goo blog サービス終了のお知らせ 

帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

海・南風・そして何より”真夏の太陽”が大好きな翔です。

「よろしく!」  

カヤックメンテ

2015年10月31日 | フイッシングカヤック

夏の間、ずっと僕を楽しませてくれたフイッシングカヤック。

さすがに季節も冬間近となり、海に行く事も減ってしまって・・・・、 

もっとも、まだまだ乗れるチャンスはあるのですけどね、寒くなると意欲がなくなるんです。

意味不明の我慢大会をする趣味が無いものでして  笑

 

とりあえず出してきて、 船体を内側も外側もくまなく洗うと、細かいところを点検。

特に緩みも破損もなく、 来年もまた元気で楽しませてくれそうです。

 

僕の場合、純粋に釣りだけに使うのが目的では無くて、ウインドサーフィンの風待ちの

早朝からお昼頃にかけてに無駄な時間を造らないという目的がメインなので、 ゲレンデの近くから離れるわけでもなくて。

なので、使い方が極めて限定されているのですけど、本当なら紅葉にそまる湖とかに乗りだすとかいった使い方も有る。

しかしそれも、一日であれもこれもと、欲張りに楽しめないと満足出来ない性格というのも有って・・・・

 

まあ、まだまだ暖かい日が12月頃まで続くので、気が向いたら海に出そうかと思っています。

 

なんかもったい無いかな~ 

 

 

 

 


イナダと鯖

2015年09月05日 | フイッシングカヤック

天気予報では晴れ・・・・・

なので、海に来ました。

朝マズメのナブラが立つことを期待してですけど、 5時にはファルコンにて沖に出て、目をこらして沖を見るけど全く駄目。

北東で前の夜から吹いていたのか、ウネリがあるし、風もそれなりに強く。

2時間風と波と格闘して、 釣果はイナダと鯖だけ。

まあ、坊主よりいいけど、 出来ればもう少しだけでも・・・・・

風は相変わらず変で、セイルを張って沖に出る気も起きず、今度は中層狙いで出てみた。

 

ところが、これも全然駄目。

そんなこんなでろくに風も吹かないし、 結局ウインドは駄目。

諦めて帰路に付くけど、帰宅したら、娘と課内はフラとメキシコダンスで不在。

とりあえず釣った魚のサイズを測り、

 

その後に捌いて、イナダは刺し身、 鯖は塩焼き。

誰もいないので、たった一人の夕飯 

頂きま~す!

 

 

 

 

 


ラダーをもう一枚作成

2015年09月04日 | フイッシングカヤック

ラダー(舵)の効きが何となく弱い感じがしていたファルコン。

でも、ラダーに使える適度な材料が無くて・・・・ 

「まあいいか・・・」  と思っていたら、 仕事関連の業者のトラックに載せられていた良質のアクリル板を発見。

約7mm程有る・・・・ 買ったらとんでもない金額になる代物。

「もらっていい~?」  と聞くと XXさんの頼みならいいよ! と簡単に了承。

でもって、雨ばかりの今週でしたから、昼休みと終業後に加工しました。

まずは材料をカット。

不要部分を更にカット

 

そしてコアとなるラダーを挟む補強板を切り出して、



 

でもって、何が難しいかというなら、この3枚の貼り付け。

専門の接着剤を使うけど、 内部に気泡が入るので有名に今回はクランプを使って固定しました。

それでも内部にはエアが入る・・・・・ 


真空室があれば大丈夫なんですけどそんな物無いしね


でもって完成品を 以前のラダーと並べて見る。

 

ウインド様のラダーは最高時速100km(プロ)近くなる速度にも耐える造りなので強度が半端ないですけど、

ファルコン(セーリングカヤック)のセイルサイズでは20ノットも出ないので、これでも強度的には問題は無いはず。

でもって、実際に取り付けて操作感を見ます。

 

カヤックは、キールに当たる部分が有って無いようなもの(一応は、ボトムに水を噛むためのスリットが入っている)なので、

海面の条件によってはラダーを大きめにしないと直進安定性が今ひとつなんです。

少し大きすぎる感じがしないでも、ないですけど、これは後でカットして小さくしていける? 様にと考えてあります。 

 


明日は晴れ、

今夜は2時半には家を出て、朝市のまずめ時刻でのナブラをパドリングで追いかけ、

その後は潜航板つかった中層の大物狙いで流して、 お昼前後は

沖のマゴチ狙いで、 午後は風入れば、キャッホー!のウインド。

朝から夕方まで全力で遊んできま~す。


ドラフトアジャスター

2015年09月01日 | フイッシングカヤック

昨日の終業後、 どうしようか?と思っていたドラフトアジャスターを取り付けました。 (^^)v

大きなセイルを持たない、小型のセーリングカヤック故、

揚力を生み出すセイルのドラフト量が調整出来る事は半端なく重要。


まずはセイルのラフ側の既存グロメット穴の隣にパンチで穴開け。 

この部分は強度が半端ないのでどこでもOK 



そしてステンレスグロメットを打ち込み、アジャスター専用とします。 



次に、ブームに穴開けして、 



クリートを取り付け 



これで完成! (^0^)簡単ですね~ 実に。


でもって、これがどう働くか?というなら、

下のノートの通り。 


余り理論を書くと訳が分らなくなるので、簡単に説明。

セイル持つドラフトが深いほど 微風での揚力が得やすく出だしが早い、 さらに上り角度を取りやすい、

反面、強風になるとフォイルがやたらと崩れ、一気に揚力ダウン、

アジャスターを引いていくと、ドラフト量は減少するけど フォイルを保ちやすく、速度重視となり同時に適度な上り角度を取れるようになる。

*引きすぎると逆に駄目

説明が大変なので絵にしました。

誰も見ないのによく日記をあげるよな~ 僕も (^、^)>


雨だから マイナーチューン

2015年08月29日 | フイッシングカヤック

朝から雨、半分腐りつつ??? 今日はカヤックの性能向上のためのマイナーチューン。

今回施すチューニングは ステアリングの動きの改善。

フットステアリングの操作感が今一で、これを何とかしたいなと・・・・ 滑車を4箇所に設けて操作感をよくするんです。

 

まずはホーンクリートを廃止して、その位置に滑車。  以前はここにクリート置いて、 中通しをさせることで90度近い角度でコントロールラインを曲げていた。

ところが摩擦が大きいのと、ジブのシートがクリートが引っかかることが有ったので、 今回のこのように変更しました。

クリートを留めていたねじ穴は後で塞ぎます。


左右の滑車

 

同時にトランサムにあるシートリーダを廃止してやはり滑車 


実はこの滑車の取り付け位置が決まらず 上の滑車とあわせて1時間以上検討していました。

最終的に今の位置に納まり、 ラダーの実質的有効可動範囲を考慮して取り付け。 


操作感は劇的に改善されて、これにより、ステアリング感覚はかなり改善されました。

フッとステアリングは軽すぎでも駄目で適度な抵抗が必要。 抵抗有りすぎるとステアリングロープの伸びが操作感に影響するので

難しいんです。 

次ぎにメインセイルのドラフト調整。

強風時の速度重視から、 微風~中風の上り角度重視へ変更。

ブームをカットして、ドラフト量を増す事にしました。 



乱暴ですが棒で押してドラフト計測!  ブームにドラフト量を変えられるアジャスターを取り付けようか?と迷っていますけど、 

この状態で何度か乗って、必要ならということにしました。



普通の給与生活者が、生活を犠牲にせずに維持しているヨット、そして自分の手で改造クリエートするセイリングカヤック。

これ以上望むとバチが当たりそうなので我が儘は言いませんけど、

本当はね、外洋ヨットが欲しくてたまらない。

た~だ、全てをギセイにしてまで船を持つのは、ある意味自殺行為。

http://www.aokiyacht.com/ah24/

ZEN24 の中古当りが手の届く限界?かな~・・・・

40フィートは絶対にあり得ないし・・・・      って検討しているじゃん! (爆笑)


ファルコン クルージング

2015年07月31日 | フイッシングカヤック

3日連続の海遊びだぜ!  きゃははは!

というわけで、 今日からたっぷりと楽しませてもらいます。

さすがに週末の金曜日、 「もっと早く家を出れば良かったな・・・・」 なんて渋滞に巻き込まれながら思う僕。

それでも 10時半ころには到着。

今日は午前中にファルコンの性能テストと釣の予定、 午後は風が上がればウインド。

さっそくセイルを張り、風速2~3m程度の穏やかな海原に乗り出します。

風が穏やかで気持ちよくて、 少し弱いけど順調に海をセイリング。

センターダガーを降ろしたり上げたり、 片側だけにして見たりと、色々とやってみて、ラダーの切れや直進性等をまず見て、 気づいたのはもう少しラダーが大きい方が良いかも知れないという事。

これは後で検討します。

セイルの方は、ジブセイルやメインセイルの張りを調整したり、上り角度を取ってみたり、色々とやってみましたけど、どうも適正風域は6m位のようです。

沖合2km位のところを往復してお昼。

 

午後はまったく風上がる気配無しで、今度はシロギス釣となりますが、浜の釣り人を見ていましたけど全滅で、 お昼には帰ってしまって誰も釣人はいません。

 

釣メインなので、セイルを外すとカヤックトリマランにして、パドルであちらこちら移動しつつ竿を振りますがピンギス2匹、後は小さな外道が一匹。

ピンギスはすぐに死んでしまうので、その場で即リリース。

外道は一応写真撮るまでバケツの中で泳がされていた 可愛そうだけど   (笑)

結局あちらこちらと移動しながら遠方まで出向いだけど成果無し。 

外道は写真撮ったら浜でリリースです、もちろん。 

 

2時半頃になっても風は上がらずで、駄目だこりゃ・・・・・・ と判断してかたづけました。

 

そうそう、セイリングが楽しくて 途中でウトウト状態 、 居眠りこいたらとんでもないとこまで行ってしまうのでなんとか起きていましたけど、

楽しい一日でした~! 

 

 


イレクターの内径を削る

2015年07月26日 | フイッシングカヤック

まだ家にいる翔です    爆笑!

 

まあ、そんなのは置いておいて、 今回コツコツとセーリングカヤックを造ってきたわけですが、

多用したのはイレクターのプラスチックパーツ。 

加工性が良くて、丈夫で、耐久性に富んでいて、 太陽光にも強い。

ただし、専用接着材による接続強度は、ハードな使い方をしなければOKですよ! 程度の物。

 

各種形状を持つパーツですが、差し込み径が28mmと、丁度アルミのパイプと径が同じでして、実はこれが大きな問題。

実はイレクターパイプは28mmと表記していながら 実際の径は27.6mm位なんです。

なので 今回使用した 同型のアルミパイプだと入らない。 

ただ挿してて固定するだけなら、強引に打ち込めば何とかなりますけど、

スライドさせたり、パイプ軸にして動かしたり、抜き差しできるようにしよう等と考えたら無理 

パーツの差し込み内径を拡大しないとどうにもならない。

ホルソーなども考えたんですが、 28.4mmなんて径のホルソーなど有るはずもなく・・・・・

 

そこで思いついたのは、 木工用のホルソーを楕円形につぶして、それで内径を拡大する方法。

少しずつ差し込みながら徐々に内径を削って行きますけど、 イラクターのパーツは粘る材質故、

何度もスライドさせて地道に広げます。

ある程度削れたら、後は丸やすりにて、 内部のバリやら 凸凹やらを取り去ってスムーズに動くまで調整すれば完成。

この作業が意外と大変でしたけど、 イレクターパーツそのものは安くて、壊れても又作り直すのが容易なので重宝です。

イレークター使わなかったら、後は木製部品を組み合わせての作成になりますが、あまり美しくない。 

 

機能を満たすだけなら別に構わないのですけど、 売ることが出来る位(工業製品並み)のクオリティを僕は求めてしまいますので。 

 

 

 

 

 


13m/sの風でも乗れる、最高性能のセーリングカヤックへ ファイナル

2015年07月23日 | フイッシングカヤック

さてさて、 最後の作業がやっと完了。 

これでほぼパーフェクトになりました。

 

まずはダガーボード(センターボード)。

これは軽さ重視のまな板が役立たずだったことから、アルミの丈夫な板(6mm)を流用して 造りました。

バカみたいにと言う訳では有りませんけど、 それなりに力が加わるところでもあるので、

アルミの方が安心感あります。 

完成したブレード

破損すると上り角度を取れなくなるのとバランスの関係で、左右に設置のツイン設置。

 

搭載状態の写真はこれ。

ペイントをしようか迷いましたけど、 金属製の輝きが適度にいいので、とりあえずこのまま使う予定です。

 

次は万が一船内に水が溜まった場合に排出するためのビルジポンプ。

余り使わないのに、必要な時に無いとこまるのと、面倒な事をせずに操作したい。

本体の外径を測ると 、なんとロッドホルダと丁度良い感じ。

後ろのロッドホルダは使う可能性が少ないのでこれを使うことにした。

そこの部分を切って、 ビルジポンプを射し込むと、まるでオーダーメイドのように寸分違わずピタリ! これには僕も驚き 

 

ポンプの一番下が、船の底部分に当たらないか?を調べて、その後にポンプの余計な部分をカット。 

さて、問題は吸い取った水をどこから排水するか・・・・

ホースの長さもさほど無い事から、ポンプの後ろ側に穴を開けて導きました。

この場所だと邪魔にもならないので。

完成したビルジポンプ。

ふだんはこのように収納。

使うときは、 すぐ横少し後ろの ところをシュポシュポ

 

これにて、全ての作業が完成。

 

基本のフイッシングカヤック、 そしてフイッシングトリマラン、 そしてトリマラン型セーリングカヤック。

設計風域6~8mで安全に走れる上に13mの風にも耐える設計、

ジブセイル付きのツイストするメインセイル(セイル面積合計約3.4㎡)しかも、フレーク&ファーリングがシートに乗ったまま出来る。

フットステアリングによるラダーコントロール可能で当然パドリングも出来る。。

 

そして、万が一船内へ水が進入しても排水できるビルジポンプまでついたウルトラ贅沢品。

 

そしてこれの何が良いか?というなら、 全長2.8mと軽ワンボックス車内に収るコンパクトさで、面倒くさいルーフトップ積載もしなくて良いし・・・

以上で完成となりました。

ストームライダーになったファルコン。 

ヨット ウインドサーフィン、 そして 3IN1の ファルコン。 3つのマリンスポーツが楽しめる。

贅沢だよね 

 

後は遊ぶだけだ!    ぎゃははは!

 

 

 

 

 

 

 

 

 


13m/sの風でも乗れる、最高性能のセーリングカヤックへ その2

2015年07月21日 | フイッシングカヤック

昨日とは違って、今日は雷雨が無い、落ち着いた(暑いけど)一日でした。 

 

さてさて、飽きもせずに、ストームライダー?の制作。 

 

愛艇ファルコンを

"13mの爆風下で乗れるトリマラン"   へとグレードアップしますが、どれだけ贅沢なセーリングカヤックなんだろう・・・・ 

 

まずは検討事項だった、ステアリングコントロールの取り回しですが、やはり外を通すことにしました。

動きが目に見えるという事は不安が無くなることでもあり、何よりメンテナンスがバカみたいに楽ですから。 

後ろはこんな感じ。

そしてサイドは

ステアリングのところへはこう持ってきています。 全体的にフェアリーダーを使って取り回し、

ステアリングの直前のところにはホーンクリートを使っています。

ホーンクリートはこれはこれで使い道がありますから。 

新しいラインとなったフットステアリングですけど、操作感は中を取り回した場合よりスムーズ。

ただし・・・・舵を目一杯切ると戻すのが硬い事から、不要な切り角まで行かないようにストッパーを取り付けました。 

 

ストッパーは、以前にステアリングのシートロープを内部に導くためのグロメットが着いていた部分ですけど、そのままこれを流用しています。

アジャスト出来るようにしましたけど、現在目一杯締め込んで最大切れ角は45度になっています。

それ以上切れてもただの抵抗となって、この規模の船としては意味ないですから。 

同時に舵であるフィンの振動を押さえるリテーナー&制震スタビライザーを、脱着ピン部分を使って作成。

適度にフィンを挟む力がかかる様にしました。  

もちろん取り外しは今まで通りです。

*ちなみにフロントの、これまたステアリングロープの内部取り回し様として設置したグロメット穴も塞ぎました。

 

いよいよ作業も大詰め、最後は ダガーボード。

10mm厚のまな板(錆びないのと加工しやすいので使いました)の弱さが良くない方向へと露呈してしまった、二枚のダガーボード。   爆笑!

今回は5mm厚の 硬質耐蝕アルミによる作成。   

職場にゴミとして転がっていた物を再利用しています。 

今回はそれなりの重量があるのと、強度が半端ないうえに、水中で曲がることが無い。

厚みも無いので振動も発生しにくいですから。 

ホルソーで穴を開けて取り付けますが、そのホルソーが無いので、 今日はここまで~!

 

 

 


13m/sの風でも乗れる、最高性能のセーリングカヤックへ その1

2015年07月20日 | フイッシングカヤック

昨日のどん吹きは、僕に沢山の事を学ばせてくれて・・・・ 自然よありがとう!

同時にそれを解決すれば、無謀な風(秒速13m/s)でもセイリングできるカヤックとなる事を教えてくれました。

 

その風だと、普通に考えてヨットは出艇禁止の赤旗。 

ウインドでもセイルサイズが4~6㎡となり、下手すると怪我人が出るほど。

 

まず昨日のセイリングで出た問題点を洗い出すと。 

1.サイドスティの強度不足。

2.ダガーボードの強度不足。

3.アウトリガーのネック部分の接着強度不足。

4.ステアリングのクリートからのコントロールライン外れ。

5,コックピットのハッチから船内部への水の浸入。

6.ステアリング操作を感覚的な物へ改善が必要。

となります。 

 

上記を解決していきますが、

まず、1のサイドスティ。

虚弱 で簡単に伸びてしまうナイロンロープを廃止。

これは現在ステアリングコントロールラインで使っているダイニーマを外してそのまま交換。

 

2のダガーボードは、現在のボードが長すぎることもあるので、短くしたデザインの15mm耐水ベニアをつかったものに後日変更する予定です。

今日は間に合いませんから。

 

 

3アウトリガーの骨組みを、錆びるイレクターパイプから耐蝕アルミパイプへと変更して。

接着等は全て廃止。

角度などが勝手に変わらないように貫通ボルトにて固定する方式へ変更。 

 

新たに作成し直しとなります。

 

写真はピタリとパイプに打ち込めるように、少し内径を広げている作業風景。

 

*当然パイプ内に侵入する水の、排水ホールはきちんと設けてあります。

強度半端ない・・・・・

ついでにステアリング部分も貫通ボルトナット。

 

 

4 ステアリングに使うシートロープをダイニーマから 少し強度は落ちますが、クリートに噛みやすくて外れにくい複合(ダイニーマ+他の素材のハイブリッド)ロープに変更。

径も細くしてクリートから外れにくくしました。

 

ただ・・・・・・上の写真は仮の状態でして・・・・ 

というのは、これまで船の内部をコントロールラインシートロープが通る構造にしていたのですが、外側を通る構造へと変更することを検討しています。

内部を通る構造だと、いざという時に直接手で引く等の操作ができない事が、今回明確に解ったからです。

 

ついでに余ったステアリングシートロープにて ナイロン製のフォアステイを交換。

この部分はジブセイルのダウンテンションが二重にかかるので、ナイロンでも良いのですけど、丁度余った物ですから。

 

 

 

5 これは波たつ気象条件で出ないのが最大の対策ですけど、場合によりハンドビルジポンプを搭載。

というか、すでに排水のためのハンドビルジポンプを落札済み

 

6 ステアリングをこれまでの操作とは反対側に変更しました。

これまでは赤矢印の側を踏むと黄色矢印の方向へ船が向くようになってましたけど、逆の方向へ回頭するように変更しました。

テストでこの方が感覚に合っているのが解ったからです。

 

取りあえず、雷の豪雨も終わり、今日はここまで! 

次はダガーボードです。

 

 

 


瞬間13m の爆風と セーリングカヤック

2015年07月19日 | フイッシングカヤック

ウインドの道具積んだハイエースは修理工場に入院中。

代車の軽じゃ~ウインド道具を積めないし、 そんなわけで、今日はファルコンのテストをする事にしました。 

 

台風明けという事で、 早朝に湘南港の風速計を見たら、朝から8~11mの風。

「こりゃ~ 下手すると13m位になるかも・・・」 恐ろしいぞい!

 

普通のフイッシングカヤックに自分で設計した装具を載せ、トリマランタイプのセーリングカヤックとなった” ファルコン”(自分で名付け)ですけど、あえて無謀で危険な風の中で初テストをすることにしました。  キリッ!

設計では風速6m(瞬間8m)を風域としていますので、あえてその倍に挑戦という事です。

耐えられるのか? 耐えられなければどこに問題があるのか? 一気に噴出する可能性の高い問題点をすべて暴き出してやろう! 

という、ある意味無謀すぎる、というか乱暴な僕の性格がそのまま出ている・・・・  汗

 

この風をなんなくクリアできる物にまで完成されれば、 設計目標の風で安全に走れるようになるからです。

 

当初 テスト場所は 和田長浜海岸にしようと思っていたのですが、 それだとオフショア(沖へ連れて行かれる風)に今日はなっていたので、クロスオンの三浦海岸に変更。

最悪の場合でも、も風に押されて浜には着けますので・・・・

海岸に到着したのは10時頃、 その頃にはすでに8~10mの風 

この写真だけをとって、後は艤装しましたけど、目に砂が入りまくりで、汗だくの体にも砂がびっしり。 

さてといよいよファルコンを海に出しますが、 ここで問題。

 

当たり前ですけど台風の残りと風で海が荒れていて。

船を出すときにガンガンと波をかぶるので、その際にコックピット内に水がどかっと溜まる。 

此処で問題が一つ。 

水抜きのゴムを外していないと この水が全てシートすぐ前の黒いハッチから内部に入り込んでしまうんです。 その量が半端ない。

何のために有るんだ~このゴム栓は???? 邪魔なだけ

まあ、本来こんな条件下で出る様なカヤックでは無いのですから、当たり前と言えばあたりまえですけど。

「こんな物は要らんわ!」 と、あわててゴムを全部外し、ハッチの中に放り込みますが、 数回ドカット満水になった為に、この時点で大分内部に水が入り込みました・・・・

排水するためには、浜に戻って船をひっ繰り返すしかないので、そのまま出ることに。

 

まずは船の上に這い上がりますが、アウトリガーの恩恵が凄くて、何の問題も無く乗れてしまう。 

でもって、ジブセイルとメインセイルをコントロールして、沖へ・・・

ブローで時々13m近い風の為、3㎡程度のセイルでもパワーがスゴイ。

ガッ!!という感じであっという間に加速して沖へ向かいます。

 

が、ここで問題発生。 

アウトリガーには基本的にイレクターの部品を使っています。

これの接着というのは本当にいい加減な物でして、 接着出来ている様に見えるけど、その実は強度が無いことが多い。

波に叩かれている内に、アウトリガーに角度着け支えているネック部品の接着がOUT

そうだよな~と 再確認した僕 

右側のアウトリガーが水平になってしまった・・・・ 

構造的に船体から離れていくようには造っていないのでカヤックから分離したりはしませんが、 完全に抵抗となってる。 

ある程度沖へ行くと、上り角度を見るためにダガーボードを水面下に投入。

とたんに上り角度を取れるようになりましたけど、ここで次の問題。

 

まな板は柔らかすぎた~・・・・・・・・・・ぎゃはははは! 大爆笑!!

水中でへにゃ~と曲がっていて、 カヤックが横流れするのを支える物ですから、 当然横の力を受けてそうなるのですけど、

いかんせん ファルコンの速力が早くて、そのせいも有るんです。 

風速6m位ならともかくも、13mの風で出る速力は半端ないですから。 これは一度破棄して丈夫な木製の物に造り直しが必要ですね。

 

さてさて、しばらくしたら、また次のトラブル。

舵が効かなくなった~!・・・・・・・・・・・・・ステアリングを真っ直ぐにしても、船が風上へと回ろうとする。

致命的ですこれは

 

実はこれ、初めから懸念していた事の一つで。 ステアリングラインに使っているダイニーマは

強度も半端ないですけど、滑りの良さもピカイチ。

故にクリートにかかりにくい(外れやすい)面が有るのです。

浜で艤装の時に 余りの飛砂でウンザリして、 丁寧に取り回さなかったという僕も悪いのですけど、   仕方ないので、カヤックの上でシートロープを引きますが。

十分に引き切れない。

片方はフルに舵が切れて、もう片方は直進という感じとなり、帰りが困ったなと・・・・

 

しかし速力が早い・・・・浜から500m位まであっという間に到達。 

ただし途中でトラブルの原因追及と対策等々をしているので、トータルの時間はかなり消費しています。

「そろそろ帰らないとまずい・・・・」そう思ってタックしますが、舵はおかしいし、アウトリガーは抵抗になっているし、なのでパドルをつかって強引に方向転換。 

するとさらに次の問題が、  だははは! 

今度はセイルに受ける風のパワーに負けて、 サイドステイが伸び始めた・・・・ バンザ~イ!

なわけが無い・・・・・  だからナイロンは嫌いだ。

 

サイドスティは、写真の赤矢印のようにマストを横方向から支えるロープですけど、常用加重四〇kgのロープがこうも簡単に伸びるとは・・・・

そんなこんなでトラブル対策をしている内に、流された距離と、船の上り角度を考えると元に戻るのは無理になってしまった。

故に帰着地点を変更して、隣の浜に変更しました。 

 

しかし・・・・・それは良いのですけど、 サイドスティがゆるゆるでマストが傾き、 抵抗になってもらいたくない方のアウトリガーは横になって抵抗となっているし。

相変わらずステアリングは直線か、片方にフルに切れるかだし。 

最悪なのが、爆風で小波が沢山起き初めて、それがコックピット内にどかどかと流れこんできて、ハッチからカヤック内部へと入る量が限界を超えたのか?、テールが沈み始めた。

ステアリングのライン取りこみでテールに穴が空いていることも原因の一つ。

 

折りしもウインドサーフィンの大会をやっているので、そこに流れてしまったりしたらひんしゅく物。 

そこでセイルをフレークして全部降ろすと、浮力有るアウトリガー側に座り直し後はパドリング一本で強引に浜まで戻りました。 疲れた・・・・

さすがに疲労困憊、一息着くと艤装を全部解除。 

この一回のセイリングにて、改善すべき点は全て露出したので、さすがに今日はもうでる気になりません。

 

というか危険すぎるし 

最後のパドリングで精根尽き果て、疲れていたのも有り、1時には帰途につきました。

 

さて、これで懸念していた問題部分が全て出ましたので、次はそれを基にして、

13mの爆風でも耐える 最高性能のセーリングカヤックへとモディファイ& チューニングをする予定です。

 


マイナーチューン その3

2015年07月17日 | フイッシングカヤック

昨日は一日雨・・・・

部品が届いていたので、昨日の昼休みと終業後に、最後の仕上げ作業をしました。

 

まず、メインセールのコントロールロープを留めるカムクリート部分に多少の工夫。

位置によってはカムが外れやすいので、ガイドを設けたんです。

 

当たり前ですが、 セイルを閉じると(ブームが近くなる)黄色線の様に、上にロープが引かれますので、それを赤矢印のガイドを付けて、外れにくくする。 

 

これはブームバングを設けていないので、下の方にブームを引く役割も持たせています。

 

次がいよいよステアリングコントロールライン。

まず取り付けるのはクリート。

ドリルでステアリング本体サイドに穴を開け、タップを立てます。

アルミが1.6mm厚、樹脂部分合わせると3~4mm有るので強度的には十分。

取り付けたクリート

さて、一応はコントロールラインを簡単に取り回して、操舵の様子をみます。

OK! 

そして、その次の課題というか本題です。

実はコントロールシートロープを張りすぎると、操作が重くなり、張りが弱いと遊びが大きくなるという状態が発生します。

さらにステアリングを真っ直ぐにしても、ラダーが真っ直ぐになる様に、アライメント調整もしなければならず、

その為に現実に何度もロープを引いたり、張り直したり、調整したりという準備を行わなければならないんです。 

 

そこで、これをローラ付きのカムクリートを使ったワンタッチセッティング方式へ設計通り変更します。

まず片側のシートロープをしてステアリングの穴へと通してエイトノットで縛ります。

この時にラダーが少し傾いた状態になる様にセット。

そして、もう片方のシートロープにはローラ付きカムクリートを付けます。

でもって、ローラーカムクリートのシートをステアリングに通して、ラダーが真ん中になる位置までシートロープを引いていくと

 

簡単に言うと、ステアリングのセンターとラダーのセンターラインがピタリと並ぶところまで引いてくと、アライメントが自動調整され、同時にロープの張り具合が(テンション)が適度な張りになるという構造。 

二つの調整が一発で出来るという。 ウルトラ優れもの??設計なんです。

後は余りのロープをステアリングのクリートに通して、マストなどに結んで適当に処理すればOK

 

どんな結び方しても良いのですけど、とにかくクリートから外れなければ良いんですね。

 

 

さて、これをもって単なるフイッシングカヤックの、トリマランセーリングカヤックへの改造は終了しました。 

このステアリング方式は余りにも高級だよな~このカヤックには・・・・ 

 


マイナーチューンその2

2015年07月13日 | フイッシングカヤック

結局、海上テストが出来なかった昨日。

それでもマイナーチューンは続きます。 ウインドサーフィンの店によってダイニーマを6m購入。

 

今朝、以前から書いている ステアリングコントロールのラインをナイロンからダイニーマに変更。

交換は末端にテープで結んで引き出すだけなのであっという間に交換が完了します。

船の中をこんなふうに通っています。

テンションかかっていないので、ダラリ・・・ですが、一つだけ気がついたことが。

実は釣り竿用のロッドホルダーがこのステアリングラインと接触する可能性がある事に気がついたんです。

水色の部分は足場のリブですが、黒いロッドホルダがきわどいところに出ていて。

下手するとホルダーの外側にロープが廻る可能性が否めなくて、結構なテンションかけるので、黄色丸のようにロープを持ち上げておかないとまずい・・・

 

黒い線の様なところをシートロープが通るとホルダに赤矢印方向への力が加わって際限なくまずい。

常に赤線のところにロープが来るようにホールドする事を考えます。

そして取った方法が、これ。 本来配線を通すナイロンクランプですが、 ロッドホルダを外したところから取り付けました。 

これで無事にステアリングラインの張り替えは完了。

一度操作してみると、 ダイニーマの滑りやすさが半端なくて、 おまけに上記の吊りを設けたせいで、変な時にホルダに引っかからなくなり、 極めて操作性は良好になりました。

後はステアリングシートロープをテンションかけたまま固定する方法。

これはやはりクリートだろうな・・・・やはり。

 

以上マイナーチューン その2でした。

 

 


ドッバ~ン! 恐ろしい・・・

2015年07月12日 | フイッシングカヤック

やっと晴れ間も出て、今日はマジで楽しむぜ! なんて家を出た僕。

見ての通りにオモチャ満載。  きゃははは!

二階建てになる構造の、このキャンピングカー。

上の階はセイルとマストがぎっしり積載されている。

そのすぐ下にボード二枚吊れるようになっていて、 横バーの 右には釣り竿やらパドルやら。

ファルコン(カヤック)のマストだなんだかんだ・・・・

フラットにしたシートには、そのファルコン(カヤック)がどっかりと乗っかって、 左にはハーネスやライフジャケット。

右にはブーム等。席の下は椅子やらウインドの小物やら何やらがぎっしり。

後ろはクーラボックスやら釣用のバックやら着替えやらタオルやら何やら。

 

 

さてさて、今日は午前中の風無しの時にファルコンのカヤックモードで釣に出て、 風が少し上がったら、セイリングトリマラン(カヤック)にしてトローリング。

午後にはウインドサーフィンに切り替えて、

 

むふふふふ!

 

ワクワク ワクワク

 

ところがだ、

 

何じゃこりゃ~~~~~~~!

此処はハワイのノースショアか?という海の荒れ方。

沖を見ていると風が弱いので小波というのは無いのですけど、 台風の影響を受けてうねりが入り込んでいて。

浜は人の高さほどの砕け波が爆裂しまくり。

だれも釣なんぞしていない  爆汗

当たり前だけど、完全遊泳禁止。

こんな中、ウインドで出たりしたら、一発でマスト折られて はい10万円 と言うことになる。

がっくりくるけど、こればかりは自然現象故に仕方ない。

カヤックも、壊したければ?出るのがお勧めだと思うけど、 そういったM感覚は無いので、今日は海を見てすごす一日なりそうです。

 

でもね風が涼しいので、 昼飯食べたら眠くなってきて、少しだけ車内で昼寝。 

起きたら、 風が適度に上がっていて、でもウインド走る風という程でも無く。

 

せっかくだから、 ファルコンを艤装して、 セイルにパワーを受けてみようかと。

設計通りにセイルがコントロールするか、メインセイルのリーチは開く機能を発揮するか?

等々、陸に船を置いた状態で調べられることは山のようにあります。

でもって早速セット。

まずは、風に対して上り角度取れるかの陸上テスト。

ジブセイルとメインセイルの、張りや操作感、強風時にリーチが開くかを見ていますが、

ほぼ理想的。  

 

セイルに風を受けて、だんだんと船が傾き、きちんとパワーを受け流しているのが分る。

 

角度を変えての写真。

良い感じですけど、メインセイルのトップチップの角度をマストに対して90度では無くて

もう少し上に向けた方が性能的に良さそうです。やっぱりウインドのセイルはよく出来ているなと・・・・実際に風を受けるとよく分ります。

*半端ない波砕けは、写真奥の人の大きさ見てもらえると分ります。

これはまだ小さい方かな・・・・

色々な角度でセイルの動きを見て、 自分の経験からは十分すぎるほどなのが解り、

最後にフレークさせてみます。

 

一発でセイルが落ちてくれて、ファーリングも簡単。

ジブだけできちっと上り角度とって走れるように、リトラクタブルダガーの位置を計算しているので、 余り酷く吹き上がったら、ジブセイルだけで?もどって来ます。

まあ、そんな状態になるまで海上にい居ませんけど 笑

帰りは渋滞に巻き込まれて、 さらには調子悪い オートマが気温の影響で更におかしくて、

燃費がリッター4km程度まで低下。

イライラしながらの帰宅となりました。

 

今週末も台風で駄目だし、夏は短いのにね・・・・

 

 


もうマイナーチューニング???(笑)

2015年07月11日 | フイッシングカヤック

翻訳から通訳、 実際の作業から現場指示までなんでもやる 技術家の僕にとって、 常に流動的で変化し続ける風という相手は、とても難しい。

今日は、ほぼ完成間近のファルコン(カヤック)に、少しだけマイナーチューンを施しました。

だからなに?と言われると答えようが無いけど、せっかく僕のところに嫁いできたのだから、目一杯輝いてもらいたいと思うんです。


まずはグロメット。

買い忘れてステアリングシートロープを タダの穴に通していたところに取り付けます。

続けてステアリング周りの考察。

コントロールシートロープは近いうちに交換しますが、ナイロンとは違って伸び率0%のダイニーマをどう固定するか? テンションのかける方法は?
やはりクリート使うか????

色々と悩みます。

とびきりの美人にしたいですからね! 

次はマストベースのスペーサー。
面倒なくせに無いと不便なので、落としにくいようにこんな工夫。

そして最後は、メインシートのカムクリュート。

このくらいのセーリングカヤックは、メインセイルのコントロールシートロープを手で持っているのが普通ですけど、

経験的に両手を使いたいときがあって、その際にカムクリュートがとても重要なんです。

色々と検討して 

赤丸の位置がベストかと?

でもって穴開け 。

カムクリューとは左右に設けました。

 

二つとは半端ない贅沢。 (^^)>

解っているけど、僕にとって大切なセーリングカヤックですから。