お昼前かな~ ドアをノックして 「XXXさん!」と呼びに来た。 ん??
”誰だろう?” とドア開けたら、うちのセクションではないけど、他部署の若衆がいる。
「どした?」と聞くと、 「あの~解らないんですけど・・・」とかなんとか。
一緒に行くと、 装置の裏にごそっと来ている配線の束の一本が、どこに行ってるか?が判らないらしい。
で、これこれ しかじか 云々と 説明するぼく。
しばらく付き合って、落ち着いたみたいなので、 部屋に戻った僕。
すると11時半頃に また、ノック
出るとやはりさっきの若衆で、 「今度は どしたん?」と聞くと 「半田ごてマシン有りませんか?」との事。
「ここにあるよ!」 と、連れていって、 それはいいのですけど、「なにするんだ?」と聞くと、
テスト用に誰かが作成してあった「スペシャルコードのクリップが外れたんです」 あらら
あのな~でかい図体で、よく考えもせずに無理かけたんだろ~~~~~ と思う僕。
直すと言っているけど、 こんな繊細な作業なんか彼らに出来るはずがないのは、これまで散々見てきたので百も承知。
で、やらせるのも一つの経験ですけど、どんどんと酷くなるのに耐えられない僕は、
「俺が修理するから、飯食いにいってこい!」 と、一言。
3人雁首揃えて、暗い顔をしていたのが一発で笑顔に変化 なんつ~単純さだべ だははは
さて、受け取ったケーブルを修理開始。
布引の素材にシールド線の入った特殊なコードで、本来はこうしたクリップを付けるのは無理が有る。
信号だけのチェックに使う故、 配線が細く、 内部の二つの配線は細いし、その被服の内部には強度補強の為のナイロン繊維が入っている。
これを直すというのは、結構面倒なんですね、実は。
とりあえずクリップのカバーを剥がしたら、 すさまじいまでの雑作業、うるとら芋半田だし・・・・
+ 使うクリップの種類そのものが間違っているでね~の 駄目だこりゃ・・・
で、取りあえずクリップの半田を溶かし、芋半田ごと配線を取り去り。
再使用できるか?ですが、どう考えても無理な感じなので、新しいクリップに 両方とも交換します。
ビニールテープで巻くという子供騙しみたいな事をしているので、 これはヒートシュリンクできちんとほつれ留加工。
15分程度で 修理完了です。
そのまま、ディスクの上に置いておきましたが、戻ってきた彼らが使ったのかどうか?は不明。
監視するのが、僕の仕事じゃないので (笑)
それより、 例も言わずに帰りよったバイ! あいつら
ぎゃはははは! 何時ものこっちゃ!! 簡単だと思ってるからな~~~~