エババレーターユニット・アッセンブリーの 脱着です。
その前に、ボンゴトラックの基本的な 配管系統図。
バンパーを外すとすぐ、エバポレーターから出ている、3本( ドレン、 高圧、低圧配管) が目に入ります。
ちなみに、配管を緩める際に、邪魔となるので、 黄色丸のボルト緩め、ホーンを予め外しておく。
で、近づいてみたら「あっちゃ~!」 やはりエアコンオイルが漏れています・・・
明らかに・・・
矢印がエバポレーターユニットのドレン、下にオイルがべったり。
やはり予想は当っていましたが、 コンプレッサーからの漏れも有るでしょう。
間違いなく。
実際の取り外しに移ります。
まずはグローブボックスを取り外し、 次にウインドウォッシャー液のタンクを外します。
タンクの裏に、ポンプにつながる配管と配線が来ているので、それもはずします。
*タンクは三か所留
次に外気導入ダクトを取りはずし。
次に、エバポレーターの前にある、外気、内気を切り分けるダンパーユニットを取り外しにかかります。
黄色丸の辺りにある(裏ですが)ネジを緩めて、まずリレーユニットを落とす。
エバボレーターアッセンブリーに接続されている全ての配線のコネクターを全部外しますが、青丸以外にもありますので注意。
ダンパーを動かすサーボモータ類も全部取り外しておく。
*手前少し上に、ユニットを固定しているナットが見えています。
面倒なのがこの配線。 初めはなんだろうな?と思っていたんですけど、なんとこれ、
左の保安灯火関連配線が、こんなところを通過している・・・
アホか~? マツダは 爆笑!
実はこの配線、ダンパーユニットをある程度ずらさないとライトの配線が外れない。
ちなみに、ヘッドライトはこうやって外します、 参考URL
http://kerolib.web.fc2.com/kojien/MK_Fac/hid/hid.htm
僕はそのまま外さずにやりましたけど(笑)
次、エバポレーターユニットアッセンブリーを留めているボルトを全部はずします。
表の上部にナット2つ あとは奥の方にボルトが有って、確か3本だったかな?
それ緩めると全体がゆるゆるになります。
ゆるゆるになったアッセンブリーを、ダンパーユニットとエバポレーターユニットに二分割して取り出すのですが、
これはエバポレーターユニットアッセンブリーを分解清掃した時領で、まず下の留めネジを外す。
https://blog.goo.ne.jp/freedomeagle/e/018b13471d80c4ea89b91487926f659d
次に、下の爪、最後に上のひっかけ爪をドライバーで外し、ダンパーユニットだけをフリーにします。
そうすると外の外気取り入れのところに隙間ができますので、ライトのコネクターを外します。
ダンパーユニットは、こんな風にして引きずり出しますが、とにかく一杯一杯という感じ。
取り出したところで、改めてひっくり返し、中を見ると、 実に面倒なことをしています(笑)
この配線とコネクターをダンパユニットから抜いたら、次はエバポレーターユニット本体。
ネジ緩めて(4本あります) クランプを取る。
すでにグラグラなのですが、ユニット取り出すには、配管を外さねばなりません。
表に回り、大きなレンチを二本がけして、緩めますが、なんか低圧配管の緩み方が変????
修理でもしたのでしょうかね?前のオーナーの時代に? きちんとねじ山をあわさないで締めたのか知りませんが?
山が崩れています。
実は、この低圧配管、 純正とちがう物でして、後付けのキャビンエアコン用の分岐がついた、特殊品。
駄目になったら、多分手に入りません・・・・・、 もし山が完全にOUTなら、何か対策をしないといけないのですが、
低圧側なので方法は山ほど有ります(笑)
*ガスのシーリングはOリングが受け持つので、 単に配管が抜けないように固定できるのなら、何でも良いだけですから。
二つのナットを弛めたら、 エアガンで埃を吹き飛ばしてから、慎重に配管を外す。
ハズレたら、ゴミが入らないように、即カバーをする。
エバポレーターユニット本体は、ダンパーユニットと同じように引き出します・・・・が、 案外これが大変。
最も、戻すときは逆手順なので、出し方さえ覚えてしまえば 入れるのは簡単です。
ガランドウの内部写真。
黄色丸が、ドレンやエアコン配管の出る部分。
オマケのブロアーファン の分解図。
ここで、新しい(中古ですけど)エバポレーターユニットに、新しいOリングを装着。
基本的にエアコンオイルを塗って入れますが、 無ければCRC556でも構いません。
Oリングの交換が終わったら、絶対に配管内へ汚れが入らないようにしながら(大抵はキャップあるのでリング交換後にすぐ再取り付け)、配管を戻します。
ここから組み立てですが、取り外しと全て逆手順。
エバポレーターユニットを取り付けたら、すぐに配管接続ですが、例の危ないな?と思っていたねじ山。
慎重に締めたところ、大丈夫でした。
配管が終われば、 もう安心。
次にダンパーユニットを戻しますが、 その前に配線を通す。
両者を合体させ、後は、全てバラしの逆手順で組み立てていきます。
これで、エバポレーターユニットアッセンブリーの取り付けが完了。
次はいよいよエアコン・コンプレッサーの交換です。
次に続く。