FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<イベント報告>クリスマス会2012

2012-12-31 17:57:20 | 活動報告
12月24日(祝)
メンバー:ゲンちゃん(小1)、トージ(小2)、リオンくん(小3)、カツラ(小3)、リューセイ(小3)、コーキ(小4)、りょーた(小5)、
      ユキちゃん(小4)、しいちゃん(小6)、タクミ(中1)、コーヘイ(中1)


当クラブのクリスマス会
何から何まで自分たちで手作りをする。
自分たちで計画し、手順を考え、手を働かせて準備して作り上げる。年上の子から年下の子へ、手順や作業を説明し、動いてもらうようにする。
インプットからアウトプットへ・・・。
下の世代への伝達は、将来大会などを運営するにしても仕事をして行くにしても重要なことだと考えている。
なので、当スクールでは、こうした活動を大切にしている


12時半に集合。
まずは買い出し。チームメンバーを中心に、4年生以上が買い出しに行くことに(リューセイだけがどうしても、というので買い出し部隊に加わったが)。

帰って来てからは飾り付けの準備。
コーヘイが飾り付けの担当なので、みんなコーヘイの指示に従って動く。
今年はコーヘイが張り切ってイラストレーターで飾り付けの絵を製作してきてくれた原画から自分で作製したとのこと。飾りの仕上げにこの絵を張り付けるとクリスマスのムードが一気に上がったありがとうねその気持ちが嬉しいよ


ケーキ担当はしいちゃんとユキちゃん。
二人で相談してケーキの準備もして来てくれた。
一生懸命に作ったケーキ。かわいらしく仕上がったね


さて、会費から自分たちで買い出して来た御馳走も準備してパーティ開始
ゲンちゃんが可愛いサンタさんになってくれて、クリスマス気分も盛り上がったよ


みんなで会食した後はビンゴ大会。
今年はコーヘイとタクミがビンゴの準備をして来てくれた。これも力作
そして、今年はビンゴの景品にM&Mアソシエートさんが協賛してくださり、景品もいつになく充実ありがたいな~
クライミング用具もゲットして、みんな楽しんでくれたみたいだね


ビンゴの後は各自要らないものを持ち寄っての交換会&フリーマーケット。
アプローチシューズやクライミングシューズ、ハーネスなどが出品されていた。
要らない人から要る人へ。クライミング道具もお金がかかる。みんなで助け合えると良いよね

午後5時からはみんなでボルダリングセッション。
この課題もチームの練習会の時や、中学生たちは自主練習の時に課題を自分たちで作った。
2つのグループに分けてチーム戦にしたので、ちょっと緊張感も出たこともあってか、みんな頑張って登っていた


今回のクリスマス会は参加してくれた子も多くて盛況だったし、小学生のケーキ係さん2人も一生懸命に働いてくれた
そして何よりも、中学生2人が自主的にいろいろな準備して盛り上げようとしてくれたのが、何よりも嬉しかった
私の指導方針がしっかりと伝わっている気がして、それが自分自身へのクリスマスギフトとなった

<レッスン日誌>レベルアップレッスン@pump2

2012-12-30 12:26:49 | クライミングレッスン報告
12月21日(金)
メンバー:ユキちゃん(小4)

この曜日のこの時間のいつものメンバーは、いろいろな理由でお休み
今日はユキちゃんのマンツーマンレッスンとなった。

火曜日の中級レッスンで狙いのルート、ツナミの黄色?11d が 1 テン(1回のテンションで終了点まで行くこと)だったユキちゃん。
今日はレッドポイントを狙っている

レッスン前のヒアリング時に「緊張してる?」と聞くと、「別に~」
でも、「アップはボルダーのほうが楽しくて良いな~」と少し現実逃避ぎみのことを言うので、「目標ルートがレッドポイント出来そうな時は、少し腕が張るくらいにアップすると良いのだけれど、ルートのほうがアップの分量や強さが分かりやすいと思うよ」とアドバイスすると「じゃ、そうする

で、ルートでアップ。

去年まで10cでピーピー泣いていたユキちゃんは、まだ10cと言うグレードに自信がない
近頃やっとアップに10cを入れられるようになって大喜びだったが、今日はアップに10cを2本登ることにした

そうこうしているうちにユキちゃんママが到着。
ユキちゃんのママはレッスンの時に良くビレイを手伝ってくださるので、私は大助かり
目標ルートのトライ開始の時、ママがビレイの準備をしようとしていると、「センセー、ビレイしてくださ~い」とユキちゃんが「おいでおいで」している。
せっかくママが準備してくれているのにな~
じゃぁ、このトライだけね「これで登れなかったら、次はママのビレイだからね」とユキちゃんママ。

このトライで決めるぞとトライ開始。
とても落ち着いている
動きも安定
大好きな傾斜帯は難なく越え、苦手な上部の垂壁部分。
少し遠い個所も今日は気合十分に思い切って攻め、見事完登
おめでとうとても良いクライミングだったよ

うれしそうに下りて来たユキちゃん。
「ユキね~、何かを賭けると力が出るの
今回は先生のビレイが賭けの対象だった、と言うワケね

<レッスン日誌>Gig Rock School

2012-12-29 12:10:45 | クライミングレッスン報告
12月19日(水)
メンバー:リュウくん(小4)、リノちゃん(小4)、ユースケ(中1)、たけくん(小3)、しいちゃん(小6)

Big Rock ルート館が日吉に移転して初めてのレッスン。
子どもたちは来るなり「わ~」「広~い」「すご~い」と口々に歓声を上げ、目をキラキラさせて内部を見てまわった

レッスン時間が来るのも待ち遠しい様子。なので、時間までみんなで壁の名前をつけてまわる。
「ハシラ」、「スラブ」「ルーフ」・・・と名前をつけてまわり、一つ途中から垂壁になる微前傾の壁で名前に困った
壁を横から見ていたユースケが、「形がなんだか雷みたい。だからサンダーはどう」・・・で、「サンダー」に決定。

しいちゃんがリーダーとなって体操とストレッチをしてからボルダー壁で基本練習。


今日はボルダーの時間を少し取ってからビレイの練習。
以前からやっているリュウくんと中級のたけくんが良い感じで、もう少しで二人で組んで登れそう
ユースケとリノちゃんはもう少し「慣れ」が必要だね。
しいちゃんが二人にいろいろとアドバイスしてくれていた。ありがとうね

今日はビレイの練習に時間を取られてあまりルートが登れなかった。次回頑張ろうね

レッスン終了後はリノちゃんのお誕生会をした


<レッスン日誌>ちびっこクラブ@pump2 

2012-12-28 17:58:48 | クライミングレッスン報告
12月18日(火)
メンバー:リオンくん(小3)、トージ(小2)、はやくん(小1)

ゲンちゃんが胃腸炎でお休み
急に寒くなって、流行性の胃腸炎をはじめ発熱を伴った風邪や手足口病と呼ばれる発疹系の病気などが蔓延
あまり免疫力を落とさないように気をつけようね

さて、3人だけどみんなのリクエストで「どんじゃんけん」から。
リオンくん対トージ&はやくんチーム。
今日はリオンくんが頑張って1勝1敗で引き分けた
シューズがきつくなって足がすぐ痛くなり、あまり登れなかったリオンくん。
今日はレンタルシューズに変えたので、足も痛くないから頑張れるね

「乗り込み」や「側対」など、極基本的なムーブは大分自然に繰り出すようになってきたちびっこクラブの子どもたち。
あとはもう少し力がついてくると動きが安定するね
私たちが子どもの頃は木登りがいたるところで出来たし、遊具も上体をふんだんに使うものが多かった。
なので上半身も体幹も遊びの中で自然と鍛えられていた。
近頃は木登りが出来るところも少なく、遊具もあまりない。。。というお母さんたちの声を良く耳にする。
反面、ボルダリングの壁などがいろいろなことろに設置されるようになった話も聞くので、
このスポーツはかつての木登りの代わりに子どもたちの体力を増進する健康遊具へと利用されるようになってきているようだ


ルートでは、全身の力があるトージは5.8を手足限定で完登
上半身の力がまだないはやくんは5.7の出だしのかぶった箇所が抜けられなかった
下りて来たはやくんは目の縁を赤くしていた。。。悔しいね。でも、動きは良いのだから、力がつけば登れると思うよ。へこたれずに頑張ろう
高いところが苦手なリオンくん。今日も自分が安心して登れる白□5.5を登る、と言う。
それなら、タイムを計ろう口でのカウントなのでアバウトだが、みんなでカウント。
次回はもっと少ないカウントで登ろうね

岩崎由純著『子どものココロを育てるコミュニケーション術』

2012-12-26 11:55:55 | ブックス
「トップアスリートという夢に向かって」と副題が添えられている本書は、アスレティックトレーナーとして活躍される岩崎由純氏がトップアスリートを夢見る子どもを持つ親と、その周囲の大人たちへ向けて発信するメッセージ。

我が子が自らの夢を諦めずにかなえられるように成長していくために、親としてどのように接するべきか、何を心構えとするべきか、をその豊富な経験から説かれています。

「…意外と思われるかもしれませんが、プロスポーツの世界に、子どもの頃からスパルタ式に鍛えられた選手は、あまり多くはありません。もちろん、厳しいトレーニングに耐えて、努力をしてきたものだけが入れる世界なのですが、「巨人の星」の星一徹のような親の存在は、あまり見られないのです。
 どちらかというと、子どもの夢を見守り続ける「応援団」のような両親に育てられた選手が圧倒的に多いのです。」本書p40

「また、子どもたちが夢を諦めてしまう多くの原因は、親と周りの大人たちにあります。子供の頃には、誰しもが「プロ野球選手になりたい」「歌手になりたい」といった夢を描きますが、やがて「自分には無理」と自己暗示ともいえる思い込みによって、願いを断ってしまいます。その自己暗示を形成させてしまうのが、「バカなことをいうんじゃありません」「おまえには無理」「現実を見ろ」など、親や周りの大人たちの声であり、大人の尺度を子どもに押し付けた結果です。夢をあきらめさせ、現実に戻すことが大人の役目のように考える人もいますが、本当にその夢は叶わないものだったのでしょうか?我が子の可能性を、完全に理解できていたのでしょうか?」本書「はじめに」より

このように子どもの夢を潰してしまう大人のことを、氏は「ドリームキラー」と呼びます。

たとえ結果として夢破れたとしても、「打ち込む何か」があり、それから努力をはじめ、実にさまざまなことを学びながら成長する・・・実にすばらしいことではありませんか
その経験は一生の宝です。
そして、それは若いうちに経験しておくに越したことはありません。

親は、子どもの「ドリームキラー」となってはいけません。。。よね?
我が子の夢を応援したい人、必読

●岩崎由純著 『子どものココロを育てるコミュニケーション術~トップアスリートという夢に向かって~』 東邦出版