FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<アウトドアレッスン日誌>初級 3月④

2014-03-19 13:09:55 | クライミングレッスン報告
一方、ミサキ、リューセイ、カツラの3人。
4級の「カンテ」に手こずりながらもかなりしつこくトライ


「しつこさ」が出て来るのは、とても良いこと
でも、せっかく普段はあまり来られないエリアに来たのだから、他の課題もトライしてみよう

そこで、トライ中の4級の左側にある「凹角」6級と「カンテ」6級にもチャレンジ
「凹角」は全員完登
でも、こちらの6級のほうの「カンテ」も、上部の遠い一手でみんな苦戦
 

こちらの3人の中での一抜けはカツラだった
ヒールを上手く使って見事完登

この課題はシットスタート(座った状態でスタートする課題)なのだが、まだ2年生のミサキは立ったところから
ヒールの掛け方がまだ良く出来ないので、他のところで練習した後に再びトライを開始。
何度も何度もチャレンジして、見事登りきることができた


最後に残ったリューセイ。
いつもはすぐに諦めちゃうのに、今日のリューセイは一味違った
最後まであきらめずにトライを続け、最後の最後、クライミング終了時間直前のラストトライで完登した
とてもよく頑張りました


みんなとても良い頑張りを見せた今日のアウトドアだったね
ご協力いただいた保護者の皆さま、ありがとうございました

<アウトドアレッスン日誌>初級 3月③

2014-03-18 11:14:45 | インポート
「カンテ」4級を完登した2人は別の課題へ。
「スラブ」、「凹角」、「カンテ」などの6級の課題に次々にトライ

りょーたはこれらを全制覇
コージンは「スラブ」だけが、抜け口のマントルがどうしても怖くて出来ずに敗退
外岩では「無理をしない」のが鉄則だから、気にしない、気にしない

外岩では、変な落ち方をすれば間違いなく怪我をする。
それを良く体で理解することはクライマーたる者基本中の基本。
「無理をする」ことと「頑張る」ことは別なのだ。
無理をして事故でも起こせば、自分が大変な思いをするばかりか、周囲にも多大な迷惑を掛ける。


次に2人は「ノーズ」2級にチャレンジ
かなり登りやすいうえに、核心が出だしの3手なため安全にムーブの練習が出来るのも大きな魅力の課題だ
両手いっぱいに広げてダイナミックに動く必要があるため、少々リーチが要る。
だから6年生で背の高いりょーたはちょっとお得
ムーブが面白いので、2人はあーだこーだと相談し合いながらトライを重ねる。


2人とも諦めずにトライし続け、ついにりょ―たが完登した
 

一方のコージンはほんのちょっとリーチが足りず、みんなが使っているガバからでは次のガバまで届かない
仕方がないので、ガバの上の甘いカチホールドで飛び出しているのだが、明らかに他の人より難しくなる
でも、文句も言わずに現状を受け容れて、熱心に努力する点がコージンの良いところ

だいぶ安定して飛び出せるようになり、あと少しで次のガバをキャッチできそうなところまで持ちこんだが、今日は残念ながら時間となった

~つづく~

<アウトドアレッスン日誌>初級 3月②

2014-03-14 12:04:44 | クライミングレッスン報告
みんなが苦戦中の「カンテ」4級。
だんだんムーブが固まって来たけれど、どこか体の一部の意識を抜いたり重心の位置が悪いと、もう止まっていられない
ムーブの順序の組み立ても大事なので、なかなか手ごわい
でも、おもしろい


しばらくすると、リューセイとミサキがしきりに「お腹すいた~」を連呼
一方りょーたとコージンはまだまだ登りたい
「お昼前にこれを落としたいのに~すぐにお昼にしたいだなんて、遠足みたいだな~
そう言う2人も既に大分お疲れのようなので、とりあえず休憩も兼ねてお昼に
しっかりエネルギーをチャージして、午後一番で完登しよう

 ↓お昼休みの風景


お昼を食べると「待ちきれません」という感じでりょーたとコージンがすぐに課題の近くへ行き、課題攻略のオブザベ(=オブザベーションの略。課題の下見のこと)開始
2人とも、中級に上がるとともに意識も上がってきたね

今まで初級はお昼の後はのんびりと「お菓子タイム」だったのだが、モチベーションの高い2人に引きずられて他のメンバーもワラワラと岩の近くへ集まって来た
で、すぐに午後の部開始

この手ごわい4級を一抜けしたのはりょーただった
次にコージンが完登
おめでとう 特にコージンは今日の目標達成だね
 ↓やった~


~つづく~



<アウトドアレッスン日誌>初級 3月①

2014-03-12 16:21:29 | クライミングレッスン報告
3月9日(日)
メンバー:ミサキ(小2)、リューセイ(小4)、カツラ(小4)、りょーた(小6)、コージン(小5)

今年の初級アウトドアは、湯河原幕岩のボルダリングから。
今日のエリアは、通称「桜岩」。

折しも幕山公園の「梅の宴」の真っ最中。
梅が満開
ちょうど見ごろできれいだった


桜岩に到着して一息入れたら、子どもたちは各自で準備体操。
今日のメンバーはみんな体操が一人で出来る
そのあとみんなでトポ(岩の課題図)を見ながら岩を一周。
どこにどんな課題があるか、下降路はどこか、を確認だ

概略がつかめたら、登る準備をしてクライミング開始
ウォーミングアップを兼ねて、先ずは下降路を登って降りる。
外のボルダリングに来たら、岩の上から降りる手段はしっかり確保しておかないと危険だよね


全員が岩の上の様子を確認し、安全に下まで下りる練習を終えてから、課題にチャレンジ開始

先ずはトポにはないけれど、カンテ4級の右の凹角を登ってみる。
これは全員問題なし

次にカンテ(4級)にトライ開始
これは前回の桜岩でコージンが登り残した課題。
なのでコージンは今日、どうしてもこれを落としたい
微妙な動きと甘いホールドのこの課題、なかなかテクニカルな好課題だ
みんななかなか登れず、午前中はこれに終始した。


~つづく~


<レッスン日誌>レベルアップレッスン@pump2

2014-03-11 12:26:49 | クライミングレッスン報告
3月1日(土)
メンバー:れんくん(小1)、トージ(小3)、しんのすけ(小4)、かんちゃん(小4)

いつもビッグロックでの「ちびっこクラブ」でレッスンを受けているれんくん、この1月にpump2の「ちびっこクラブ」を卒業したトージ、この時間の常連のしんのすけ、そして時間がなかなか作れないため不定期でレッスンを受けているかんちゃん、の4人のレッスン。

準備体操は、子どもたちが変わり番こでリーダー役を務めることにしている。
レッスン内容を主体的に捉えてもらいたいためだ。
慣れてきた子どもたちの場合はじゃんけんで決めたりしているけれど、今日のメンバーの中できちんと体操の内容を理解・把握していそうな子は、かんちゃんくらいかな~?
しっかり者のかんちゃんにリードをお願いすると、実にきちんと誘導してくれた
今度は他の子たちにもやってもらうから、しっかり覚えてくださいね

今日は目標が各自でバラバラなので、それぞれの目標にトライするチャレンジタイムを多く取ることにした。

れんくんは、pumpに来ると借りて来たネコになっちゃう
ビッグロックでは積極的にいろいろトライしているのに、まだ慣れていないpumpではおっかなびっくり
でも、ボルダーでは10級を1本、8級を1本完登
ルートはギャラリーの5.5にトライしたけれど、上部3分の1ほどのところの三角形の張りぼて付近でギブアップ
ビッグロックより高いから、ちょっとコワイかな~?

トージはビレイの仕方の練習。
ちょうどロープ装着を合格したしんのすけも同じ項目が目標だったので、2人でビレイの練習
トージはビレイの出来るお父さんやお母さんに教えてもらった様子で、手順はしっかり出来ていた
しんのすけも結構理解が早い
2人ともあと1回くらい注意点の補足練習をすれば、次はテストできそうだね

トージはお父さんのビレイで10cも完登
一方、しんのすけはこの前合格した8の字結びで自分でロープを装着し、トップロープで10aを完登
やったいよいよ10aに突入だね

前回のレッスンから間があいたかんちゃん。
前回レッドポイントした「一反木綿」壁の5.8を復習すると言う
手がバンバンなのを頑張って、今日も再度完登出来た