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シネマ座椅子

座椅子に座り、酒を飲みながら日々映画鑑賞。
映画の結末を待たずに酒の力で本日の結末を迎えることもしばしば。

フォーン・ブース

2011-10-02 | ふつう
電話ボックスから出ろとか出るなとか、結局電話ボックスから出ると死ぬとか死なないとか、そんな感じのサスペンス映画だったハズです。観たかったと思っていた時もあったっけ、と思い出して観賞。


冒頭で「ケータイに片手通話しながら街を歩くのは今やステータス・・・云々」といったモノローグが時代を感じさせる。上映は何年だ、2002年か。あれ、でも2002年だったらもう「ケータイに片手通話しながら街を歩くのは今やステータス」じゃないんじゃないのか?座椅子は1994年にはPHS持ってましたよ、ASTELでしたが何か。「ASTELはJRが株主なんで、駅の電波が超イイっスよ!コレ最高っスよ!!」なんていうチャラい店員のチャラいセールストークに乗せられるままに契約して喜び勇んで電話機を持ち帰ってみると自宅は圏外だったという1994年の悲劇。そして電話を持った手を窓の外に夜空へ向かってぐーっっと伸ばすと圏内になるというロマンティックな距離感。ああ電波、あなたはどうして電波なの?ホント不便だったな。



それはそうと映画。「フォーン・ブース」、つまり電話ボックス。今や公衆電話は希少価値すら生みつつあるが、2002年のニューヨークでもどうやら状況は同じだったらしい。電話ボックスという密室が生むシチュエーションスリラーです。「その電話ボックスから、、、出たら死ぬ、、、!!」



シチュエーション的にはなかなかいいな。緊張感あって楽しめます。しかしコレ、これだけ終始この電話ボックスでのシーンが続くと、ハリウッド映画な割には撮影期間短めでコストパフォーマンス高めの作品だったんじゃねーのかと思わぬでもない。ロケ的にも手間かからない撮影だったとするならば、ある意味発想の勝利というものだろう。経費節減はどの業界でも喫緊の課題のハズだ。





つまるところ、これも「火サス系」だった。レインディア・ゲーム以来のカテゴリ「火サス」です。「火サス」でこのブログ内検索をすると、メリケン的な「火サス」な映画がいくつか出てきます。是非ともお試しくだしあ。いや試さなくてもいいけど。


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