深堀大三郎の生涯マナビスト

自然や街を歩いて観察するのが大好き、歩いて歩いて楽しみたい。
また、お城の石垣を眺めると力が湧いてくる。

「なるほど日本は”置き去り景気”か」

2011-05-28 10:10:50 | Weblog
日経ビジネス(2011.5.30)によれば、日本の景気を「置き去り景気」というらしい。

中国、欧米では、若干経済的懸念があるようだか、世界は、日本を除き大体上向きという。

日本を除きというところが、問題である。

3.11の東日本大震災が影響しているとは思うが、どうもそればかりではないようだ。

確かに、この大震災で、問題点がはっきりしてきた面もある。

それは、日本の強みと称されていた、「サプライチェーン(部品供給体制)」の寸断に伴う影響であった。

これは、効率面からばかり強調されてきたが、「財務面」から見ると非常に問題があったということである。

企業活動を連鎖させ、品質、生産コスト、販売を合理的にしていたサプライチェーンが、今回の震災では分断されて大変なことになってしまったという。

起きてしまったことは仕方が無い。今後の問題点として十分改善していく必要がある。

しかし、相当な決断と努力が必要だろう。

そのためには、「日本の外に」という人も多いようであるが、日本の中で何とかできないものかと考える。

大企業もその強みを存分に発揮して、分割、分割といわれないようにして欲しい。

そして、技術大国とうぬぼれないで、思い切って発想の転換を図ることが必要であろう。

逆境こそチャンスである。