深堀大三郎の生涯マナビスト

自然や街を歩いて観察するのが大好き、歩いて歩いて楽しみたい。
また、お城の石垣を眺めると力が湧いてくる。

「もう、ダマシあいカクシあいナスリあいは止めてほしい」

2011-05-24 10:32:35 | Weblog
昨日の国会は、震災直後の菅総理の行動に関して、ころころ変わる発言、説明が問題になっていた。

菅総理の「俺は原子力の専門家(昨日は、私は専門化ではない発言)」発言、海江田氏の「動かないものは処分する」発言等あった由のニュースが流れた当時を思い出す。

震災翌日の12日の混乱振りは、素人の目にも明らかである。

しかし、震災発生後から、菅総理のリーダーシップは法的には確立されていたはずであるから、ちゃんとしておればコミュニケーションだけはうまく行っていたと思う。

ただ、実際はそうでもなかったようで、そのことが二ヶ月たってボロボロと出てきつつある。

どのように考えても、日ごろの「イラ菅」の本領が出ていたと考えるのが間違いないようである。

そのことがはっきりと日経朝刊4/30の中間検証記事に出ている。

<首相が怒鳴った「ワケ」>と。

これは、「放射線量が多く、これ以上現場では作業できません。第二原発へ退避したい」の東電の要望に対してのものらしい。

このあたりの状況は、非常に菅総理の人間性というか個性に関することだから微妙であるが、東電は、はっきりと菅総理の意向どおりに動く気は無かったと想像できる。

すなわち、命を懸けてまで従う気は無かったということである。

あなたのためなら火の中、水の中という「服従の誇り」なんて論外だっただろう。

日ごろからの、リーダーシップ無きリーダーの悲劇の姿を見る思いである。

それは、「ダマシ」「カクシ」「オドシ」の構図で日頃の政治がなされているからかもしれない。