ここにきて娘の反抗が激しくなっています、しかし、本格的ピークが来るのはまだまだ先。
数年にわたる親と子の戦いの真っ只中でもあります。
この年齢になると、子供は自分の考えをはっきりと言うようになります、ただ、大人と言い争って勝てるほどにまで論理思考が到達してないために、ときおり自分が勝つ為だけに感情交じりの論争に変化しやすく、おかしな展開になります。 親はいたって冷静なので、その対比が可笑しいというか・・・
たとえばテレビを見ていると、その番組に対しての評価の仕方をめぐって自分の考えと親の考えが合わないとすぐに始まります。 子供なりに考え解釈し、それを言葉にしているわけです。
間違っている事もありますし、正しい事を言っている事もあります。
明らかな誤りでもなければ、それなりに話を聞きますし、言葉が悪くなっても許しています。
そうしている間は、脳がフル回転し、大人の思考へと激しく成長しているわけですから、それを頭ごなしに反抗的だと叱るような愚かな親ではありません。
ただ、難しいのは、この反抗期とやらが、親と子を離れさせるべく本能がもたらしたものであるという事から、どうしても感情交じりになりがちな反応に対し、その都度どう対応すべきかという細かい面での事があります。
親の正義は子にとって正しいという事ではなく、というか、正しくても、まだ幼い経験はその正しさを理解できないわけで、自分が青年時代に親に口答えしていた事は、今考えれば明らかな誤りでしかなくても、しかしながらその当時には、そうはとれなかった訳で、それ自体は私の明らかな経験としてあるわけです。
行動を伴いながらの大きな過ちが無い限りは、父親としてしかりつける事はまず皆無ですが、
誰が見ても、どう考えてもまちがいである事を叱る事は、どんなに娘が反抗したとしても、最終的には娘自体が理解をしえるものだからです。
それ以外のグレーゾーン、すなわちその年齢にて黒白はっきりしないものは、「自分自身で痛い目にあって決めろ!」、私はそう考えています。
そんな反抗期もどこえやら? と昔さんざん人騒がせしていた息子は、娘と私達親との会話を黙って聞いていますが、最近可笑しかったのは、爪のこと。
娘はなぜか爪にこだわるところがあり、伸ばしたがります。 おしゃれの概念がでて来ている事もあります。 私が「週に一度は見せろ」というと、「分ってる!」と猛反発。 家内がそこで一言口を挟んだことから当然のように騒ぎになります。
娘が自分で切っているのは知ってますが、全体的に少し長めの為、時折ジャブのつもりでこちらから話を持ち出しすわけですが。
そのとき猛反発で大騒ぎのしていた娘(というか一人で興奮している)の近くにいた息子。
「大体家の親はいつもそうなんだよな!」と始まりました。
それに便乗した娘は「そうだ! そうだ! ほんとうにそう!」と言い出す始末。
「お!来るか?」久しぶりに論戦開始か?とおもった次の瞬間、息子の口から出た言葉は
「3日に一度見てもらえ!」と娘にドカン!
一瞬の沈黙の後、ふてくされた娘と大爆笑する私達がいました。
そんな息子も、5年前には大変だったんですがね・・・・・・・・