レーザーレーサー（ＬＺＲ）

北京五輪での英スピード社製水着「レーザー・レーサー（ＬＲ）」の着用問題に揺れる競泳のジャパン・オープンが６日、東京辰巳国際水泳場で開幕し、アテネ五輪金メダリストの北島康介選手ら５人が日本記録を出して優勝した。日本水泳連盟では選手の意見を踏まえ、１０日に本番でのＬＲ着用を認めるかの判断を下す予定だが、記録連発で、五輪用水着の供給契約を結ぶ国内メーカー３社が最も恐れていた“解禁”は、避けられない状況となった。

百メートル平泳ぎに出場した北島選手は、予選では契約先のミズノが先月３０日に発表した改良モデルで登場。しかし、決勝ではＬＲを着用し、日本記録をたたき出した。

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国内メーカーの水着を着て日本選手が負けてしまった場合、日本水泳連盟や国内メーカーへのバッシングは相当強いものがあると予想されます。

国内メーカーは、選手に着てもらうリスクが大きいと思います。

スピード社の水着でメダルをとってもらった方が、選手も私たちもうれしいことです。

また、選手の判断が、国内メーカーの今後の水着販売の売上に大きな影響を与えるとも思えません。

水着の主な購買層は、日本のトップスイマーではなく、児童・小中高の学生や一般の水泳愛好者です。

レーザーレーサーがいくら優れていても、６万円以上もする水着を一般のスイマーは着ません。私の水着は2千円台のものです。