FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

ワールドユース大会へ出発

2008-08-26 10:28:59 | クライミングレッスン報告
オーストラリア、シドニーで行われる「ワールドユース大会」に今日から出発します。

派遣者数は、ジュニア 5名、ユースA 7名、ユースB 8名 の計20名。
今年は派遣選手が多く、私も同行することになりました。

大会は28日から31日までの3日間。
デフィカルトとスピードが行われます。

いずれも将来が楽しみな日本の選手たち。
日本の代表選手である、という自覚を持ちつつも
大会を、そしてクライミングを思いっきり楽しんでほしい。

帰国は9月1日になる予定です。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

では、行ってまいります


救急救命講習

2008-08-25 19:40:38 | クライミングレッスン報告
今日、パンプ2号店において、パンプのスタッフを対象とした救急救命講習が開かれた。
講師は「Mr.」。

机上の講習の後、人工呼吸と心臓マッサージの実習。
「アンネ」さんという名前の練習用のお人形には人工呼吸と心臓マッサージのデータが出る機器が内蔵されており、
これで正しく心肺蘇生が出来ているかどうかがチェック出来る
しかし、これがなかなか難しい

10時に開始して、講習が終わったのは夕方の5時をまわっていた。
最後はみんなヨレヨレ。
皆さん、そして講師の「Mr.」、どうもお疲れ様でした




第11回JOCジュニアオリンピックカップ

2008-08-23 23:48:36 | クライミングレッスン報告
今年もジュニアオリンピックカップが終わった。
14歳~19歳までのカテゴリーへの参加者は男子128名、女子69名、
11歳から13歳までのアンダーユースBへの参加者男子28名、女子32名。
年々盛況さを増してきている。

それに従いレベルも上がり、予選から12台。
男子の予選通過は81名、ほぼ完登者のみの通過だ。
準々決勝通過者34名、そして決勝に残ったのは8名。
狭き門だ。
優勝はユースAのナオト君。2位、ジュニアのサカエ君。そして3位ナオト君と同じ高校1年、ユースAのロン君。
いずれも日本のトップクラスの実力者だ。

女子も予選は11d/12a位。
予選通過者は26名、決勝進出者8名。
優勝は中学3年生のモモちゃん。今や13aをオンサイトする彼女は大人の大会でも優勝している。
2位はアトリちゃん、3位はジュニアのさありちゃん。
いずれも1月のオーストリア合宿に参加したメンバーである。

アンダーユースBは男子15名、女子11名が予選通過。
11後半の予選ルートをやはり完登したものだけが通過している。
決勝は12c位とのこと。
完登者はいなかったが、女子で優勝したあやちゃんがあと一手と迫った。
彼女も大人の大会で優勝をしたこともある実力の持ち主だ。
FCCのメンバーで一人参加したみぽりんはルートの最終面まで迫り見事2位。
力が出し切れていて、良いクライミングだった。

男子は同着が3名出てスーパーファイナル。
その中で中学生に交じってただ一人の小学生、千葉県のナオキ君が目の覚めるようなクライミングを見せてくれた。

今のジュニアのクライミングレベルは凄まじい勢いで向上している。
このJOCも含め、年に2回あるジュニアの公式大会はあまり気楽に出られる存在ではなくなりつつあるかもしれない。
参加人数の増加も頭の痛い問題だ。
これからは各地方大会のような、始めたばかりの子供たちが目指せる大会の整備が望まれる。

それにしても、精一杯の力を注いだあとのみんなの笑顔は、素敵だ





JOCジュニアオリンピック

2008-08-13 22:03:00 | クライミングレッスン報告
8月15日(金)~17日(日)にかけて、富山県の桜ヶ池クライミングセンターでジュニア選手のための大会が開催される。

この大会は年齢別に4つのカテゴリーに分類され、各カテゴリー別にディフィカルトオンサイト形式で競われる。
各カテゴリーは以下の通り。
  「ジュニア」→1989年1月1日~1990年12月31日生まれ
  「ユースA」→1991年1月1日~1992年12月31日生まれ
  「ユースB]→1993年1月1日~1994年12月31日生まれ
  「アンダーユースB」→1995年1月1日~1997年12月31日日生まれ


そしてこの大会の成績でアジア大会などへの参加資格が得られ、世界へとつながって行く。

クライミングを一つのスポーツ活動として捉えたとき、
ジュニア世代のクライマーたちの良い目標となるこのような大会の存在は欠かせない。
というのも、他のスポーツ同様に、子供たちが努力することの重要性を痛感したり、達成感を覚えたり、失敗の経験を乗り越えたり、他者のパフォーマンスに感動をしたり…といった心の内面を耕すような体験を、
クライミングを通じて、仲間とともに味わってほしいと願っているからだ。
しかし、クライミングが日常的に活動出来る環境にないとそうした体験は与えにくい。

学校の「部活動」では比較的手軽にそのような場が確保できるのだが、
クライミングではまだまだそのような場の提供が実現しにくいのが現状だ。
このような大会が充実していくことによってそうした環境を整える手掛かりとなれば・・・。

FCCのメンバーの中では、みぽりんが「アンダーユースB」で出場する。
今年はまだ一人だが、そのうちもっとたくさんの仲間で参加できると良いなぁ。

私も大会運営の手伝いをしに明日から行ってきます。


プライベートレッスン~みぽりん~

2008-08-10 00:13:36 | クライミングレッスン報告
今月15日~17日の3日間にわたり行われる「ジュニアオリンピックカップ」というジュニア選手のための大会にエントリーしているみぽりん。
今日はその練習で2号店にやってきた。
しかし顔を合わせるなり「やばい~
おうちが引っ越しだったためあまり練習できていないので自信がないのだ。
でも大会では頑張りたい。

なので今日のレッスンでは「ツナミ」壁の白矢印11Cへのオンサイトトライを考えている。
フィジカル的には問題なくオンサイトできるはずだ。
近頃登りが安定してきて、そろそろ次のステップにと考えていたのだが、どうも本人が自分で壁を作ってしまっている。
「11C」というグレードに必要以上にビビりが入ってしまうのだ。
大会を直前に控えた今日はちょうどよい機会なので、強制的にトライさせることにした。

そのことを本人に伝えたら、いきなりどよよ~ん
アップから11aに入ったころからますます沈み込み、「やだ~」「やだ~」の連発。
しかし、今日は無視

以前登った黄色矢印の11aを復習し、「ツナミ」右の白十字をオンサイトトライ。
最後の遠いところでテンションが入った。
この1本でさらに落ち込む。
このまま次に移れないので、休憩室で少し休むことにする。

お菓子を食べて元気になったようなので、いよいよ「ツナミ」デビュー。
緊張する彼女に女子高校生コンビのヤヨイちゃんとサキちゃんが声をかけてくれた

いざ登り始めたら、全く問題がなかった。
迷うことなくスタンスを拾い、難なく11cバージョンの終了点へ。
あっさりオンサイトした
うれしそうにおりてきた彼女、「全部ガバだった

先ほどテンションが入った白十字もきっちりレッドポイントして、今日のレッスンは終了。

グレードで自分の能力に作った垣根は、取っ払えたかな?