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シネマ座椅子

座椅子に座り、酒を飲みながら日々映画鑑賞。
映画の結末を待たずに酒の力で本日の結末を迎えることもしばしば。

オネーギンの恋文

2010-02-13 | おもろい
オネーギンって何だ?と思いながら観てみました。激しく予習ゼロ。

なるほど、主役の金持ち貴族の財産を相続したボンボンがオネーギンか。オネーギンって人名だったのか。

1820年のロシア。都会暮らしに行き詰ったボンボンが、相続した田舎の土地にとりあえず住み着いて、田舎暮らしを中途半端に満喫してると、村の娘から告白られて、それがリヴ・タイラーなもんだから大変な美人なもんで、それはもうラッキーで浮かれ気分(何かクールぶってたけど、多分内心そうだと思うよ)なのだが、そこはオネーギン、ボンボンだからカッコつけて振っちゃう話。

前半についてざっと書いたが、衣装や建物や調度など、映画を構成する各要素がやたらすばらしいのが特筆。舞台がロシアな割に、イギリス映画だからみんな平然と英語なのはご愛嬌か。

物語は、ほんの行き違いからの親友との決闘、そして流浪の旅へ、と波乱万丈な田舎ライフを送ったオネーギンが、ペテルブルグで既に人妻になってしまっていたリブ・タイラーと再会してしまう後半からが本番。

あまりに遅すぎる想いを伝え合うクライマックスは、なかなかギューッとした気分にさせられました。ここでのタイラーさんの演技が、実に素晴らしかったので、思わずカテゴリ「おもろい」。よかったze!

とりあえず、あんな美人からせっかく告白られるという、千載一遇のチャンスが目の前に転がり込んできたのに、飛びつかなかったオネーギンが悪いな。後悔先に立たずとはまさにこのことだ。世の草食系男子のみなさんは、ぜひこんなことにならないように、気をつけてもらいたい(ごめん上から目線wwwww)


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