44 | クライミングレッスン報告
6月4日(金)

18:30からコーヘイ(5年)、コムちゃん(中1)、ちかちゃん(小4)。
コーヘイだけ中級なので、彼は別メニュー。
コムちゃんとちかちゃんの基本ムーブ練習を見ている間、コーヘイには長もの&「世界一周」で持久力トレをしていてもらう。

ここ数回、金曜のたびに一緒にレッスンをしているコムちゃんとちかちゃんはすっかり仲良しになった
コムちゃんは優しくて面倒見が良いので、良いムードメーカーだこれは彼女のとても重要な長所のひとつ。
そういえば、以前一緒にレッスンをしたことのあるユキちゃん(小1)も「コムちゃんとまた一緒にレッスン受けたいな~」と言っていたっけ。

「あの人と一緒に登りたい」、と思ってもらえる人間性を育てる。。。これは私も主眼に置いていることだ。
クライミングの仲間にそう思ってもらえるようになれば、社会に出ても十分周囲と強調し、リーダーシップを発揮して行けるだろう。
そのためには、しっかりしたクライミングの技術を身につける(難しいルートが登れたり、大会で良い成績を取れる、ということではない。念のため)だけではなく、自主性、協調性、思いやり、強さ、意志力、etc.・・・総じて言えば人間力・・・、そうしたものを感じ取って、人をして「あの人と登りたい」、という気持ちにならしめるのだろうと思う。単に「登れる」だけでは、だめなのだ

さて、ルートはコーヘイがツナミの青□が1テン。このトライで登りたかったのだが、途中ちょっとムーブに迷った ちかちゃんは久しぶりのクライミングなので調子が出ない。で、以前登ったことのあるルートの復習をすることにした コムちゃんはショーツウエーブの5.8を完登。さすが中学生、体力があるね コムちゃんはボルダーもピンク課題を全制覇して次のステップに進んだ