ふかよんライフスタイルファンド日記Ⅱ

生活・仕事・遊びのポートフォリオを重視し、ライフスタイルの「運用」を考えていきます。

2017年度 ポーター賞受賞企業・事業決定

2017-11-13 06:21:08 | Weblog
Porter Prize Japan 2017 :

独自性のある戦略によって競争に成功した日本企業や事業部に贈られる「ポーター賞」(一橋大学ほか)、今年は、カチタス、ネットプロテクションズ、プロシップ、キュービーネットホールディングスの4社が決定しました。(http://www.porterprize.org/news/2017/10/27094627.html)

4社の内、上場企業はプロシップだけです。

プロシップの受賞理由は、”固定資産管理用パッケージソフト市場を創造し、その後も、高度な固定資産管理が求められる大企業を中心に市場をけん引するリーダー。導入から保守まで手掛けることで、パッケージソフトをコアとしながらも、ユーザー中心の使い勝手を実現。”

プロシップの株価推移を見たら、TOPIXを上回っています。

「ポーター賞」は、「競合が真似しようとしても真似できない。競合が真似すると競合が自滅する。」(一橋大学・楠木健氏) が競争戦略の基本コンセプトですが、これまでのポーター賞受賞上場企業のほとんどがTOPIXを上回っていることは、興味深いです。

プロシップの2017年3月期決算は、ROE 15.50%、ROA 19.20%、売上高営業利益率 37.6%と、すごく数字が良いです。

「ポーター賞」受賞上場企業だけで構成するアクティブ・ファンドがもし存在すれば、TOPIXを上回るのではないかと、以前から私は考えています。

「ポーター賞」受賞上場企業は、直観的に、ROEが高く、PBRが低い特徴があるのではないかと想定していますが、時間を見つけて、経営指標の特徴も把握したいと考えています。競争戦略の基本コンセプトや、選考過程の基準だけでは、あまりに定性的過ぎるので。

私はパッシブ運用、インデックス運用がアクティブ運用よりも優位であると考えていますが、スマートベータのようなアクティブ運用や、「ポーター賞」受賞上場企業を構成銘柄とするアクティブ運用などにはインデックスを上回る可能性があると思います。

ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books)
クリエーター情報なし
東洋経済新報社
コメント
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