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シネマ座椅子

座椅子に座り、酒を飲みながら日々映画鑑賞。
映画の結末を待たずに酒の力で本日の結末を迎えることもしばしば。

旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ

2010-02-22 | おもろい
かの有名な旭山動物園。廃園寸前のボロ動物園を入園者数日本一の動物園にのし上げた、園長&飼育員達が起こす奇跡のストーリー。

劇中の動物たちの鳴き声が気になって寝るに寝られないウチの犬(ミニチュアダックス)。「映画だから大丈夫だよ」と言って聞かせても全くわかってくれないので仕方なくひざの上に乗せ、一緒に観ました。結局最後まで犬は画面からのライオンやシロクマの唸り声にビクビクしてました。だから映画だっつの、わっかんねーかな。


旭山動物園の成功からの影響か、日本中の動物園が「行動展示」に目覚め、お陰で座椅子の住まいの近所の動物園も、色々工夫して動物を見せてくれるようになりました。座椅子Jr.(現在2さい)はもちろん動物園が大好きなので、それを連れて行く(連れられて行く)関係で2009年は恐らく4~5回行きました。どうぶつえんはたのしい。


「どうせ金なんかないんだから、夢を見るだけ見てみようよ」という西田敏行演ずる園長のセリフは、なかなかの名ゼリフ。何だって「できるかできないか」より「やりたいかやりたくないか」でものを考えた方が、いい結果が得られるもんだよね。

動物園という、一見子供向けのテーマかと思わせつつ、動物たちの健康に常に気を遣い、動物というものの魅力をどのような方法で、いかに多くの人に伝えるか、に苦難する飼育員の皆さんたちの姿を描くこの映画の内容は完全なるビジネス・サクセス・ストーリー。とかく「仕事」と「夢」とが剥離しがちなビジネスマンにこそオススメしたい映画と言えるかもしれない。


映画を観終えた今、犬は激しい寝息をたてて寝ています。ライオンに追っかけられる夢でも見てるのかな。


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