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シネマ座椅子

座椅子に座り、酒を飲みながら日々映画鑑賞。
映画の結末を待たずに酒の力で本日の結末を迎えることもしばしば。

ハウルの動く城

2006-08-01 | つまらん
説明不要。今回はあえてこの国民的作品を取り上げます。

残念ながら、どちらかと言うとジブリストな俺にとって、あまりこれはおもしろい部類に入らなかったんですね。なので、それを前提で色々書いてみます。

なんつーか声優ももはや三谷ファミリー化してて新鮮味に欠け、頼みの綱の「日本最強の客寄せパンダ」タックンも、木村拓哉であることを忘れて聞くと、実に滑舌が悪い、、。そして倍賞千恵子に18歳の役をやらせるのは罪ですよジブリの皆様、、。90歳になった後の演技は神がかっていると思うけど。

ハウルがタックンであることを考えると「ジブリは実写版キムタクを書きたかっただけなのか?」と思ってしまい、それを忘れると「この声優、、、下手、、」となってしまうので、かなりのジレンマだ。でも俺はタックンが好きだ。だってメチャクチャカッコいいじゃないか!

それはそれとして、映画の内容は「ジブリ総集編」でしかなかった。今までの映画からあれこれ寄せ集めた色が強すぎるんだよ、、。キャラ、メカ、視覚表現なんかは、まぁそれが「ジブリらしさ」なので良しとして、それを抜いても寄せ集め要素が気になりすぎる。せっかくだからいくつか挙げてみる。
 ・空を飛ぶ魔法使い(魔女宅)
 ・主役が魔法で変身(紅の豚)
 ・魔法で変身させられ、元に戻すために行動(千と千尋)
 ・せっかく戦うなら空で戦う(ナウシカ、ラピュタ、紅の豚)
 ・強かった奴が強さを解かれ、無垢な老人に(ナウシカ原作)
 ・ヒロイン劇中でロングからショートヘアに(ラピュタ)
 ・「意思を持って生きる素晴らしさ」ってテーマ(紅の豚)
 ・しかし強すぎる美輪さん色(もののけ姫)

つまりジブリをあまり見たことない人にとっては、素晴らしい作品なんじゃないですかね。だからヘンに色々とジブリ作品見てるだけにあれこれ言いたくなるこっちが悪いんですかね。すごくそんな感じがします。

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