深堀大三郎の生涯マナビスト

自然や街を歩いて観察するのが大好き、歩いて歩いて楽しみたい。
また、お城の石垣を眺めると力が湧いてくる。

「知らないという、逃げの姿」

2011-05-25 07:09:01 | Weblog
リーダーが、「俺は聞いてない」「知らない」という発言は、非常に醜い姿である。

長い過去の経験で、沢山見てきた。

一国一城の主が、配下の前でいとも簡単に口から出すようでは、それは統治がうまく行っていないということの証明である。

配下は、主の姿を読んで物事を実施している場合が非常に多い。

よい場合もある、しかし、悪い場合が多い。

そのようなときに、配下に「聞いてない」「知らない」を言わないで別の指示を平然と出すのが主の姿だと考える。

最近の菅総理の国会答弁を聞いていると、非常に、「聞いてない」「知らない」が多いようである。

東電の「海水注入」そして、「注入停止」事件である。

この場合、注入が結果的によかったのではないかということが想像できる。

「俺は聞いてない」発言の姿が、「怒った」という表現で新聞ニュースで流れた。

このようなことを大々的にいう気は無いが、一国のトップリーダーとしての姿としては本当にいただけないものであるといわざるを得ない。

十万超の避難者生活をしている方々が、リーダーの個性として言われる態度ひとつで決まっているような状況では、些細なこととして見逃すわけには行かないことであろう。

連日の新聞記事が、このように報じられている日本の姿に、悲しい思いをしている。





「もう、ダマシあいカクシあいナスリあいは止めてほしい」

2011-05-24 10:32:35 | Weblog
昨日の国会は、震災直後の菅総理の行動に関して、ころころ変わる発言、説明が問題になっていた。

菅総理の「俺は原子力の専門家(昨日は、私は専門化ではない発言)」発言、海江田氏の「動かないものは処分する」発言等あった由のニュースが流れた当時を思い出す。

震災翌日の12日の混乱振りは、素人の目にも明らかである。

しかし、震災発生後から、菅総理のリーダーシップは法的には確立されていたはずであるから、ちゃんとしておればコミュニケーションだけはうまく行っていたと思う。

ただ、実際はそうでもなかったようで、そのことが二ヶ月たってボロボロと出てきつつある。

どのように考えても、日ごろの「イラ菅」の本領が出ていたと考えるのが間違いないようである。

そのことがはっきりと日経朝刊4/30の中間検証記事に出ている。

<首相が怒鳴った「ワケ」>と。

これは、「放射線量が多く、これ以上現場では作業できません。第二原発へ退避したい」の東電の要望に対してのものらしい。

このあたりの状況は、非常に菅総理の人間性というか個性に関することだから微妙であるが、東電は、はっきりと菅総理の意向どおりに動く気は無かったと想像できる。

すなわち、命を懸けてまで従う気は無かったということである。

あなたのためなら火の中、水の中という「服従の誇り」なんて論外だっただろう。

日ごろからの、リーダーシップ無きリーダーの悲劇の姿を見る思いである。

それは、「ダマシ」「カクシ」「オドシ」の構図で日頃の政治がなされているからかもしれない。










「日中韓で風評被害防止が議題」

2011-05-23 12:21:45 | Weblog
ようやく風評被害が話題になり、共同文書が発表になった。

この度の風評被害の源泉は、政府の発表や態度に少なからず責任があると思われる。

その原発事故の対応は常に後手後手であったし、菅総理の行動や発言も非常に不明確なものであった。

不明確というよりも、摩訶不思議なものであった。

それら一連の行動が、世界の国々からの不信につながったものと思う。

そういう意味で、風評被害の元を作ったと言ってもよい。

共同文書でも、「日本製品の安全性に関しては科学的証拠に基づき慎重に対応」とある。

これは当然のことで、日本製品の安全性は科学的でなかったと言っているようなものである。

この信頼回復については、これからが大変なことであると思う。

いつも苦労をするのは国民なのである。



「原発事故、初動の遅れもたつきの様子ありあり」

2011-05-22 08:47:27 | Weblog
大震災、原発事故発生二ヵ月後に、ぼろぼろ出てくる新事実。

今話題になっていることは、当時の映像でも不思議に思っていた海水注入の一時停止である。

今朝のテレビでも、細野氏は必死になって否定していたが、菅総理の中止指令はあったのか無かったのか。

当時、菅総理は、「自分は原子力の専門家である」趣旨の発言があったことの報道がなされていた。

東電へ行って、状況によっては「東電はなくなる」趣旨の強い発言も報道されていた。

海江田氏の変なオドシの発言も報道されていた。

これらが全てつながっているかどうかはわからないが、政治主導を錦の御旗としている現政権の行動は異様に思われていたものである。

そのような混乱のさなかの出来事である。

東電側の萎縮した対応行動も、いろいろと思うように行かなかったことは十分想像できる。

「官邸側からの指示で止めた」と言う東電側の発言に信憑性がありそうである。

何しろ、80%以上が政府の発言を国民は信用していないという数字が、それを証明していると考える。





「大企業の姿、どう見る」

2011-05-21 07:34:39 | Weblog
独占的大企業の今の姿、誰も予想したものはあるまい。

あっという間の一瞬で、赤字1.2兆円。

それも、補償費用は見込まないでの数字だ。

政府がバックにあるから大丈夫と東電社員の大半は思っているかもしれないが、果たしてそうだろうか。

大企業病に罹っていたなんておそらく誰も気づいていなかっただろう。

地震、津波が原因とみな思っているかもしれないが、それを最小限で食い止め得なかったところに問題が潜んでいる。

巨大企業必ずしも安泰でない。

蟻の一穴が原因で、あっという間の一瞬で崩れることもある。

原因は、数え切れないほどある。

大企業での経験が一つ一つ思い出される。









「谷垣氏も決断力の鈍いお人らしい」

2011-05-20 11:14:23 | Weblog
自民、不信任案いつ提出 「6・1」党首討論にらみ最終調整(産経新聞) - goo ニュース
そろいもそろって、決断力不足の党首がそろって選ばれたものである。何故このようになるのか、若手に優秀な人がいると思われるのに不思議でならない。最大不幸社会に住む国民は、このようなお人を必要としない、より強くなることと信じている。

「政府の実行力にはいらいらさせられる」

2011-05-20 10:33:31 | Weblog
営業で「歩きながら考える」癖がついている自分としては、政府の復旧・復興対策にはほんとうにイライラさせられる。

歩きながら考えることが最善とは思わないが、東日本大震災復旧・復興はとにかく急がなければならないことが沢山ある。

政府は、二が月たって今頃体制を立て直す「検討」を始めたらしい。

検討なんてしないでも、必要ならば即実行すればよい。

また、大臣を増やすなんてことも言っている。

顔も、名もぜんぜん知らないが、大臣は現在でも沢山いるだろうに、増員しないで活用すればよい、また、副大臣も山ほどいる。

実行の伴わない議論なんて、もう真っ平だ。

今度の震災復興では新しい工夫も必要なことは充分わかるが、10年、15年先のことは完全に判るはずが無い。

お得意の「想定外」で逃げることだけは早いが、新たなことの実行力となるとからっきしだめである。

今時点の最良の結論で進むことも時には必要であろう。

政府は、外見の服装ばかり気にしないで、手足を動かしてほしい。





「簡単に配管破損というが、そんなにちゃちなつくりなのか」

2011-05-19 17:35:46 | Weblog
浜岡原発5号機、原子炉内に海水5トン 配管の破損で(朝日新聞) - goo ニュース
浜岡原発とは、菅総理が止めなさいと言った原発ですね。正常に運転していたものですね。それを停止させる作業だけで配管が破損するということは、一体どういうことなのだろうか。原発の危険性はまだまだ一杯ありそう。

「復興会議がうまく行ってないらしい」

2011-05-19 08:10:10 | Weblog
東日本大震災の復興会議がどうも、うまく行ってないらしい。

立派な?先生方が沢山参加されているのに・・・

どうやら議論が拡散しているという。

この政権は、やることがお題目ばかりに終わることが多いので、この会議もそうなるのだろうか。

新聞社説でも、優先度を見極める必要性を説いている。

提言が出ても、優先順位も決められないようでは、到底、実行はいつになることやら。

具体策なんて、遠い遠い先になるのだろうか?

本当に、最高不幸社会がまだまだつづきそうである。