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シネマ座椅子

座椅子に座り、酒を飲みながら日々映画鑑賞。
映画の結末を待たずに酒の力で本日の結末を迎えることもしばしば。

包帯クラブ

2011-08-16 | おもろい
戦慄迷宮」がちょっとアレだったので、柳楽くんの本気を見てみたくなり、本作を観てみました。


時系列的には「シュガー&スパイス」の次にあたる柳楽ムービーです。人の心の傷を癒すだのどうだの、草食系男子大国少子化国家ニッポンにふさわしい、実にナヨナヨした題材であるからして、やや期待して観ました。




観てみると、まず特筆すべきはそのBGM。誰だアレ歌ってんの、アハハンウフフンとハミングばかりでとにかくくどい。映画館の大音量でアレ聞かされたらイライラすんだろうな。要するに、音的には苦手でした。


柳楽くんと共に主演を務める石原さとみちゃん。現在のあの進化しきった「超絶美女石原さとみ」になる寸前の、実に「さなぎ」状態であるさとみちゃんを見られるという点で、ある意味貴重な映画です。さすがにもう高校生役はやらないだろうしな。そして柳楽くん、「戦慄迷宮」では何かものすごく貫禄出ちゃってたので、彼の真骨頂である「等身大の日本人男子」を演じてくれているという意味で、恐らくこの映画が柳楽優弥10代の到達点なのでしょう。こっから先、等身大の20代、30代を演じて欲しいと思わずにいられない。だからとにかくまずダイエットだ。ブームが過ぎ去り切った今こそビリーズブートキャンプに打ち込むチャンスだ。


貫地谷しほりは、またしても「スウィングガールズ」や「夜のピクニック」で演じたような「主役のマブダチ」ポジション。完全に女版佐藤隆太と化してます。言ってみれば女優として最も食いっぱぐれないポジションとも言えるし、そのケタ外れの演技力ゆえのポジションとも思えるので、今後ともそのポジションで邦画界をブチ抜いて欲しいと思っています。



ちなみに座椅子は10年くらい前に、大根おろしに付随してるキュウリを千切りにするアレ。わかる?アレ。で、小さくなってきたキュウリを意に介さず鼻歌まじりで千切りにし続けて右手人差し指をド派手にクラッシュさせて包帯ぐるぐる巻きになったのが完全にトラウマになってますので、包帯クラブの皆様には大根おろし売り場に包帯巻いて欲しいなと思っています。よろしくお願いいたします。


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