深堀大三郎の生涯マナビスト

自然や街を歩いて観察するのが大好き、歩いて歩いて楽しみたい。
また、お城の石垣を眺めると力が湧いてくる。

「知らないという、逃げの姿」

2011-05-25 07:09:01 | Weblog
リーダーが、「俺は聞いてない」「知らない」という発言は、非常に醜い姿である。

長い過去の経験で、沢山見てきた。

一国一城の主が、配下の前でいとも簡単に口から出すようでは、それは統治がうまく行っていないということの証明である。

配下は、主の姿を読んで物事を実施している場合が非常に多い。

よい場合もある、しかし、悪い場合が多い。

そのようなときに、配下に「聞いてない」「知らない」を言わないで別の指示を平然と出すのが主の姿だと考える。

最近の菅総理の国会答弁を聞いていると、非常に、「聞いてない」「知らない」が多いようである。

東電の「海水注入」そして、「注入停止」事件である。

この場合、注入が結果的によかったのではないかということが想像できる。

「俺は聞いてない」発言の姿が、「怒った」という表現で新聞ニュースで流れた。

このようなことを大々的にいう気は無いが、一国のトップリーダーとしての姿としては本当にいただけないものであるといわざるを得ない。

十万超の避難者生活をしている方々が、リーダーの個性として言われる態度ひとつで決まっているような状況では、些細なこととして見逃すわけには行かないことであろう。

連日の新聞記事が、このように報じられている日本の姿に、悲しい思いをしている。