「博士の異常な愛情」、「2001年宇宙の旅」と並び、キューブリックSF3部作と称されている本作、「博士の~」の時に予告した通り、早速キューブリック作品を観てみることにしました。
しかしコレ、タイトル聞いたことあっても、どんな映画か全く知らずに観たんだよね、傑作傑作言われているだけに、どんな感じなのかなと。
なるほど、観てみると実にキューブリック監督のこだわりがあちこちにものすごい。音楽が入るタイミング、その楽曲、、こだわってるんだろうなー。主役が話すよく分からないスラング(ナッドサット語と呼ぶらしい)がなんだかオシャレ。そして視覚的にオシャレ。出てくる人達の服や髪型や、要するにビジュアルがオシャレ。そして建物や家具がオシャレ。家の中や、クラブがオシャレに作られているのはもちろん、刑務所までやたらにオシャレ。こんな刑務所なら、王様のブランチで紹介されちまうぞ。ブラン娘に「ここすごいオシャレ~、カワイイ~!」とか言われちまうぞ。
それはそうとテーマとしては、化学実験による人間の暴力性の排除という「人間が人間の人格を創ることは許されるのか?」という倫理的なテーマを掲げているかと思いきや、結局は「権力って奴はその維持のためにはある個の人間の人格すら利用するんだよね」という全体主義に対するアンチテーゼで落ち着くような、SF3部作と言う割にはやたらコレだけ現実に向き合い過ぎちゃいねーかという印象を抱きました。まぁ3部作ってのは、どっかの誰かが言い出した後付けであって、キューブリック監督自身は3部作的な認識全く持っていなかったらしいが。
「博士の~」が実にすごい、ある意味「2001年~」よりも強烈な映画だったので、それを期待して観たらこれはちょっとイデオロギー的な映画だったという。
やや肩透かし受けた感じはあったけれども、キューブリック作品の看板のひとつな映画を観られたことは収穫でした。ていうか「映画ブログやってんならコレくらいは観とけよっ!」的な作品ってのがどんなものなのか、未だによく分かってないことに気づいてやや愕然としているところなう。
作品紹介はこちら
しかしコレ、タイトル聞いたことあっても、どんな映画か全く知らずに観たんだよね、傑作傑作言われているだけに、どんな感じなのかなと。
なるほど、観てみると実にキューブリック監督のこだわりがあちこちにものすごい。音楽が入るタイミング、その楽曲、、こだわってるんだろうなー。主役が話すよく分からないスラング(ナッドサット語と呼ぶらしい)がなんだかオシャレ。そして視覚的にオシャレ。出てくる人達の服や髪型や、要するにビジュアルがオシャレ。そして建物や家具がオシャレ。家の中や、クラブがオシャレに作られているのはもちろん、刑務所までやたらにオシャレ。こんな刑務所なら、王様のブランチで紹介されちまうぞ。ブラン娘に「ここすごいオシャレ~、カワイイ~!」とか言われちまうぞ。
それはそうとテーマとしては、化学実験による人間の暴力性の排除という「人間が人間の人格を創ることは許されるのか?」という倫理的なテーマを掲げているかと思いきや、結局は「権力って奴はその維持のためにはある個の人間の人格すら利用するんだよね」という全体主義に対するアンチテーゼで落ち着くような、SF3部作と言う割にはやたらコレだけ現実に向き合い過ぎちゃいねーかという印象を抱きました。まぁ3部作ってのは、どっかの誰かが言い出した後付けであって、キューブリック監督自身は3部作的な認識全く持っていなかったらしいが。
「博士の~」が実にすごい、ある意味「2001年~」よりも強烈な映画だったので、それを期待して観たらこれはちょっとイデオロギー的な映画だったという。
やや肩透かし受けた感じはあったけれども、キューブリック作品の看板のひとつな映画を観られたことは収穫でした。ていうか「映画ブログやってんならコレくらいは観とけよっ!」的な作品ってのがどんなものなのか、未だによく分かってないことに気づいてやや愕然としているところなう。
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