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シネマ座椅子

座椅子に座り、酒を飲みながら日々映画鑑賞。
映画の結末を待たずに酒の力で本日の結末を迎えることもしばしば。

NINE

2011-10-06 | おもろい
ミュージカル?なのか?程度の予習ゼロ具合で観てみた。どうやら派手な映画で楽しめそうなので。


観てみると、なるほど確かにミュージカル。おぉ、監督はあの「シカゴ」の監督なのかyp!

プロデューサーズ」の主役達が「創りたい!僕はミュージカルを創りたい!!」っていう創造性溢れる方向性だったのに相反し、こちらの主役は「もうアイデアがない、もう映画が創れない・・・」という退廃的な方向性。


映画を創る創造性を失ったかつての名監督の脳内で、映画を創れない悩みに陥る、もしくはオンナのこと考えすぎて妄想モードに突入するとミュージカルの楽曲が始まるという、なかなか面白いギミックです。


そんなことよりキャストがすげぇ。主役が制作する映画の主演女優はニコール・キッドマン、主役の愛人はペネロペ・クルス、主役の取り巻きの女記者はケイト・ハドソン。ヤバい、完全に盆と正月とその他もろもろが一緒に怒涛の勢いでやって来る。どうすればいいんだこれは。




じゃあここでまとめよう。


  ニコール ・・・ 美しすぎ実にたまらん
  ペネロペ ・・・ エロすぎ実にけしからん
  ケイト   ・・・ やや太った



そう、なんつーか、「あなたにも書ける恋愛小説」の時に比べると、彼女ちょっとなんかアレだったんだよ。

しかしそんなケイト・ハドソン。見事「シネマ・イタリアーノッ!!!」と主題歌級のナンバーをド派手に歌い踊ります。これ、カッコいいけどこれを日本でやってみたら「邦画!邦画!」って歌うことになるのだろうか。日本とイタリアには越えられない壁があることが改めて認識できる。



それはそうと結局一番すばらしかったのは、劇中中盤で主役の妻役のオスカー女優マリオン・コティヤールが「私のダンナはややアタマおかしいなぜなら映画監督だからwwwwww」と歌うバラードナンバー。ディズニー映画ならこれが主題歌だろ絶対、的な。さすがに映画化されるようなミュージカルなだけにいい曲が入ってるな。



予習ゼロでこれを観られたのは非常に大きな収穫でした。今後も予習ゼロのノリを大事にしようと思います。


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