深堀大三郎の生涯マナビスト

自然や街を歩いて観察するのが大好き、歩いて歩いて楽しみたい。
また、お城の石垣を眺めると力が湧いてくる。

「風評被害の原因を作っている政府」

2011-05-02 11:22:05 | Weblog
福島県民の不安増幅 校庭利用基準、被曝線量年間20ミリシーベルト以下(産経新聞) - goo ニュース
辞任した参与なるものがどのような立場の人か知らないが、菅総理の知恵袋になるような人と思われる。政府が決定した放射線量の基準値が、不明確な議論の元で決められたことには間違いなさそうである。福島県民の不安は、益々増幅することだろう。またまた風評被害の元を政府が作っているようなものである。菅総理の指導力はどうなっているのだろうか。

「巨大地震、大津波、原発事故、風評被害の危機管理を」

2011-05-02 10:32:52 | Weblog
今日の新聞記事は、本当にいろいろなことを考えさせ、教えてくれる。

ある集落にある石碑、「想え惨禍の大津波/ここより下に家を建てるな/幾年経るとも要心あれ」。

「ファクト・イズ・ファクト」すなわち、事実は事実なんだ。

これほど確かなことは無い。

ところが、なかなか守られていなかったということだ。

今回の大津波も、この石碑のそばまで来ていたという。

ことに、原発事故は、最も危険なものであるにもかかわらず、その対策が十分でなかったと考えられている。

震災直後のブログで、既に「想定外」なる言葉に反論したことであるが、その時点では、危険極まりない原子力に対して、あらゆる場合を想定して対処していなければならないという意味での反論だった。

しかし、現在の状況では、正に人災と言えるくらいに、危機管理の備えが無かったことがわかり、より罪が大きいと思っている。

すなわち、「政官民甘かった備え」そして、砂上の楼閣のような「絶対安全の言葉」であった。

何故、素人の人間が、放射能の恐ろしさを言うかというと、長崎の原爆で被曝した人の姿を身近で見て実際に知っているからである。

また、何年間も原爆の「風評被害」で苦しんだ人を知っているからである。

立派な学問的なことはわからなくても、事実は事実なんだ。

これらすべてについて、謙虚になって考え直さなければならない時期に来ているのではないだろうか。