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帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

海・南風・そして何より”真夏の太陽”が大好きな翔です。

「よろしく!」  

言語の壁

2016年12月21日 | Weblog

このところ、ある件で応援要請がかかって、やおら引っ張り出された僕。

 

なんでも、かなり苦労しているとかで・・・・・

 

詳細なことはほとんど書けませんが、GOJ(日○政府)のプロジェクトの一つで、

知ってはいた物の、特段関わっていなかった(意図的に避けていた?)一件です。

引っ張り込まれたのは、 一番重要な、現行システムと新設システムの整合性と接続をどうするか?という部分で、

受注業者のもってきた図面を、ざっと見ただけですぐに粗方の方法は理解できた物の、 肝心の米国メーカーからの正式回答が無い限りは僕の言うとおりにやらせる訳には行かない。

 

手がけているのは、日本でもかなり大きくて、且つ信頼性の高い会社ですが、なんせ言語の壁が立ちはだかって、それで手間取っているらしい。

通訳を雇っても全く使い物にならないのが、この技術の世界。

辺り前の事ですが、 技術英文の作成には その背景となる専門的知識が無ければ、

通訳学校を出ようが、外語大出ようが、 帰国子女だろうが、まったく通訳も翻訳も出来ない。

 

訳してもらうに、単語そのものが”何なのか?”を知らないのだから、まずその単語を説明して、その説明の中に出てくる単語をさらに説明して、その中の単語をまた更に説明してと、際限なく広がっていき、

しかしながら出来た文章は????  なんだこりゃ~~~!

 

これは僕も今までさんざん見てきたこと。

なので専門性を持つ文章はレターサイズ一枚で10~20万円は軽くする、

翻訳も通訳も 時間当たり数万から~なんてコストがかかる。

 

そんな感じなのですが、僕なら若衆に説明して代書させるか、場合により自分でパカパカ作成してしまうのですが、 日本の会社はとにかく正確性を追求するので、

それが良い面でも有り、悪い面でもあって、簡単な事でさえもいちいち無駄な時間がかかる。

単語の綴り間違いや、句読点な、なんか「どうでもいいんだよ!」と思ってしまうんですけど、日本はね~~~~・・・・・

呼ばれた以上、そして一度関わった以上は、いい加減には出来ないわけだけど、

取りあえずは一番コアとなっているシステムの、インストラクションマニュアルだけをもらい(でないと分厚いのが馬鹿みたいにあるので)、

一通り目を通して、頭の中で3次元立体図を描きながら、接続や構成を作りあげ、最後に頭の中で動作をシュミレートする。

 

現地からの正規回答、が僕の考えとまったく同じにシンクロすればその通りにするように、と言うけど、 そうで無いなら、その不整合点をさらに本国に質問状として送るように進言する。

また、もう一方で、責任分解点が不明瞭なところが一部有り、それは場合によりこちらから現地にコンタクトする必要がありそうだ・・・・

今週末で僕はクリスマスと正月休みに入る、「やんね~ぞもう!」   にゃははは。