レジェンド的な映画を久しぶりに観てみることにします。この映画はホント現在でも語り種になってますな。どこらへんが語り種なのかを今改めて己が目で観てみようじゃないか。
病院という閉鎖された世界の中で繰り広げられる金や欺瞞に満ち溢れた権力闘争。「正義」が正しいとは限らない歪んだ世界。これが医療の世界の現実か?というセンセーショナルなストーリーは、当時ならばさぞかし衝撃的に受け止められたことでしょう。
そして何より田宮二郎。こんな1960年代半ばの日本にこんなカッコいい男がいていいのか。これ、当時にスクリーンで観たらどんなんだったんだろうな。見とれるだろうな。
田宮二郎の鬼気迫る演技に加え、脇を固めるのは田村高廣(田村正和の兄)や船越英二(船越英一郎の父)といったスター達なワケで、まだテレビが普及しきってなく、映像によるエンターテイメントの核を映画がなしてた時代のスクリーンをこんな人達が彩っていたのかと思うとなんだか胸熱。
いつだったか、唐沢寿明でリメイクされていたけれども、要するに現在にリメイクしても十二分通用する物語だっつーことだよね。山崎豊子はスゴいな。山崎豊子はリメイクにあたって田宮二郎以外の俳優が財前五郎を演じる事に最後まで難色を示していたらしいから、まさに原作者のイメージそのままというか、田宮二郎がその後の財前五郎のイメージを作ったっていうか、そんな感じだったんだろうね。
大山のぶ代の声を聞いて「ドラえもんって、こういう声だったんですね。」と述べられたというF先生みたいな感じじゃないかと想定。
田宮二郎はスキャンダルにまみれた私生活の末、猟銃で自殺を遂げている。
「華麗なる一族」の万俵鉄平役を熱望しながらそれが叶わず、最期は自身が万俵鉄平と同じ猟銃自殺という道を歩むとは、一体どういう俳優魂なのだろうか。
兎にも角にも、彼が日本映画史に残る英雄の一人であることは間違いないであろうと、この映画が現在でも未だに語り種になっている理由がよく分かったという次第です。なので、超久しぶりのカテゴリ「超おもろい」です。
しかし、ドラえもん一味の声優が丸ごと交代してから早くも10年弱になるんだよね。年月が流れるのは残酷なまでに早いよ。
作品紹介はこちら
病院という閉鎖された世界の中で繰り広げられる金や欺瞞に満ち溢れた権力闘争。「正義」が正しいとは限らない歪んだ世界。これが医療の世界の現実か?というセンセーショナルなストーリーは、当時ならばさぞかし衝撃的に受け止められたことでしょう。
そして何より田宮二郎。こんな1960年代半ばの日本にこんなカッコいい男がいていいのか。これ、当時にスクリーンで観たらどんなんだったんだろうな。見とれるだろうな。
田宮二郎の鬼気迫る演技に加え、脇を固めるのは田村高廣(田村正和の兄)や船越英二(船越英一郎の父)といったスター達なワケで、まだテレビが普及しきってなく、映像によるエンターテイメントの核を映画がなしてた時代のスクリーンをこんな人達が彩っていたのかと思うとなんだか胸熱。
いつだったか、唐沢寿明でリメイクされていたけれども、要するに現在にリメイクしても十二分通用する物語だっつーことだよね。山崎豊子はスゴいな。山崎豊子はリメイクにあたって田宮二郎以外の俳優が財前五郎を演じる事に最後まで難色を示していたらしいから、まさに原作者のイメージそのままというか、田宮二郎がその後の財前五郎のイメージを作ったっていうか、そんな感じだったんだろうね。
大山のぶ代の声を聞いて「ドラえもんって、こういう声だったんですね。」と述べられたというF先生みたいな感じじゃないかと想定。
田宮二郎はスキャンダルにまみれた私生活の末、猟銃で自殺を遂げている。
「華麗なる一族」の万俵鉄平役を熱望しながらそれが叶わず、最期は自身が万俵鉄平と同じ猟銃自殺という道を歩むとは、一体どういう俳優魂なのだろうか。
兎にも角にも、彼が日本映画史に残る英雄の一人であることは間違いないであろうと、この映画が現在でも未だに語り種になっている理由がよく分かったという次第です。なので、超久しぶりのカテゴリ「超おもろい」です。
しかし、ドラえもん一味の声優が丸ごと交代してから早くも10年弱になるんだよね。年月が流れるのは残酷なまでに早いよ。
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